読者の皆さんは、親指シフト入力という日本語入力方法をご存知でしょうか。
通常は日本語入力はローマ字入力とかな入力のどちらかですよね。
実際にはほとんどの人がローマ字入力を使っていると思います。
しかし、日本語入力のやりかたは、もっといろいろな種類があり、PCならソフトウエアによっていろいろな入力方法を使うことができます。
親指シフト入力は、この一つです。かな入力の一種といってもよいでしょう。
入力速度に定評があり、キーボードを打つ回数が少ないのが特徴です。
たとえば『速度』という言葉を入力するときを考えてみましょう。
ローマ字 S+O+K+U+D+O+変換で7回
かな入力 そ+く+と+゛+変換で5回
親指シフト そ+く+ど+変換で4回
となります。明らかにキーを打つ回数が少なくなります。
かな入力では数字を打つ時はかな入力ができませんが、親指シフトではかなの入力と数字の入力が完全に同居できるところが大きく異なります。
このように親指シフト入力は速度の点でも有利で、かつてはキータイピングのコンテストなどでは入賞者のほとんどが親指シフトだったと言われています。
しかし、もともとが富士通がワープロの『オアシス』で始めた入力方法で、結局メジャーにはなれなかったものです。
しかし、それでも入力速度の速さや、キータイプの回数の少なさなどからユーザーはいまして、私もその一人です。
現在では日本語入力コンソーシアムという団体があり、そこで親指シフト入力は規格化されており、有志が今でもソフトウエアの開発をしたりしています。
私は健康面から親指シフトを選択しました。
もともとはローマ字入力を使っていたのですが、サラリーマンとして、小説書きとして大量のタイプをしていたせいか腱鞘炎が出てしまいまして、手の負荷を小さくするために親指シフトを選択せざるを得なかったのです。
一ヶ月ほどで慣れまして、親指シフト専用キーボードを購入して後戻りできないようにして完全に移行しました。
もし小説を書いているのでしたら、親指シフト入力を検討してみるのもいいかもしれません。
実際、ネットでつきあっている作家さんの中には親指シフト入力を使っている人が意外と多いです。
ただ、正式にサポートするハードウエアやソフトウエアが減ってきていますので、エミュレータソフトと、それに向いた構造のキーボードが必要になります。

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