2012/2/13

祝一回り  分類なし

長男が12歳になった。辰年の2000年ベビーだ。計算のしやすい年生まれである。
元気に健康に、伸び伸びと誕生日を迎えることが出来て、親としては感慨無量だ。

12年前、私のお腹から出てきた日から12年経った。あっという間だった。
私にソックリで受身でグウタラ、長身の甘え下手だが、父親にソックリで賢く美しい子だ。

息子はクラスで2番目に成績が良く、友人には1番背が高くて優しい、と言われているらしい。
これは素晴らしいことだと思う。まあ身長は男子なので高くても全く問題ないし、
友達が優しい子、と言うなんて、どれだけ優しいのかと思う。この世知辛い世の中で、
優しい性格がどう出るかわからないが、私は息子が優しいのは嬉しいことだと思っている。

これからも、この調子で成長を続けて欲しい。
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2012/2/11

叩き売り  分類なし

寒いので普段以上に出不精になりがちだが、今日は頑張って出かけてきた。
毎年2回のセールの最後に、街で叩き売り状態になるのだ。それが今週末か来週末かわからず、
イチかバチか出かけたら、今週末だった。出かけて良かった…。

狙いはドレスで、先月セールが始まってすぐ、4着もまとめ買いした店に今日も行った。
先月の演奏会でも着た2着はここのドレスで、今日見たら、この2つのドレスはもう売り切れ
だ。
そのとき7着も試着し、1着を除いてはかなり良い感じだったのを、4着選んで買った。
先月は半額だったのだが、今は7割引とかで、凄いお安いことになっている。

で、先月買わなかった2着を今日買った。これは地味だし、大きな会場で地味かなと思って、
先月は買わなかったのだが、7割引だったら話は別だ。恐らくサロン風コンサートみたいな、
チャペルとか、あまり大きくない会場で大げさでないモノを歌うとき、
持っていても良いと思われる。色ドレスだが、紺と紫、と地味なので、黒のボレロなどを
合わせれば、レクイエムや受難曲にも使えると思う。ま、紫は縁起が悪いと言う国もあるので、
その辺は気をつけたほうが良いだろうが。

もう既にサイズもわかっており、自分のサイズのドレスがあったので、試着もせずお会計した。
本当にお買い得だったので嬉しい。良い買い物が出来た…願わくは着る機会があることだが、
今のところ全く予定がないのが残念なことである。
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2012/2/7

家電!  分類なし

数ヶ月前新調した冷蔵庫が、留守中壊れたらしく、こちらに戻ったら見たことのない代理の
冷蔵庫がお出迎えしてくれた。新しい冷蔵庫は一体いつ戻ってくるのだろうか。
私が留守中だったので、冷凍庫の物など大分無駄になったらしい。嫌なタイミングの故障だ。

というわけで、冷蔵庫はさておき、我が家には最近2つの新しい家電が導入された。

1つ目は炊飯器だ。もうかれこれ数ヶ月、フタを固定するボタンのばねが外れて、元に戻らず、
無理矢理重い鍋のフタを炊飯器のフタの上に重ねてご飯を炊く、という生活が続いていた。

欧州で炊飯器を買うのは不可能ではない。私が帰国する直前に、スーパーで14ユーロの
炊飯器があった。ちょうど旧正月のイベントで、いろいろな中華の食材なんかも売り出され、
その一貫だった。まあ普段から、家電コーナーに炊飯器はないことはないし、日本のより安い。
夫は心惹かれたようだったが、私は帰国直前だったのもあり、やはりそれには手を出さなかった。

日本で、帰ったその日が一番フリーな日だった。私は早朝に実家に着いたので、すぐ買い物に
行った。日本の素晴らしいところは、日曜でも買い物を目いっぱい楽しめることである。

海外用の炊飯器コーナーを見たが、それはいろんな種類のものがあった。偉く高いのもあり、
きっと凄くおいしいご飯になるんだろうなと思ったが、それは美味しい米だからこそ
美味しくなるのであって、大した米を食べない私たちには、猫に小判状態である。

