巨人阿部慎之助捕手(29)が「脱力」をテーマにスローイング矯正に乗り出した。25日、川崎市のジャイアンツ球場で自主トレ。リーグ連覇を決めた10月10日ヤクルト戦で右肩を痛めたが、7〜8割で投球できるにまで回復してきた。負担の掛からない投法を追求し、ケガ防止と盗塁阻止率アップの一石二鳥を狙う。
ゆったりテークバックしてから、ややひじを下げたフォームで手首のスナップをグッと使う。阿部の投じたボールは思いのほか伸びた。ボールを真下にたたきつけることからスタート、地道にここまできたが、ただ黙々とリハビリに励んでいた訳ではなかった。今回の故障を機にスローイングを見直す。転んでもただでは起きないつもりだ。
阿部 少し矯正します。試合になるとどうしても力んでしまう。(脱力して投げる)意識付けを今からしていかないとね。
来年1月のグアム自主トレでも気候に誘われて強く投げないよう意識。「上げすぎないようやっていく」とプランを明かした。
年内自主トレはこの日で打ち上げ。「ハワイ(V旅行)で少し空くかと思ったけど、思ったよりいい」と明るかった。来年2月中旬のWBC代表合宿までに、万全の状態が求められるが問題なさそうだ。本来強肩でモーションも素早い。肩に不安のなかった06年はリーグ1位の盗塁阻止率4割4分3厘をマークしている。09年版慎之助は軽やかに腕を振り、鋭いボールで走者を刺す。【宮下敬至】
日刊スポーツ
体に覚えこませるって難しそう

0