「平和奥田:元社長ら逮捕 不当な高値で土地購入、特別背任容疑で」
不正経理
平和奥田:元社長ら逮捕 不当な高値で土地購入、特別背任容疑で - 毎日jp(毎日新聞)
大証2部上場のゼネコン中堅「平和奥田」元社長ら4人が特別背任容疑で逮捕されたという記事。
「土地を不当な高値で購入して同社に2億円の損害を与えた疑い。売買金の一部は同社に還流しており、この取引で決算を粉飾していたとみられる。」
「04年6月下旬、平和奥田が和歌山県那智勝浦町の山林(約8万6000平方メートル)を評価額より著しく高い2億円で建設会社から購入する売買契約を結び、05年3月下旬までに同額を支払い、平和奥田に損害を与えた疑い。山林の評価額は、かつて競売にかけられた際は330万円だった。」
不動産を不当に高い金額で買ったからといって、利益が水増しされるわけではありませんが、他の報道によれば、逮捕された容疑者の一人である元運送会社役員への貸付金4000万円について貸倒引当金の計上が必要であったのに、不動産を高値で引き取ることにより、この貸付金が回収された(したがって引当金は不要)かのように見せかけていたということのようです。
【平和奥田特別背任事件】貸倒引当金の計上迫られ、山林転売を計画
「調べでは、山元容疑者は平成16年6月、那智勝浦町の山林を個人の地権者から評価額の330万円程度で購入。直後に大手建設会社に約1億6000万円で売却した。平和奥田は同時期、大手建設会社と2億円での売買契約を締結し、17年3月までに全額支払った。」
この記事によると、大手建設会社がこの不正取引に関与し利益を得ていたようです。違法な取引ではないのかもしれませんが、ほめられたことではありません。
神奈川でも原野購入 平和奥田、転売で資産価値7倍
逮捕容疑とは別に、7150万円で取得していた原野を、開発を断念した後、転売を繰り返し、2年半後に7倍の4億9000万円で買い戻していたという疑惑もあるようです。不良資産を隠そうとして、逆にその何倍もの損失を被ったことになります。