2008/11/3

ロワール河 釣り師の館  遊(釣り以外) Other Leisure
フランス、パリからは南西方面、フランス旅行リピーターなら、一度は出かけるロワール河の古城巡り。フランス最長の川、ロワールの河畔、特にトゥールToursから東方、アンボワーズAmboiseブロワBlois周辺には、荘厳、壮麗な著名シャトーが点在する。

そのままずっと100キロ以上も東へ足を延ばすなら、釣りのコレクションを公開しているシャトーがあると聞いていた。

ラ・ビュシエール城、la Bussière。シャトーに一歩踏み込むと、ここにもまた、釣りバカが一人。フライを含む各種釣法の道具、額絵などが室内見渡す限り、びっちり。

ミュージアム風ではなく、多分に調度としてのしつらえ。コレクションに囲まれ、ニンマリご満悦のコレクター城主(故人?)の姿が目に浮かぶ。

クリックすると元のサイズで表示しますクリックすると元のサイズで表示します順路を辿って地下に下ると、ロッドやリールの展示室もあり。

再び1階に上がり、ロワール河の壁紙がパノラマに広がるサロン。魚や鯉をモチーフにした絵皿や浮世絵もあり。この方、鯉釣り愛好者であるらしい。挙句には鯉のぼりも登場。ここまで来るとちょっとキワモノ?

いかにも大物カルナシエが潜んでいそうなロワール河。鱒も上流域にいるらしい。

フランス人のカルナシエ好き。鯉は、カルナシエの中でも人気者。リリースには、それはもう愛おしそうに水に送り出してやる仏人鯉釣り師たち。

あっちの方向やら、こっちの方向やら、それぞれイッチャッテイル人たちに思いを致す。なんだか、心が妙に安らかに。

敷地内には、緑の中で子供も遊べるスペースもあり。ジアン焼で有名なGienの町から車ですぐ。

追記 ロワール川上流域の増水、洪水のニュースが流れている。コルシカ島東部も洪水だそうだ。共に死傷者は出ていない模様ではあるが、心よりお見舞い申し上げます。

追記2 パリから直接ラ・ビュシエール城を訪ねるなら、南方へ車で約1時間半。
 
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2008/8/28

コルシカで釣りたい [3]  遊(釣り以外) Other Leisure
ここでちょっとコルシカの島内交通について。

コルシカの道路。国道は良く舗装されているが片側1車線ずつが主。県道のアスファルトはしばしばボコボコで狭く、至るところで蛇行している。海辺とて、車でアクセスできず船でしか行けない場所が多々ある。だからこそ海も山も、大型開発もなく野性味を残した自然美が守られているのだろう。これまで3回の滞在中、ミニバス含め観光バスの類は1台も見かけていない。乗用車も小型が多い。

コルシカ初訪問時(20年前)、崖から落ちて山肌にはりついたままになっている事故車を見て、凄いところだと思ったのを覚えている。その頃に比べれば、ガードレール(実際には低い石垣や杭)はだいぶ増えたように見受けるが、崖なのに何にもないところも相変わらずあり。但し、実際に交通事故が多いのは、多分に見通し良く真っ直ぐな東部の国道198号線だそうだ。

それでは、公共の交通機関はどうか。電車やバスのサービスは本数少なく進行速度も遅いので、相当時間が食われることを覚悟する必要がある。但し、今回初めて乗ってみたコルシカ鉄道Chemin de Fer Corseは、それはレトロな味があり、また車窓からの景観が素晴らしい。

乗ってみたのは、山間部を行く北東バスチアBastia〜中央部コルテCorte間(約70キロで車では1時間強のところを2時間弱で、コルテCorte〜西方アジャクシオAjaccio間(約80キロで車では1時間半のところを約2時間で)、北西部バラーニュBalagneの海辺を行くイル・ルスL'Île-RousseカルヴィCalvi間(約30キロで車でも鉄道でも約30分)。

乗ったのはいずれも2両編成。エアコン? とんでもない! レトロということは、即ち古〜い。気合いははいっている(音は凄い)が、なかなか進まない。小さな駅はリクエスト・ストップ。海辺線は、ビーチを繋ぐ江ノ電か。ホームもろくにない停留所もあり、道端からそのまま乗ってきたりする。いずれも、鉄道ファンでなくとも心躍る道行き。

クリックすると元のサイズで表示しますクリックすると元のサイズで表示しますクリックすると元のサイズで表示しますクリックすると元のサイズで表示しますクリックすると元のサイズで表示しますクリックすると元のサイズで表示しますクリックすると元のサイズで表示しますクリックすると元のサイズで表示します

