「東卸債務帳消し:参院財政委で調査へ 農水省と中小企業庁」
不正経理
東卸債務帳消し:参院財政委で調査へ 農水省と中小企業庁
東京都の設立した投資事業有限責任組合が、築地市場の仲卸業者でつくる東京魚市場卸協同組合の債務を買い取り、同組合に安く転売し、実質的に債務免除していたという記事。
「東京都が25億円を出資して04年に設立した「東京チャレンジファンド投資事業有限責任組合」は05年3月、9億7500万円の債権を農林中央金庫から購入。直後に債務者の東卸に4500万円で転売し、差額9億3000万円が帳消しになった。」
財政状態が悪化した債務者の債務(融資や社債)を額面より安く購入して、債務者に償還させるという取引は、あり得る取引です。しかし、記事のような取引だと、この債権の時価が4500万円であれば、9億7500万円との差額9億3000万円は、ファンドから農林中金への贈与、時価が9億7500万円であれば、9億7500万円を4500万円で償還させたのですから、東京魚市場卸協同組合への9億300万円の贈与となります。いずれにしても経済合理性のない取引です。
あやしいファンドを使うスキームは、ライブドアをはじめとする新興企業の専売特許ではなかったようです。