というわけで、あまり高くないが、14ユーロということもない炊飯器を買った。
かさばらない、というのもポイントが高い。10年間使い尽くして、フタが閉まらなくなった
炊飯器と同じメーカーのもので、炊ける号数は同じだが、10年経ったモノは2回りくらい小型だ。
進化したのだなと思う。そして、こちらに戻ってから数回ご飯を炊いているが、
今まで使っていた米と同じ物とは思えないほど、米がツヤツでふっくらとして、モチモチになる。
大して値の張る炊飯器ではないが、10年でこの進化は素晴らしい。まあここ数ヶ月、
無理矢理フタを閉めていたのだから、そのせいもあるかもしれないが、とにかく
ご飯が美味しいのは嬉しい。

もう一つの家電は掃除ロボットだ。ルンバが有名なのだが、セールになっているという情報を得て、
すぐ買いに行った。原価だとちょっと躊躇するお値段だったが、値下がりには弱い。
掃除ロボットにも数種類あり、安売りになっているのも数種類あったので、一応お店の人に聞くと、
これがルンバより良いよ、と確信を持って言うので、それを買うことにした。どう違うのか、
は聞かなかったが…で、早速その日からお掃除ロボットは大活躍である。

私は掃除が好きではない。掃除機を出してくるのがそもそもメンドクサイが、掃除ロボは
常にその辺にあり充電中なので、いつでも稼動可状態である。私が適当にかける掃除機とは
大違いで、丁寧にあちこち掃除してくれる。障害物はどけるが、ベッドなど、
入れる家具の下も掃除してくれる。

そして、毎回掃除が済むと、ロボがかき集めた埃を棄てるのだが、大量の埃に感動する。
驚いたことに、翌日も同じく大量の埃をかき集めてくれる。今までの掃除機では、
掃除するたびにどれだけ埃が取れたかチェックすることがないのでわからないが、
自分がするのではなく、ロボットが掃除してくれる度に、これだけの埃を取り除いてくれた
と思うと、感動するのである。

この掃除ロボットを愛用している人は、皆さん揃ってロボットを擬人化して、良い子、
とか家政婦とか、偉い子、とか愛情を持って感謝している様子で、私も欲しくなったわけだが、
本当にこの子の働きには感謝感激である。
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2012/2/6

寒波  分類なし

かなり冷え込む日々が続いているが、家の中は快適だ。実家は、外が寒ければ中も寒い、
という家だったので、欧州大寒波、などというニュースを聞くと心配したものだったが、
本当に家の中だと普通の服装で全く問題ないのだ。先月末実家に1週間滞在していたときは、
出来る限りの防寒着を身に着けていないと冷えて仕方がなく、一度足が冷えてしまうと、
もう二度と温まらないという感じだったので、帰宅してから時間が経たないうちに
寝るようにしていたくらいだ。風呂に入らないと温まらないくらいなのだが、
また風呂に入るために裸になるのがしんどいくらい寒い脱衣所なのだった。

それに引き換え、我が家は風呂場だろうがトイレだろうが廊下だろうが、
一日中、家中が適温で、冷え切っている空間が全くないのが素晴らしい。

さて、月末のコンサートの反響が届いていて、大変良いコンサートだったようだ。
これは本当に嬉しいことである。日本で歌う機会は全く珍しいことだし、また日本で
他の歌手と共演するという機会はさらに珍しいことだった。

日本に限った話ではないが、演奏活動を続けるに当たって、演奏の質よりさらに重要と
思われるポイントは、その人とまた一緒に仕事をしたい、と思わせる人柄だとつくづく感
じる。

人間が出来ていらっしゃる。そういう方が、この先も仕事をとっていくのだなと実感する。

私は、特別感じの悪い人間でもないとは思うが、とりたてて愛想の良い人間ではないし、
ゴマもすらないしブリッコもしない。ピエロにもならない。普通にしていても、軽蔑されている、
とか上から見下げられている、鼻で笑っている、という印象を私に抱く人はいるだろう。
それはただ、背が高いからであって、見た目で勝手に想像しているだけである。
私は与えられたミッションを果たす、とは思っているが、
別に休憩中や待ち時間にことさら愛嬌を振りまくことに命も賭けない。