続く…。
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2008/5/17

セーヌ川源流域 で鱒釣り ブルゴーニュ地方 [3]   遊(釣り以外) Other Leisure
それで、結局ブルゴーニュ地方のこの辺りが好きだ。ここのブラウントラウトや渓相、釣行だけでなく、この僅かにヒリーな田園風景の中をふらふら行くのがなんとも心地よい。シャティヨン・シュル・セーヌChâtillon sur Seineより上流のセーヌ川は透明度を増し、まったりとした流れながらも清廉。

華がないのが良い。目玉観光名所もない。大型観光バスとは無縁の世界だ。

ワインなら同じブルゴーニュ地方、コートドール県でも南方のボーヌを中心に南北に延びるエリアだろう。シャンパンなら、シャティヨン・シュル・セーヌの町からシャーンパーニュ・アルデーニュ地方はオード県Audeとの県境までは、北へ15キロ程度。このふたつの世界に名だたる銘醸造地の間にひっそり控える姿がいじらしい。

そう、直ぐそこはシャンパーニュ地方。クレマン(・ド・ブルゴーニュ)の製法は、シャンパンと同じシャンプノワーズ製法だし、プロの見解はさておいて行政区分の県境があったところで元を正せばおんなじ、なのでは。そう思って宿のムッシューに選んでもらったクレマンの蔵元、ドメーヌ・ブリガンDomaine Brigandを訪問。テイスティングをすると、やはり。キレがある。1ダース購入。

今回の宿は、フライフィッシングガイドをお願いしたFrançois DELINEさんの手配でシャティヨンの街中にあるHôtel de la Côte d’Or。ここのレストランでいただいた夕食のシャロレ牛のフィレステーキもジュワッと美味しかったよ。あれ、いつの間にか、また食べる話に…。

尚、この辺りのアクセスについてはあらためて観察してみたが、やはり源流域近くではバスやバス停などは見かけなかった。(モンバールとシャティヨン・シュル・セーヌ間はSNCFのバスが走っている。)ドライブやサイクリングは最高に気持ち良いと思う一帯であり、モンバールMontbardかディジョンDijonからレンタカーか貸自転車というのが現実的と思われる。セーヌ源泉、セコイアの泉は観光名所的セッティングではないので、気合いを入れて行くと拍子抜けするかも。
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2007/10/23

スイスで温泉  遊(釣り以外) Other Leisure
スイスの温泉には、なかなか良いのがあるらしい、とは思っていたが。

Bad Ragazバート・ラガッツの温泉は、思ったよりチューリッヒからも近く(約100キロ)、温泉としても設備としても十分満足のいくものだった。

Tamina タミナ
 
内湯と外湯があり、日本人好きのする清潔さと設備。風呂をあがると、タオル、と言うより大きなシーツを肩からかけてくれるのがどこかサナトリウム的。で、そのシーツにくるまりデッキチェアにひっくり返ってグレーな空を見上げれば、トーマス・マンの「魔の山」の舞台となったダボスDabosもそう遠くないんだなあ(50キロ)。

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2007/8/9

イタリアン・リビエラでトレッキング 続き  遊(釣り以外) Other Leisure
5つのうち崖上にあって海辺から離れてある農村コルニリアに行くには心臓破り?の階段(男坂)を登る、か、もしくは坂下の駅前からバスに乗ったりバス道(女坂)を歩いても行ける。そこまでは、多分に平易な道。

クリックすると元のサイズで表示しますコルニリアの村を過ぎたあたりから段々トレッキングっぽくなる。ここまで全部で3時間半ほどかかって歩いて、あー疲れた、腹へった。ガイドブックにあるヴェルネッツァのリストランテをコルニリアから携帯電話で予約しておくという食への執着が報われ、期待を遥かに上回る美食ランチとなった。

モンテロッソ〜ヴェルネッツァ間約4キロは、2日目に別途、モンテロッソ側からトレッキングステッキを携え挑戦。ぶどう畑を抜けながら登る道は、確かに急勾配の連続。視界の開けた岸壁沿いの道に出ると幅が狭くて対向者と容易にすれ違えないところもあるし、切り立っていて高所がダメな私が下を見るのは憚られる場所もある。それでも、頂上近くに立てば、斜面に広がる葡萄畑に紺碧の地中海。なんとなくヤミツキの予感。

