8日目の選抜は3回戦3試合が行われました。この日で8強の内4校が決まります。
8日目の対戦カードは以下の通りです。
▽3回戦
日本航空石川−明徳義塾
智弁和歌山−国学院栃木
創成館−智弁学園
試合結果です。
▽3回戦
明 徳 義 塾
000 000 010 │1
000 000 003X│3
日本航空石川
(明)市川−安田
(日)杉本・大橋・重吉−夏川
国学院栃木
000 000 013│4
411 010 00X│7
智弁和歌山
(栃)水澤・渡邉・宮−大久保
(和)平田−東妻
智弁学園
001 000 000 0 │1
000 000 001 1X│2
創 成 館 (延長10回)
(智)伊原・川釣−小口
(創)七俵・酒井・川原−平松

サヨナラホームランが2本飛び出した8日目。今大会初の延長戦もありました。ともすれば大差のゲームが多かった今大会ですが、上位に進むにつれて接戦が増えて来るでしょう。
明徳義塾が敗れたことで、中四国代表がすべて姿を消しました。今大会の中四国代表7校は公立校が1校もなく私学勢で占められていました。昔から公立勢の強かった土地柄なのですが、昨今では力関係が逆転して私学全盛期に入っています。にもかかわらず、甲子園で勝てないのはやはり地域のレベルの低下ではないかと思います。この地盤沈下を食い止める為には地方大会から強豪チームの競り合いがなければなりません。全体的なレベルアップの為には野球人口の回復も不可欠です。しかし、少子化の影響は都市部よりも地方により深刻に及んでおり、運動部の減少傾向に歯止めがかかりません。最も運動能力に優れた子供たちが野球に進んで行く時代は過ぎ去ったのかも知れませんね。
近年、甲子園でまるで勝てなくなった岡山勢。これほど長く低迷するのは、全く甲子園に縁がなかった戦前を除けば初めてのことです。指導者を含めて抜本的な対策が必要な時期に来ています。投手王国と呼ばれた昭和の頃を懐かしがっていては、いつまで経っても復活の時はやってこないでしょうね。
9日目は3回戦残り4試合が行われ、ベスト8が出揃います。
佳境の甲子園ですが、それに入り切れない地域のもどかしさ
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