2009/7/20
遠く、遠く CD・レコード
新しい部屋に引っ越してそろそろ1ヵ月、クーネル以外のことが徐々に復調してきました。若い3人が就職や進学で飛んでったため、広すぎると感じるようになった前の部屋と同じ町内の、こぢんまりとロケーションのよいところへの移動です。荷物の移動とインターネット接続の変更はそれなりにたいそうでしたが、住む土地が変わるストレスはありません。
私は海岸沿いのここが気に入っています。人口は過密ですが、それだけに愉快な出会いを、いくつも経験しました。そう…たとえば、生き馬の目を抜く金融界をスイスイ泳ぎ渡っているという美人FPさんが、休日に息子さんのカマキリのため、生き餌を取るんだと捕虫網を振り回して蠅を追いかけていたり…さすが、飼うものが違う。
うちも一時は虫邸であった。
引っ越しの荷造り中いちばんのサプライズはこれ。

好みからして私の所有物に違いありませんが、これを買ったことはまったく思い出せません。今でも歌詞を覚えているロッド・スチュアートの「セイリング」。作詞、作曲者はだれなのだろう? 初めて聴いたのは学生時代、友達のカーステレオにて。
I am sailing
home again, 'cross the sea
I am sailing stormy waters,
to be near you, to be free
I am flying、それから
Can you hear me、やがて
I am dying,
forever trying(crying) to be with you
Who can say?
とどめは
Oh, Lord!
To be near you, to be free
すごく想像をかき立てられて、どこかで客死する孤独な男を妄想したもんだ。このときの音源の所有者は、英国暮らし中にテレビで見た海軍の特集番組のBGMだったと言うとった。
後年、私は初ボーナスをはたいて(←若気の至り)コンポーネント ステレオ セットを買い、このレコードを手に入れたのだと思う。もはやそのコンポはなく、我が家のたいそうなシステムは休眠中につき、ジャケットを眺めるばかりで聴くこと叶わず。いつになったら通電するんだろ。
かたや引っ越し屋さんがちゃっちゃと包んで運んでくれたミニコンポは、すぐ使えるようになりました。この部屋で初めて聴いたのは、これ。
@TOWER.JP
Robert & Clara Schumann
- Songs & Letters


Amazon.co.jp
Robert und Clara Schumann:
Songs and Letters
歌曲と朗読。ロベルト・シューマンがクララとの結婚直前に完成させたという歌曲集「ミルテの花」をディアナ・ダムラウ(ソプラノ)とイワン・パレイ(バリトン)がマティアス・ラーデマンのピアノ伴奏で歌い、ロベルトとクララが交わした手紙をドイツ人俳優のセバスチャン・コッホ(よき人のソナタ)とマルティナ・ゲデック(マーサの幸せレシピ、よき人のソナタ)が朗読しています。ああ、ドイツ語がわかればな。
ダムラウはリーダー・アーベントをラーデマンと共演することが多かったようですが、今はどうなんでしょう。今年はメストレのハープ伴奏で演じているようです。
このCDが発売された2006〜7年ごろは、5人でツアー公演をしたようです。私の知る限り昨年(2008年)までは、CDで朗読される手紙のテキストをウェブで読むことができました。残念ながら、今はリンクが切れています。
CDの冒頭はザッツ・青春の生命力と疾走感のある「献呈」(ダムラウ)、続いてゴツゴツとブーツで闊歩するがごとき「自由な心」(パレイ)。
それに続いて1840年2月7日(作曲者の結婚半年前)、ライプツィヒからのローベルトの手紙「ぼくはいま、君がちょっとびっくりするような作曲をしているんだよ」。
クララの返事
Oh bitte, bitte. Ist es ein Quartett ?〜(2月10日)
「四重奏、前奏曲、それともシンフォニー?それはあなたが私にくださる結婚の贈り物?早く知らせてね」。
(以上、超意訳)
ラーデマンのピアノは、もうひとりの歌手のように、ときにはソプラノ、次にはテノールやバリトンになってダムラウの声に寄り添い、絡みながら通り過ぎていく心地がする。
「ラーデマンの伴奏は、往々にしてダムラウの声にかぶさってしまう」、ようするに「じゃまっ」というライヴのレビューを見かけたことがありますが(スカラ座にて)、録音しか聴いたことがない私は、この2人のコンビがとても好きなんだな。
以前は「献呈」や「くるみの木」が何より好きだったのだけれど、この部屋で初めて聴いたときは第20曲の「遠く、遠く(Weit, weit)」に、なぜだかハッとしました。ダムラウはこの曲を、ボーイソプラノでも歌える曲なのかしらと思ったほど、清新な歌唱で聴かせます。これが実にいいんですよ〜。
歌詞を読んでみると(ライナー・ノートの英訳)、遠く離れたどこかから、手袋や絹を送ってくれる男を恋しがっているらしい。そんな贈り物をもらうにしては、ちとたよりない小娘だが、泣いて待つしかない恋もあったのね。
CDジャケットは4枚の厚紙を順に起こして開けます。歌手、朗読者、伴奏者の写真が美しくてドキドキ。

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私は海岸沿いのここが気に入っています。人口は過密ですが、それだけに愉快な出会いを、いくつも経験しました。そう…たとえば、生き馬の目を抜く金融界をスイスイ泳ぎ渡っているという美人FPさんが、休日に息子さんのカマキリのため、生き餌を取るんだと捕虫網を振り回して蠅を追いかけていたり…さすが、飼うものが違う。
うちも一時は虫邸であった。
引っ越しの荷造り中いちばんのサプライズはこれ。