疲れていることや怒っていること、嬉しいこと、なんでも良いが、そのときの感情や健康状態を
聞かれれば、嘘偽りなく答えるだろう。嬉しければニコニコするし、疲れていればグッタリする。
隠す気も全くないが、別に必要以上にアピールする必要もない。自然体でいたいと思う。

まあ人間の出来た共演者を見ると、素晴らしいと思うが、私は私でしかなく、
それぞれの持ち味と違うことをしているのは、より痛々しいと思うので、
身の丈にあった、等身大の行動しかとれない。相手が人懐っこい人なら私もすぐ順応するが、
逆に内弁慶な人とは敢えて仲良くなろうとも思わない。

結局、私の人間性を良いと思ってくれる人というのも世の中にいる。私は万人受けする
かわいいタイプではないが、それでも私の声や人となりを気に入ってくれる人もいるから、
今こうして次の課題を与えていただき、それに向かってまい進することが出来ている。
ありがたいことである。とにかく、素晴らしい人格者と共演し、見習う部分と言うのはあるが、
私に出来ないことは無理にしない、不自然なことをしない、というのが私の信条である。

無理している人、不自然な人ほど、奇妙で痛々しいことはない。無理をすることで健康にも
問題が出るし、疲れるしストレスになるというものである。人間、自然体が一番である。
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2012/1/31

一時帰国を終えて  分類なし

まあ随分とほったらかしにしてしまったものだ。
先週は1週間日本に帰っていた。帰国する前は、セールに足繁く通っていた。
いろいろお土産やら何やら買い込んで忙しくしていて、そして荷造りも大変で、
全く更新する暇もなく日本に発ち、一昨日こちらに戻ってきたところだ。

今回はチャリティコンサートに出演を頼まれて、単身で行ってきた。
リハーサルの始まる前日に帰国し、本番の翌日こちらに戻るという最短滞在である。
帰国は、なんとビジネスクラスにアップグレードされた。と言うのは、パリでの乗り換えが
結構ギリギリになってしまい、免税で買い物する時間さえなく、乗り場に着いたときは、
もう既にラストコールだった。チケットを渡すと、ああ、この席にはもう別の人がいますので、
と私のチケットを破棄され、別のチケットを新たに出してきた。この席数がやけに若く、
案内された席はどう見てもビジネスクラスだった。私は嬉しくて、うひょー!と叫びそうだった。
が、既に皆さん着席し寛いでいらっしゃるのに、奇声を上げていたら恥ずかしいので黙っていた。

シャンパンをいきなりサービスされ、すっかりいい気になってしまった。食事も素晴らしく、
陶器に入っていて、とても美味しかった。本当にエコノミーとは大違いだった。
この食事以外も、お夜食のようなものを頼み放題で、しかもこれらもカップラーメンとか
おにぎりではなく、ちゃんと陶器の食器に入ってサービスされる。おいしそうなものばかりで、
どれも味見したいくらいだったが、あまりにもがっついているようだし、太るので、
最小限で済ませたことを後悔しているくらいである。

ちなみに、日本を発つときもアップグレードされて、こちらは、多少広めのエコノミー、
という席だった。食事は普通のアルミニウムの皿とかで、全くゲンナリしたが、
脚が伸ばせるのでやはりエコノミーよりは有り難かった。

さて、今回は、一番印象に残ったのが往復のアップグレードだったが、コンサートがメインだった。
私以外にもソリストが3人いて、合唱もいたので、私が歌ったのは数曲だったが、
素晴らしい共演者に恵まれ、良いコンサートになったようだった。会場の音響も素晴らしく、
会場のリアクションを肌で感じることが出来て嬉しかった。古い友人もたくさん来てくれた。
チケットを買ってくださった知り合いで、数人はインフルエンザのせいで来れなくなった。
でも本当にたくさんの人と再会できて嬉しかった。