クリックすると元のサイズで表示しますチンクェ・テーレのトレッキングルートは有料で、1日券5ユーロであった。数日券もあり。私が経験したコースで見る限り、道標はわかりやすく、険しいところも足元は良く整備されていて自分のようなトレッキング初心者でも取り組みやすい。先日のピレネー同様、ゴミも見事なくらい無い。要所には検札を兼ねスタッフが待機してのサポート体制もあり、有料とするだけのことはあるかと感じる次第。他にも上級者コースがいろいろあるようだ。街中のParco Nazionale delle Cinque Terreの案内所も、モンテロッソの町の観光案内所より余程ヘルプフル。各町村は鉄道および船で繋がれているので、体力に応じて一部区間のトレッキングもしやすいし、ここまで来たなら海水浴だけでなく是非にと思う。

追記 チンクェテッレの例えばモンテロッソまでは、電車ミラノフィレンツェから2〜3時間。

追記 (4/2008)

TBSのテレビ番組「世界ふしぎ発見」で4月12日、チンクエテッレの放映があった模様。見たい!人は「リヴィエラ海岸 絶壁に立つ五つの村の秘密!」の録画を入手してみて。

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2007/8/9

イタリアン・リビエラでトレッキング  遊(釣り以外) Other Leisure
釣りの代わりにというわけではないが、チンクエ・テッレでトレッキングしてみた。トレッキングシューズもトレッキングステッキも持ってきてある。

イタリア北部、ペストと産業貿易港で知られるジェノヴァや元漁村系のポルトフィーノPortofinoの東方、チンクェ・テーレ(5 terre)。西側からモンテロッソ・アル・マーレMonterosso al Mare, ヴェルナッツァVernazza, コルニリアCorniglia, マナローラManarola, リオマジョーレRiomaggioreの5つの町村を繋ぐ地中海沿岸の一帯。トレッキング・ルートが多数整備されており、その中でほぼ海岸線を辿るSentiero Azurroのルートを歩く。

海岸線は切り立った崖続きなので、浜辺を行くイメージではなく岸壁を辿るような格好。ルタール・ガイドによると、モンテロッソ〜ヴェルナッツァ間は殊更険しいというので、まずはこの区間を除いてリオマジョーレからヴェルナッツァの間約8キロをやる。5つのうちの最西方の街モンテロッソを起点に最東方のリオマジョーレまで行き、そこから歩き始めた。

リオマジョーレからマナローラまでは、トレッキングというより遊歩道。サンダル履きでも歩けそう。この道は、via dell’Amore愛の小径と名づけられ、途中にバールもあって記念みやげも売っている、要するに西伊豆の恋人岬のノリ。

続く。
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2006/6/30

アルプス地方 シェラン川 [9] 周辺 2  遊(釣り以外) Other Leisure
目はむしろブルジェ湖に向いた。フランス最大の湖(4,462ヘクタール)。目と鼻の先のレマン湖畔に富豪の邸宅が散らばっているのとは対照的。なんともしっとりした眺めである。まだいくつか漁村が残っているそうで、そんなところを是非とも訪れたかったが残念ながら時間切れ。ブルジェ湖の眺めは、電車(TGV)または車でも、エクスレバン〜Culoz(北西、つまりパリ寄り)間を走ると、湖畔をほぼ半周するのでその美しさをたっぷり満喫できる。

尚、素朴な面影を今も残すこの一帯。なんとこのブルジェ湖の北から西にかけての湖畔では、紀元前3500年前に人類が住み始めたそうだ。紀元前2〜3000年前からのアヌシー湖畔より古く、共にアルプスでも最も人類の歴史が古い一帯というのを初めて知った。

もうひとつ時間切れだったのが、水族館。丁度というにはタイミングが良過ぎるが、ケーブルテレビでブルジェ湖に棲息する魚と水族館についての番組を放映していた。約50種の中でも筆頭に挙げられたのは、例のféra。いろいろ呼び名はあるけれどブルジェ湖、アヌシー湖、レマン湖とアルプスの湖を代表する魚だそうだ。番組の最後には、地元のレストランのシェフがレシピを紹介していた。

アヌシー及びエクス・レ・バンは、ジュネーヴからでそれぞれ40キロ強、70キロ強。パリからなら、550キロ前後。ジュネーヴから電車なら1時間強。パリからTGVの場合、エクス・レ・バンまで3時間強、アヌシーまではプラス30分ほど。
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2006/6/30

