この日は合計したら8時間以上も氷近くにいた計算になります…。寒いよレインボーホール〜。私たちの真正面に飛び込み台があるですが、飛び込み台上から移しているカメラマンさんもかなりぐったり気味。
特にトップ選手の少ない女子第三グループなんかは完全に居眠りこいてました。
つまんないのはわかるけど失礼だぞきみ。といいつつ私もその人にアテレコして遊んでました。
さーーーーて、今日の本命、男子FSですよーーーーーー!
と気合を入れなおしてコンビニへ。だって寒いし男子第一、第二グループは見る気しないしー。いいわけです。
で、帰ってきたらびっくりしました。
観客数が激減してるんですもの。さっきより3分の一…いや半分!?そうですか、そんなにみなさんは女子「だけ」みたんですかい!
しかしかえって人数が減ったぶん、場内もリラックスしたムードに。いや選手以外ですけど。考えてみればコアなファンしかいなくなったってことですから。
記憶に残った選手から。
神崎範之選手
おおう、この方もオペラ座の怪人なのですね。
しかも前半のキモともいえる「ミュージックオブザナイト」から多用した音楽。
これはこれですてき。これで引退なんてほんともったいないなあ。
南里 康晴選手
彼は本当に頑張りました!そーか、ジャンプが決まるとこんなにイキイキする選手だったのかー。GPSの色眼鏡で見てました。ごめん。
ジャンプも、あんまり流れず、細い軸で素早くまわる。キャンデロロとかこういう感じのジャンプだったよなあ。もっと力強さが出てくれば、よりアピールできるのでは?
以前F1で滑ったときとは違って、スケーターとしての自覚と自信が感じられました。
結果も3位だしね!おめでとう!!
----------------------------------ここからちょっと余談。
「なんかこの状況前もあったような…?」と思ったら、そうです。今期のNHK杯とそっくりなんです。お客さんもそれを分かっているせいか、場内の空気が徐々に張り詰めてきました。ふと下を見ると、私たちのブロック下の通路におばさんが2人座り込んでいます。そばを警備員の方が通りかかり、そのおばさんたちはどこかへ誘導されていきました。
その瞬間、まだ織田選手が演技開始していないのを確かめ、ダッシュで近くの出入り口に。
するとやっぱり先ほどのおばさん2人が出入り口に立ってリンクを見つめています。立ち見とはいえ、先ほどの席とは違い、絶好のロケーション。
そばに立っていたバイトと思しき警備の女性に、「すいません、最後の3人をどうしてもここで見たいんですが、ここで立って見てもかまいませんか?」とお願いしました。
しかし返ってきた答えは「ご購入いただいたお席で見てください」とけんもほろろ。通常であればここで引き下がるところですが、ここで食い下がらなかったら絶対後悔する!!と勇気を振り絞って再度お願い。しかし「困ります。ご購入いただいた…」とさっきとまったく同じ答え。
しかし、そのとき先ほど誘導されていたおばさんたちが「あら、でも私たちここで見ていいて言われたわよ!!」と味方してくださったんです!
わたしと、おばさんたちから詰め寄られ「でもあのお席で…」と当惑するバイト女子。
これじゃ埒があかん、と少し離れた場所にいた男性警備員に再度お願いすると、「ほんとはいけないんだけど、いいですよ」とおっしゃっていただけました!!場所確保完了!と、前を見ると「関係者席」と張り紙が。え…長久保コーチとかいらっしゃるんですが。ひょっとして、ここは
選手関係者専用席のまん前!?
