2008/6/30

パリ郊外 ドルディーヴDordives [17]   管理釣り場 FF Fields 1
さて、それでは続きを。

あの辺もどうも気配がする。フライボロボロで、こんなのどうかな、という黒いフライに変えてみる。やはり首回りバサバサの。

狙いどおり。追ってきた。走る、走る、おっきい〜。しっかりフッキングしていたのに、遂にジャンプされ切られる。

大きかったのに…。と思うが、命がけの大ジャンプに敬意を表して許すことにする。同じフライをつけ直す。

ここで事件勃発。

騒がしい様子を見にきた同行アングラーが、当方ラインに足をひっかけたまま立ち去ろうとした。イタタッ。左人差し指の腹を、つけたばかりのフライが転がる。更に、イターイ、と叫ぶも、次の瞬間、グッサリ。爪の縁のところに刺さってしまった。引っぱっても抜けない。

ヤバイ、イタイより何よりヤバイ。

無理に引っぱって、鉤が折れたらどうしよう。フォーセップでも抜けない。いったい、どうすんだ。しばしの沈黙…。

こりゃだめだ。ムッシュー呼んできて。

と、加害者は意を決したように、フォーセップを手に取り、グンと力を入れ引っ張った。

イタ〜イ、幸いにも鉤は折れず、外れた…。

ああ、こわかった(私は小心)。フライつけたまま、救急病院かと思った。もちろん、ブログネタに写真を撮るような心の余裕はなく、悪しからず。

血が噴き出て、ジンジン、ドクドク痛い。絆創膏と消毒液を取りに行ってもらう。が、なかなか戻って来ない。引き続き、大変痛い。しかし、腕時計のマズメマークが目にはいる。もう直ぐマズメ時間が終わって、マークが消えてしまうだろう。ヒーヒーとうずくまっている場合ではない…。

あまりの遅さに、遂に辛抱ならず、立ち上がってキャスティング。

すると、あっさりまた釣れてしまった。また、大きい。エグレに逃げ込もうとする。待て〜。ティッシュで巻いた左指はジンジンで、さすがにバランス取れず、逃したところに、消毒液が届く。

そのあとは、痛いは痛いが、釣りしているほうが痛さも忘れるし、バラシたり切られたりもしながらも、こんなの他、計5尾ほどランディング。血の臭いが魚を呼ぶ?まさか。

本日の教訓は、もちろん、バーブは自分のためにも、良くつぶしておくこと。この日は、就寝時まで左手ジンジンで、全身に黴菌がまわる妄想に取り憑かれたが、翌朝起きてみたら完治。

魚は痛みの感覚はないと聞いたことがあるが、それにしても、ハリにかかる時の魚の気持ち、というか、感覚がなるほど良くわかった。カツカツカツとでもいうような接触の異和感は、迫る危機を知らせるアラーム。回避努力も虚しく罠に落ちたと認識した時の絶望。

続く…。
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2008/6/19

パリ郊外 ドルディーヴDordives [16]    管理釣り場 FF Fields 1
最初に釣れた場所に戻ってみる。じっ〜と目を凝らすと、この辺りの水面下、底のほうにやはり気配がある。しかし、完全に沈めると藻の最中で魚に見つけてもらいにくいし、動かすと藻をかぶる。そうだ、今日はウエットフライの練習だった。

ウエットフライをやってみると言っても、本日はクイルのウィングはついていない、首(というかアイ)まわりにバサバサと動くようなハックルを巻いたタイプのを使ってみる。イマージャーっぽいの。理由はないが、フライ自体はニンフでも良さそうなところを、多分に対藻草対策なので。

テキストを思い出しながら、ラインのテンションを保って、フライが流れを横切るように。ここは流れというほどのものはないので、ドラグもかかりにくく、ウェット初心者にちょうど良い。

成功。
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先刻のようなサイズはないが、こういうみずみずしいのは好きだ。お勉強の成果が出たという意味でも、大変満足。

続く…。
関連書籍

ウエットフライフィッシングって、ウェットフライをそれ用の操作で釣ることだと思っていたが、結構あれこれ、奥やら幅やらありそうだ。まだ、読んでいる途中であるが、これってウェットフライのテクニックだったんだというももあるし、ウェットフライってこんなことやるの?というのもあり。いろいろやってみるのには、まず自分の釣りの幅を広げないと。読みやすい、わかりやすい。この日やってみたのはテキストのほんの一部の教えだが、とにかくこの日はおかげさまで結果出せましたという実感。重要ポイントを、事あるごとにリマインドしてくれるしつこさも私向け。

