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街角/桃色の店
The Shop around the Corner
監督:エルンスト・ルビッチ
出演:ジェームズ・スチュアート/マーガレット・サラヴァン/フランク・モーガン
製作:1940年アメリカ
Source:DVD (11/28)
Impression
これまであまり注目していなかった作品。でも、クリスマス・イブにハッピーエンドを迎えるハートウォーミングなロマンティックコメディだった。
ユー・ガット・メールのオリジナル版でもある。
評価の高い作品だけど、私はリメイク版
ユー・ガット・メールの方が好き。リメイクとはいっても設定もテイストもずいぶん違うので、一概に比較はできないんだけど。
本作は舞台がハンガリーのブタペスト。ルビッチがヨーロッパ出身だったからだろう。登場人物はみな英語を話すけど、名前はヨーロッパ風。マトチェックの店という雑貨店(プチデパートのような品揃えを誇る)の内外で展開されるドラマだ。ジェームズ・スチュアート演じるクラリックと、マーガレット・サラヴァン演じるクララとの恋の行方が中心であるけど、店主・店員たちの人間関係や絆も大きなテーマとなっている。人情劇に仕上がっているのだ。この点が、
ユー・ガット・メールと大きく違うところなんだよね。向こうは書店同士のライバル関係と、主役2人をめぐる別々の人間関係だったから。
マトチェックを演じたフランク・モーガンは
オズの魔法使では、インチキな(?)魔法使役だった。間抜けなおじさんだったけど、本作では味があったな・・・クリスマス・イヴの夜、羽毛のような雪の中で話し相手を待つ彼の、哀愁と喜びの表情とのギャップはすばらしかった。
手紙の文通相手に恋をするという展開は、メール相手に恋をする
ユー・ガット・メールに似て非なるものだった。手紙の内容を紹介する箇所が少なく、2人がなぜ相手に惹かれたかがわかりにくい。知性が表れていたらしいけど、最後の方まで出てこないし。
若き日のジェームズ・スチュアートは、ハンサムすぎることなく親しみが持てた。自分の意見をきちんと言える責任感の強い男性だった。演技もわざとらしくなかったし。それに比べて不満があるのは、マーガレット・サラヴァン。彼女の作品は以前にも見ているし、人気女優だったことは知ってたけど、今回は全然良くなかった。美人でもないし、かわいくもない。演技も大げさで、来ている服もヘン!(ねんねこみたいに胸でクロスしたジャンパースカート!衣装担当のせいだろうけど)役柄もかわいげなかった。メグ・ライアンのキャスリーンの方が何十倍も良かった!
複雑な人間模様に誤解も絡み、ハートフルではあったけど、最後の最後まで気が抜けない展開になっていた。ギリギリまでうそをつくクラリックにはイライラしたし。ハッピーエンドなんだけど、もう少しすっきり終われるとよかったのに。
他の利点を挙げれば、同僚ピロヴィッチがいい感じだった。ロシアンテイストが随所に散りばめられ、おしゃれな印象。エキゾチックさもあった。面白い商品も散見できた。
ユー・ガット・メールは、日を追うにつれますますその良さを実感している。やはり、人には人の感性があるのだろう。ルビッチの小気味よいテイストは満足できたが、ロマンティック・コメディとしてお勧めしたいのは
ユー・ガット・メールの方。ハートウォーミングな人間ドラマをお望みの方は、ぜひ
街角/桃色の店を。
価格:¥ 396(定価:¥ 500)
おすすめ度:

価格:¥ 2,940(定価:¥ 2,940)
おすすめ度:


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