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織田信成選手
今日はぜんぜん笑ってないなー。何回も思うけど、やっぱりこの曲は合ってないと思う。織田君はジャンプなんかも軽くてやわらかいから、こおゆう迫力のある曲はな…。
と思ったら3Aで転倒!!会場から悲鳴のようなため息。前のブロックの男性はあからさまにずり下がってた。うーん、なんとなく体が固そう。リズムもいつもにまして取れていない(ファンの方すみません。)
それでも235.66。やっぱりワールドクラスの選手なんだよな。
小塚崇彦
モンチッチ。昨日は六分間練習から、なんでもないところでこけてたけど、やっぱり足をけがしてたのか。がんばれ。ジャンプミスが相次いで、200.88。でも200点台に乗っけてきたのはりっぱ。
どうでもいいけど、このフリーの衣装はSPの色違いなんじゃあ?佐藤センセのご趣味かしら。
再び「Cutting Edge」を見ると、彼は「ファッションには興味ない」とあっさり言い切ってる。おいおい、そりゃスケーターとしてっていうか、
ふつうの16歳としてもやばいんじゃあ…。有香さんからプレゼントされた服をおとなしく着ているらしい。他にも風呂上りは常にすっぱだかで家中ウロウロとか、おこちゃまエピソードが満載だ!
とりあえず高橋くんと一緒に生活するといいと思う。
きっと彼は、眉毛とかパンツのラインとか髪型とかお肌のお手入れとか、きみが1ミリも考えていないことばっかり考えているから。
高橋大輔選手
ううう、トリノの悪夢がよみがえる順番だ…。でも、NHK杯の彼を見ているせいか、不安よりも期待のほうが勝ってる。
最初の4回転…
きまったあああああーいやったああ!!!!!!!!!
会場中が金切り声に包まれる。しかも、気のせいか、今まで見たなかで一番美しい4T!続いての3A、3A+2Tも、ばっちり!途中のスピンはちょっと軸がブレ気味?
薔薇を拾い上げるマイムがあって、怪人がクリスティーヌに裏切られて悩み苦しむシーン。なんか、
どんどんダンスが上手くなってないか?
そのまま「マスカレード」の旋律へ。ここの振り付け、仮面の洪水、誰が誰だかわからないマスカレードの万華鏡のような様子を見事に表現できてます。
モロゾフグッジョブですぞ!曲調が変わり、「Point Of No Return」へ。
念のためご説明しますと、この部分はファントムが恋敵ラウルの策略にまんまとひっかかり、クリスティーヌが演じる舞台に姿を現わす場面。しかしラウルの予測に反して、それまで迷いまくっていたクリスティーヌが、意を決したように、ファントムに惹かれていることを歌い上げ、ファントムもまた呼応しするシーン。愛を確かめ合っちゃうわけです。ちなみに高橋選手はこの曲が一番好きだそう。20歳でこの曲がわかるとは…。
意味は、「
もう後戻りできぬ場所」ですね。ここに五連続ジャンプを持ってくるとは、モロゾフマーベラスすぎです!さあ、もう、跳ぶしかない!
もうね、
ここはジャンプがジャンプに見えない。すべてがこの曲を表現する為の振り付けの一部に見えます。3F+3T、3LZ+2F+2Lo、3Lo、3F、そして、当然のように最後の3Sを跳び終わり…
ここはクリスティーヌが舞台のうえでファントムの仮面をはぐシーンですね。スピンが早い!!スタミナ切れてない!そのままストレートラインステップのスタート場所まで…会場からは
「いけーーーーー!」という叫びと拍手。
もうみんな黙って見てられないという感じ。
ここからのストレートラインステップで、私は今まで高橋選手を、まだまだわかっていなかったんだな、とはっきり思いました。足元は主旋律を、上半身はファントムの苦悩を素晴らしい速度で次々と表現。本当に尋常じゃない速さでリンクをまっすぐつっきていく…そして、フィニッシュで
仮面を剥ぎ、咆哮とガッツポーズ!!!!!!
そして次の瞬間、誰よりもはやく立ち上がったのが、私たちのすぐ前にいた選手席の方々でした。それを見て、涙がとまりませんでした。その瞬間、拍手が、地響きのように会場を揺らしていました。
もう、もう、こんな素晴らしい演技で2006年を締めくくれたなんて、あの会場にいれたことが、至上の喜びでした、高橋選手、どうもありがとうございました!!
…と、男子FSで体力を使い切ってしまった為、女子FSはちょこっとしか書けそうにありません…でも書かなきゃ、愛しのゆかりちゃんのために…!!

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