アルプス地方 シェラン川 [8] 周辺  遊(釣り以外) Other Leisure
エクス・レ・バンAix les Bainsは、ブルジェ湖Lac du Bourget畔にあるフランス第2の温泉郷。と言ってもひなびた町。日本にもありそうな、と言うと語弊があるが、どこか通ずる風情を感じるのは私だけだろうか。湯治場だけあって、一見して年齢層が高い。国立の湯治院Thermes Nationauxがふたつある。18世紀に遡る湯治院は大部分が改装を経て入り口付近は控えめなアールデコで、病院風の構え。一部は19世紀の部分が残っていて見学ツアーがあるらしいので、時間があれば面白そう。もう一方は今世紀に入ってからの別棟の建物で、観光客も受け付けるらしい。この町にも、近くのエヴィアンEvianThonon les Bainsトノン・レ・バン(共に北東へ100km強)同様、エクス・レ・バンのミネラル・ウォーターがある。

bainsというのはフランス語で温泉。フランス語の地名でナントカ・レ・バンというのは、もともと温泉、湯治の町。

エクス・・・は街中に特に観光すべきものがあるとは感じなかったが、カジノの天井(クーポール)はなかなか意匠が凝っているので、この町まで行ったのならお薦めする。

続く・・・。
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2005/9/6

フランス人のアウトドア・レジャー [3]   遊(釣り以外) Other Leisure
フランス人が異様に愛するアウトドア・スポーツのもうひとつは、エスカラード(岩登り)。フランスによくあるアドヴェンチャーもののアウトドア・レジャー施設にも、よくミニ版があって子供達が遊んでいる。エスカレートすると、岩山を登るというより地面に対してほぼ垂直の岩の壁面をスパイダーマンのようによじ登っていく。更に趣味が高じると、相当高い山岳でこれをやり、こういう状態にもなる。このパッション。そういえば、フランスではスパイダーマンは殊更人気であった・・・。
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2005/9/4

ロゼール タルン川 Le Tarn [13] 周辺  遊(釣り以外) Other Leisure
この周辺、自然しかないのだが、やることはいろいろある。(様子をつかむには、地元観光局のオフィシャルサイト(フランス語)が役に立つ。)

まず、タルン川下り。通称バトリエ。バトリエbatelierは、フランス語で船頭。La Malèneの町から1時間ほどかけて下る。一艘に5人くらいずつ乗り込むと、船頭が道すがらガイドしてくれる。水位は結構低く、途中、船底が砂利をこすってガリガリいうようなところもあるが、タルン川の中でもこの辺りはもともと水位は低いらしい。水浴する人やカヌー、カヤックをかき分けスーイスイと進みながら、地質や自然、云われのある岩、川沿いの集落など説明してくれる。石灰岩質の岩肌に赤茶っぽく見えるのはマグネシウム。そう言えば、ミネラルウォーターのケザックQuézacは、この近くだ。

タルン川には、いろいろな魚が生息していますが、その中でも鱒は釣り人の憧れですね〜、しかし繊細で用心深いこの魚は、ハイ・シーズン中はなかなか我々の目の前に現れてくれません、と船頭さん。そう言われても、ついつい川の淵のほうに目がいってしまう。あっ、いる。思わず指差すと、そう、今のは鱒でしたね〜。

Les Détroitsと呼ばれる場所に近づくと、いよいよクライマックス。ここはタルン峡谷の中でも最も雄大で美しいとされる。パリで成功を納めた地元出身の実業家が買い取った集落もこの辺り。何軒かの幻想的な石造りが川沿いに浮かび上がる。陸路のアクセスなく、ここに行くのには川を船で渡るしか方法がない。そこで、この実業家は対岸の自動車道からケーブルを渡して荷送に使っている。この光景が、また独特だ。

このバトリエ川下り、混んでいる。毎朝8時から当日の予約を受け付ける、電話予約も可能。下り終わったら、乗船したところまで車で送りとどけてくれる。

この自然三昧の環境では、あとはもう説明するまでもなく、アウトドア天国。既に触れたカヌー、カヤック。水浴は、川沿いに淡水?浴場がいくつもあり、観光案内所でマップもくれる。トレッキングにVTT(マウンテンバイク)。秋には、きのこ狩りもいいらしい。そして、なんと言っても岩登り。この断崖絶壁を見て、フランス人が登らないわけがない・・・。

日が暮れてからは、川沿いの村でナイト・マーケットが出る日もあるし、断崖絶壁はシーズン中、ところどころライトアップされていたりする。
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