本番を迎えるまで、毎晩リハーサルがあった。これはなかなかハードだった。到着した日以外、
1日もフリーの日がなかった。それでも、日中時間を見つけて、いろいろな事務的用件を片付け、
本当に休む暇がなかった。このように盛りだくさんな滞在だと、時差ボケしている暇もなく、
一晩眠れない夜があった以外では、日中眠くなることもなく、普通に生活できた。

声も、この年明けから鼻かぜを引いて、本番前に嫌だなーと思いながらあまり練習も
していなかったが、帰国には完全に治り、時差ボケの影響もなくスムーズに声が出た。

私が歌ったのは、宗教曲、歌曲、オペラアリア、日本歌曲、重唱という感じで、
それぞれの色やスタイルを変えて歌ったが、アリアと日本歌曲への反応が一番凄かった。

色々な方の感想や反応を聞くにつれ、良いコンサートに参加できてよかったと思っている。
日本で歌うのは珍しいことだが、このような反応なら、時々歌いに帰りたいくらいだ。
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2012/1/17

氷点下  分類なし

今日薬屋のデジタル表示で、マイナス2度と書いてあった。ホントだろうか。寒い。
数年前買ったダウンを着て、ニット帽と新しくセールで買ったスヌードぐるぐる巻き、
レッグウォーマーで防寒していたので、あまり寒いと思わなかった。

この上着は寒くないのだが、数年前に安売りで買って、ディテールがイマイチ気に食わない。
先日セールで買った2枚のコートは、この週末仕事に着て行ったら、全く暖かくなかった。
暖冬なときはいいが、ここ数日かなり冷え込んでいる。また新しいコートは日本でも着たい、
と思っていたのだが、どうもかなり寒いと言う噂だ。

とにかく、新しい上着で日本上陸モードになっていたので、新しいコートが使えないことがわかり、
今日は暖かい上着ゲットを目標に午後町中を徘徊した。なかなか難しいものである。
丈やウェストのベルト、また、シルエット、衿のつまり具合、そして袖の手首部分が
しっかり閉まっているかどうか、などかなりあれこれ試着した。

20ユーロと馬鹿みたいに安いのに一瞬心惹かれたが、テカテカと光沢があるのがイマイチだ。
他にも何着か見たが、丈が短すぎと思われたり、シルエットが美しくなかったり、
襟がやけに開いていたり、つまり過ぎていたり、手首から風が入ってきそうだったり。

で、最終的に、あまり普段入らない店でOKなダウンがあった。20は安かった、と思い出されたが、
まあセールでかなり安くはなっていたし、前がダブルになっているので暖かいだろう。
ダウンというのは、当然分厚いので、体の線も見えなくなるが、それでもベルトで
ウェストマークすると、かなり違う。あまりムチムチなのも困るし、本当に難しいものだ。
大きすぎるとミシュランみたいでわけがわからなくなるし、小さすぎたらパツパツだ。

まあとにかく、寒いのは嫌なので、新しいコート2着は日本では用なしになったが、
今日のダウンが活躍することだろう。今日まで着ていた気に食わない上着は処分だ!
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2012/1/13

セール  分類なし

先日書いた、転んで泣いていた男子のお母さんから、今日お礼を言われた。
一応付き添いの親は遥か後ろの方にいたようで、遠くから見ていたようだった。
このキックボードと徒歩での送迎というのは、私も経験があるが、息子はどんどん先に
行ってしまうので、送迎している意味があるんだかないんだかよくわからない。

さて、セールが始まって大変である。昨日は朝数件の店を梯子し、荷物が絵に描いたような
お買い物客、という有様で大量になってしまったので一度帰宅し、昼を食べてからさらに1軒
参戦してきた。

1軒目で、まず大きな袋2つがパンパンになるほど小物をざくざく買った。自分の物もだが、
夫や子供の物も買った。2軒目で2つだけ気に入ったモノを、3軒目はスルー、4軒目で
着物の上にも着れそうなポンチョ型上着をゲット、5軒目スルー、6軒目また1時間かけて
7つ試着し、うち4つを買うという暴挙に出た。午前中最後の店では、大量の荷物を笑われた。
多分帰途に着くときも、皆さん、あああの人はいろいろ買い込んで中国で売りさばくのか、
と思ったに違いない。というくらい午前中だけで凄い量の荷物だった。
ボエーム2幕のムゼッタのような状態だが、私には荷物持ちがいない。

