「輝く夏《高校野球岡山大会》B ── 初陣指揮官」
高校野球


指導に気合が入る岩上監督

明誠学院・岩上貴司監督(30)
「ただ打つのではなく、課題を持って打席に立て」「ちゃんと声を掛け合え」。山陽自動車道・岡山インター北にある明誠学院グラウンドに厳しい声が響く。ミスを繰り返す選手には声を荒げて叱咤。熱血指導で鍛え上げる。
同校コーチを4年半務め、今春からチームを任された。1996年、岡山城東が選抜に初出場し4強に入ったときのメンバー。練習に古武術などを取り入れた山崎監督(現岡山学芸館監督)を見習い、「個々の能力を伸ばす」ことを目指す。
軟式から移行し5回目の夏を迎える明誠学院。初戦は強豪興譲館と当たる。「自分を含めて挑戦者。胸を借りるつもりで全力でぶつかりたい」。2年生主体の若いチームと一丸となり、晴れ舞台に臨む。
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あの時の城東のメンバーでは、坂本が玉野光南監督、吉山が岡山城東監督を務めています。やはり、超エリート集団と言われた学年ですね)


笑顔で選手に接する赤畠監督

倉敷南・赤畠資佳監督(26)
「こんなに早く監督をするとは思わなかった。でも、プレッシャーより、選手たちと一緒に野球ができる喜びの方が大きい」。今春から指揮を執るが、気負いはない。
柔和な監督だ。グラウンドではたびたび笑顔を見せ、怒鳴ることはない。「よく前に出た。その姿勢はいいぞ」。積極的なプレーでのミスはむしろほめる。選手を乗せて、伸ばしていく。
根底にあるのは「主役は選手」。監督は野球しやすい環境をつくるのが仕事とわきまえる。昼食をともにし、選手の希望を聞いて練習メニューを組み立てることもある。
玉野光南高当時は控えの二塁手。甲子園出場の機会には恵まれなかった。高知大を卒業し、岡山工野球部、新見高ソフトボール部のコーチを経て、今春地歴・公民の常勤講師として赴任した。これまでの野球人生、陰から支えることが多かった。「補欠の気持ちは分かる」。控え選手には1日1回必ず声をかける。
チームは打撃が持ち味。「10点とられてめいいから11点取り返せ、と言っている」。本番でいかに力を出させるか─。その手腕は1回戦の倉敷青陵戦でます、発揮される。

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