寒暖の差が激しいこの季節。皆様方に於かれましては御変わりなく御過ごしでしょうか。当方G37歳は全く御過ごしではなく、体の節々が痛い。関節やら筋肉が疼く。これはブランニュー・インフルエンザに違いないと血相かえて、袖を捲って腕を出せば直ぐに注射を入れてくれる注射大好きドクターがいる四谷左門の某内科に駆け込む。「ドクターやはりブランニューでしょうか?」と尋ねると、岩に彫られた仏のような顔のドクターは「夏の疲労からくる風邪だよ。」と一刀両断。おいおい簡易検査とかしないのかよ〜と「何故解るんですか?」と産婆の如く手首までググッと核心に押し込む。するとドクターはキッパリ、「顔で解る」とおっしゃる。「顔ですか・・・」奇妙な沈黙の後ドクター嬉しそうに「じゃあ注射打ちましょ」とニッコリ。あまりの言い切りっぷりに言葉なく黙って袖を捲り診察台に横たわり何故か初秋に暮れる津軽平野を憶いだしながら硬く目を瞑った。というのは嘘だが、実際インフルエンザだと高熱が2,3日続くとかで、その日の朝測定したわたくしの体温はズバリ!35.7℃。ブランニューどころか、注射して一晩寝たら直ぐに治る超凡庸な感冒だった。♪愛しさとせつなさと心強さと〜って歌いながら帰った。こんな顔で。


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