簡単な昼を済ませ、また別の方角の店へ。こちらはセール前のお得意様セールですでに小物を
いろいろ買った。ここのアクセサリーが好きなのだが、私が行ったときはまだ安くなっていおらず、
昨日はこれらが安くなっていた。私くらいの年齢になると、アクセサリーでもつけないと
何だかモッサリしてしまうのだ。というか、私の服がベーシックな物ばかりだからだろう。

また、かわいい編み上げのブーツもあり、非常に履きやすそうなバレエシューズもゲット。
間もなく帰国するので土産も購入。

そして、コート。2つ私のサイズのコートがあった。どちらも膝くらいの丈で黒、ダブル。
1つはミリタリー風で金ボタン、1つ目は、トレンチ風。
これを選ぶのが困難で、結局2つも買ってしまった。もう要らないコートは全て処分である。

というわけで、昨日は凄い散財であった。どっと疲れたが充実感いっぱいである。
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2012/1/10

手を差し伸べる  分類なし

何でも中国では、誰かが道で倒れていて、その人に関わることで厄介な問題になると困る、
と放置しておくケースが多いらしい。日本はそんなことはないが、誰かが倒れていたとしても、
皆急いでいるし、誰か一人でも関わる人があればそれで充分という世界だったような記憶がある。

第一あまり人が倒れたりしているという状況に遭遇した記憶がないのだが。

渡欧してすぐ、駅で具合の悪くなった青年がいた時、即効で5人くらいの人がその人に駆け寄った。
私は人が倒れたことより、その数人の臆すことのないすばやさでのリアクションに驚いた。

そのようなケースを何回か見たことがあったが、初めて見たときは衝撃的だった。

まあ良いのだが。

昨日の朝、私の数メートル先を、9歳くらいの少年がキックボードで横切り、転んだ。
直後、車がその真横で停車した。恐らくそのドライバーも、少年を助けるために停車したようだ。
私が徒歩で近づくと、その子はウェンウェン泣いている。私が話しかけたので、
車はとりあえず去ったが、どこが痛いかと聞くと、膝と歯が痛い、と泣きながら言う。
立てるか?と手を取って立たせると、立てるようなのでまあ膝は大した事はなさそうだ。

で、歯も見せて、というと、うわーーん、と泣きながら大口をあけて見せてくれる。可愛い。
とりあえず、欠けている歯もないし、血も出ていない。大丈夫、と適当だが安心させ、
行ってらっしゃい、というと、また元気に学校に向かったようだった。

結局、一人でまだ9歳かそこらの子が登校する図、というのがかなり珍しくもあり、
その子自身、一人で転んでしまって、ショックを受けてうわーーん、と泣いていたようだが、
怪我とかはなかったようだったのでよかった。これで骨折などしていたら、こんな話では済まない。

私もよく転ぶ子供だったし、今でも転ぶことがあるが、何しろ転んだことが恥ずかしく、
痛みとかより恥ずかしさが先に来る。絶対に痛くても泣かなかったし、むしろ作り笑いなどしつつ
すぐに立ち上がり、何事もなかったように歩くような子供だったので、
昨日の子供は、可愛いなあと思った。

こういう風に、見知らぬ同士でコンタクトがある欧州は、好きである。
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2012/1/9

ローストビーフ  分類なし

昨日は七草粥の日だったらしい…FBで友人のアップする、御節や七草粥、
もしくはクリスマスディナーなどの写真を見ると素晴らしいと思うと同時に、
季節感を感じてありがたい。
クリスマスはいろいろ作ったが、御節もお雑煮も、七草粥も作らなかったので、
人様の写真を拝見して、ああ、今日はそういう日なのか、と思い出す有様である。

