「フォスター<6794.T>売り気配、韓国の連結子会社社員が不正行為」
不正経理
フォスター<6794.T>売り気配、韓国の連結子会社社員が不正行為
東証1部上場フォスター電機の連結子会社(韓国)で、社員による横領のため、2010年3月期の業績に影響を与える可能性があるという記事。
「問題を起こしたのは、フォスターが3月末に連結子会社にした韓国のESTecコーポレーションの経理担当者。数年にわたり金品を横領し、ESTecコーポレーションへの損害額は約4億6500万円(約64億ウォン)、フォスターへの被害は、持ち分比率から考慮すると約1億6400万円(約23億ウォン)になる見込みという。」
当社韓国子会社における現地社員の不正行為について(PDFファイル)
この連結子会社は、韓国コスダック市場(どういう市場か知りませんが)に上場していたそうです。フォスター電機は、今年の3月31日に連結子会社にしています(ということは貸借対照表だけ連結に含めている?)。
「今回の不正行為は、現地の経理資金担当者による複数年にわたる金員の横領であります。平成21年5月13日以降の銀行書類と会社帳簿との照合確認により、平成16年(2004年)から現在までに至る横領であることが、5月20日に判明いたしました。」
この子会社の銀行預金勘定が過大計上だったとすると、当然フォスター電機の現預金も過大だったということになります。しかし、少数株主持分も過大だということになるので親会社の損害は持ち分比率を掛けた約1億6400万円ということになるのでしょう。
会計処理の問題として、この過大計上分をのれんで調整できるかという論点があると思いますが、よくわかりません。買収の取得原価の配分をやり直せばよいという考え方だと、のれんの金額を増やすということになるのでしょう。しかし、本来の価値よりも高く買わされたと考えれば、損失処理すべきなのかもしれません。
また、5月20日にわかったのなら、2009年3月期決算を修正すべきという見方もあるでしょう。
プレスリリースでは内部統制についてもふれています。
「平成21年3月31日をみなし取得日として連結子会社としたESTec社における内部統制システムについては、
当社とは別に構築してまいりました。今般このような不祥事が発生しましたことを真摯に受け止め、内部統制の整備ならびにコンプライアンスの監視強化に努めてまいる所存でございますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。」
J-SOXの内部統制評価上はどうなるのでしょうか。重要性がないとしてパスできればよいのでしょうが・・・。