ウエットフライフィッシング イージーエントリー

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2008/6/17

パリ郊外 ドルディーヴDordives [15]    管理釣り場 FF Fields 1
さすがに邪魔する野暮もしかね、観察にも飽き、彼方でオーナーの猫がニャアニャア鳴いているのでかまいに行く。犬猫の類は好きだ。特に猫は、自分の身勝手さを隠さない正直さが好きだ。どうだ、魚くさいだろう、と随分いじくっていたが(1尾あげている余裕)、ピピピピッと腕時計が鳴った。マズメ時を知らせる新兵器(後述)。10時前。

泉直結の渓流部に移動。
水面での捕食はしていない模様。
ここは水が澄み過ぎていて、すぐ逃げる。
逃げないのは、食わない。あまりやる気無さそう。
いろいろ試してはみたが、諦めて戻り始める。

クリックすると元のサイズで表示します寝ている鱒発見。
クリックすると元のサイズで表示します かねがね魚はどうやって眠るのかと思っていた。
これがそうに違いない!?
少なくとも私には寝ているように見える。
2尾とも、腹を地面につけ動かない。
2尾とも、上流方面を向いていない。
一応、岩のふりをしたり、草に隠れたりしているつもりのようだ。
目を開いたまま(瞼無いから)眠ると、眼は見えるのか、それとも見えなくなるのか。
それとも病気か?
とにかく、全くやる気なしの様相。
こうあからさまにされると、こちらも戦意を失うなあ。
本当にマズメ時か?

続く…。

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2008/6/17

パリ郊外 ドルディーヴDordives [14]    管理釣り場 FF Fields 1
そうそう、ウェットフライフィッシングの練習が本日のテーマであった。ここ1年以上、藻の繁殖の激しいこのフィールドを克服するために、ウェットフライの本を入手して読んだ(まだ読んでいる途中)のである。えぇっと…、ラインのテンションを保って…、とやっていると、向こうのほうでバシャッ。

すわライズかと忍び足で近寄ってみると、2尾の鱒が円を描くようにぐるぐる回っている。なんだこれ? ちびくろサンボでバターになるぞ、というくらい、ぐるぐる回り続ける。こちらのことなど目もくれずに回っている。エッチしてるのだろうか? そういう季節だろうか? とにかく、一尾がもう一尾の尻(尾)を懸命に追いかけている。追いかけられているほうは、時々、イヤイヤとばかりに方向を変えたりするのであるが、また元のグルグル回りになるのであった。とにかく仲良いことには変わりない。10分以上こんな具合。

こういう場合、やはりそろそろ動画とかYou Tubeとかをマスターせねばならないか。静止連続画ではこんな感じ。

クリックすると元のサイズで表示しますクリックすると元のサイズで表示しますクリックすると元のサイズで表示しますクリックすると元のサイズで表示します

続く…。
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2008/6/16

パリ郊外 ドルディーヴDordives [13]    管理釣り場 FF Fields 1
そういう訳でいろいろ迷った挙句、今回は自然渓流を断念して、パリ郊外、ドルディヴのフライフィッシング専用管理釣り場に行くことにした。管理釣り場といっても、自然渓流と泉から水を引いているし、大きな庭園の中で釣りするような感じ。

8時過ぎに到着。フィールドに出てみると、やはりだいぶ濁っている。落下物、流下物も水面にひろがっていて、竿を出せる(出したい)場所は限られる。魚影は視認できず、そろって藻の中に隠れている様子。

竿を振り始めてしばらくすると、オーナーのムッシューがやってきて、ご挨拶。竿を出しっぱなしのままあれこれ立ち話をしていたら、ブルブルッ、で、1尾目。魚体は40センチ近くあり、立派で美しかったが、ランディングの際に流化の泥を拾った藻まみれになってしまい、写真はやめておいた。ムッシューに聞くと、やはり雨がずっと続いていたせいらしい。

釣ったというより釣れてしまった1尾目であるが、これで心の余裕ができた。

続く…。
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