さて、今日はローストビーフを焼いた。焼き加減もちょうどよく、元々良い肉だったようで、
本当に柔らかく美味しく頂いた。いつもこうなるとは限らない。

ローストビーフは、狂牛病騒動の頃はともかく、渡欧してからかなりレギュラーに頂いている。
だいたい常に冷凍庫に入っている。夫は日曜の昼、少しご馳走風を家族揃っていただく
伝統を守りたいので、ローストビーフはそんな昼食にはピッタリだ。
鴨ロースや、若鶏丸ごととか、煮込み料理なども、日曜の昼間の定番だ。

また、ローストビーフは常備されているので、冷凍庫から出して半解凍の状態で薄くスライスし、
炒め料理に使うこともある。とにかく、ローストビーフは、かなり日常的だ。

こんな生活を始めて10年以上経つと、ローストビーフというものが日本では特別なものだった、
ということを忘れていたようだ。実家ではお正月になると、巨大なローストビーフが、
御節のサイドディッシュだった。それを薄く切って頂く。ローストビーフは、正月と、
かなり豪勢なパーティかレストランで頂くことがあるかないか、という感じだった。

と言う話になったら、実家でそんな洒落た物は食べたことがない!という友人がいた。
そうか、そういうものか、と思った。私の育った家は、どちらかと言えばブルジョワ家庭だった。
自分はとてつもなく有り難味を忘れた変な日本人に成り果てたなあ、という気持ちになった。
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2012/1/8

原石  分類なし

昨日今日と、今年初めての仕事だった。

毎回、1時間に4−6人の子のグループレッスンをする。始めは、数人まとめて歌わせていたが、
ここ数回もっと一人ひとりに歌わせて個人的に声を聞き始めた。
昨日と今日で、恐らく殆どの子供の声を聞いた気がする。

個人的に声を聞き始めて、昨日今日で2回目と言う子もいたが、そういう子は明らかに声が改善し、
その状態をキープしてくれていた子が多かった。

皆それぞれ、苦手意識などもあるようだが、大多数の子が自分の能力を知らないで歌っている。
私も驚くが、本人が一番驚く。まあ普通に合唱曲だけ歌っているのでは、自分がどれだけの声を
持っているかなどわかる由もない。こうして個人的に声を聞き始めてから、1時間に4−6人の声を
平等に聞き、さらに曲も歌わせて聞く、という、時間配分がなかなか難しい。

あまりギャアギャア言わなくても、簡単に出来てしまう子もいるし、なかなか出来ない子もいる。
簡単に出来てしまうから、あなたはもう充分、と次に行ってしまうのも気の毒な気がするし、
なかなか出来ないから、やたら時間をとって、それでもやはり改善されない場合もあり、
どこで諦めるかも難しいことである。

まあそれでも、余程今まで不自然なテクニックを確立して歌いこんでいる子以外は、
素直に私の言うことを聞いて、あっという間に声が変わっていって気持ちの良いことである。

指揮者のお気に入りの子、というのが数人いて、確かにその子達はキレイな声の持ち主だったり、
また、性格的に愛嬌があり、愛され上手だな、と思われる子だったりするが、
私は敢えてなるべく全員と同じようなトーンで付き合っていきたいと思っている。

全員を程よく褒め、程よく励まし、程よい自信を与え、程よいアドヴァイスを与えるのは、
なかなか難しいことだ。やはり指揮者のお気に入りの子には、既に元々妙な自信がある。
私が感動するのは、指揮者にはあまり見向かれてもいない、存在の地味な子が、
実は素晴らしい声を持っている時だ。こういうことが起こると、結構興奮するし、
その子も自信をつけてくれると思う。

その子ども自身が知らない可能性、というのを引き出す仕事は楽しいことである。
将来ソリストになれる、というような子供も出てくるかもしれない。
だいたい、私が専門に歌を習い始めた年齢の子供たちだ。私は、合唱は学校の授業くらいで、
いきなり歌の先生につき始めたので、とても素直に伸びたタイプだと思うが、
児童合唱を長年やっている子には、変に子供っぽい、平たい声で歌うのが癖になっている子も多く、
そのような子をどう変えていくか、というのが私の課題である。

とにかく、この児童合唱団は既に優秀ではあったが、この平たい声がメインになりつつあるのを、
丸い開いた声に変えるのが、私へのミッションだと思って、今年も楽しく挑戦したい。
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