好みからして私の所有物に違いありませんが、これを買ったことはまったく思い出せません。今でも歌詞を覚えているロッド・スチュアートの「セイリング」。作詞、作曲者はだれなのだろう? 初めて聴いたのは学生時代、友達のカーステレオにて。
I am sailing
home again, 'cross the sea
I am sailing stormy waters,
to be near you, to be free
I am flying、それから
Can you hear me、やがて
I am dying,
forever trying(crying) to be with you
Who can say?
とどめは
Oh, Lord!
To be near you, to be free
すごく想像をかき立てられて、どこかで客死する孤独な男を妄想したもんだ。このときの音源の所有者は、英国暮らし中にテレビで見た海軍の特集番組のBGMだったと言うとった。
後年、私は初ボーナスをはたいて(←若気の至り)コンポーネント ステレオ セットを買い、このレコードを手に入れたのだと思う。もはやそのコンポはなく、我が家のたいそうなシステムは休眠中につき、ジャケットを眺めるばかりで聴くこと叶わず。いつになったら通電するんだろ。
かたや引っ越し屋さんがちゃっちゃと包んで運んでくれたミニコンポは、すぐ使えるようになりました。この部屋で初めて聴いたのは、これ。
@TOWER.JP
Robert & Clara Schumann
- Songs & Letters

Robert und Clara Schumann:
Songs and Letters
歌曲と朗読。ロベルト・シューマンがクララとの結婚直前に完成させたという歌曲集「ミルテの花」をディアナ・ダムラウ(ソプラノ)とイワン・パレイ(バリトン)がマティアス・ラーデマンのピアノ伴奏で歌い、ロベルトとクララが交わした手紙をドイツ人俳優のセバスチャン・コッホ(よき人のソナタ)とマルティナ・ゲデック(マーサの幸せレシピ、よき人のソナタ)が朗読しています。ああ、ドイツ語がわかればな。
ダムラウはリーダー・アーベントをラーデマンと共演することが多かったようですが、今はどうなんでしょう。今年はメストレのハープ伴奏で演じているようです。
このCDが発売された2006〜7年ごろは、5人でツアー公演をしたようです。私の知る限り昨年(2008年)までは、CDで朗読される手紙のテキストをウェブで読むことができました。残念ながら、今はリンクが切れています。
CDの冒頭はザッツ・青春の生命力と疾走感のある「献呈」(ダムラウ)、続いてゴツゴツとブーツで闊歩するがごとき「自由な心」(パレイ)。
それに続いて1840年2月7日(作曲者の結婚半年前)、ライプツィヒからのローベルトの手紙「ぼくはいま、君がちょっとびっくりするような作曲をしているんだよ」。
クララの返事
Oh bitte, bitte. Ist es ein Quartett ?〜(2月10日)
「四重奏、前奏曲、それともシンフォニー?それはあなたが私にくださる結婚の贈り物?早く知らせてね」。
(以上、超意訳)
ラーデマンのピアノは、もうひとりの歌手のように、ときにはソプラノ、次にはテノールやバリトンになってダムラウの声に寄り添い、絡みながら通り過ぎていく心地がする。
「ラーデマンの伴奏は、往々にしてダムラウの声にかぶさってしまう」、ようするに「じゃまっ」というライヴのレビューを見かけたことがありますが(スカラ座にて)、録音しか聴いたことがない私は、この2人のコンビがとても好きなんだな。
以前は「献呈」や「くるみの木」が何より好きだったのだけれど、この部屋で初めて聴いたときは第20曲の「遠く、遠く(Weit, weit)」に、なぜだかハッとしました。ダムラウはこの曲を、ボーイソプラノでも歌える曲なのかしらと思ったほど、清新な歌唱で聴かせます。これが実にいいんですよ〜。
歌詞を読んでみると(ライナー・ノートの英訳)、遠く離れたどこかから、手袋や絹を送ってくれる男を恋しがっているらしい。そんな贈り物をもらうにしては、ちとたよりない小娘だが、泣いて待つしかない恋もあったのね。
CDジャケットは4枚の厚紙を順に起こして開けます。歌手、朗読者、伴奏者の写真が美しくてドキドキ。


1
2009/7/20 22:18
投稿者:sweetbrier
2009/7/20 18:11
投稿者:吉田
こんばんは。
落ち着かれたようでなによりです。ロッド・スチュワート懐かしいですね。当時は流行りましたねえ。スプリングスティーンは名前だけ知っています。
今をときめくダムラウの「ミルテ」、よさそうですね。最近はめっきり廉価盤オンリーなので、新しいヒトをあまり聴いていないのです。イカンですね^^
http://beethoven.blog.shinobi.jp/
落ち着かれたようでなによりです。ロッド・スチュワート懐かしいですね。当時は流行りましたねえ。スプリングスティーンは名前だけ知っています。
今をときめくダムラウの「ミルテ」、よさそうですね。最近はめっきり廉価盤オンリーなので、新しいヒトをあまり聴いていないのです。イカンですね^^
http://beethoven.blog.shinobi.jp/







息抜き、外遊びはとっくに再開していたのですが
音楽鑑賞は先週くらいからやっと…です。
じっと座ってる場合じゃない引っ越しイベントが、
長かったせいでしょうか(^_^;)
ロッド・スチュアート、ご存知ですか(内心ホッ)。
私など、吉田さんのブログを毎回拝読して
料理、電車、野球、本の話題に
思わずコメントしたくなることしきりなのですが
メインの音盤については知らないことばかりです。
廉価版情報は、そんな私には重宝(失礼m(_ _)m)です。
コソッと(??)注文して聴いています。
これからもよろしくお願いします。
http://ivory.ap.teacup.com/sweetbrier/