リエルさまの手術が終わってから、ママは大抵夜は2時間おきに起きて、トイレは大丈夫か、どこかにカラーが引っかかっていないか、足で傷口掻いたりしていないか確認しています。↑超過保護(--;
最近は眠剤のんで寝てますが、導入剤飲んでも維持剤のんでも大抵2〜3時、4時前後に起きて確認し、朝は5時に目が覚めて5時半から6時には居間の子供達と合流して子一時間遊びながらトイレタイムとなります。
今朝は2時半にリエルさまがベットに登りたい、とかりかりしたので、乗せて上げてまた寝たのですが、4時にふと目をさましたらリエルさまの様子が変!
何となく挙動不審で、気になって背中を撫でたらそのうちえずきだしまして・・慌ててトイレシートへと移動させた途端に結構な量の吐瀉物が。。。
しかも電気をつけたら、赤いんですよ
これがその写真ですが、時間がちょっと経っているので茶色に見えていますが、しかもぼけぼけですが・・よっぉく目を凝らすと血の塊みたいな小さいのもちょこちょことありまして・・・、手術後なだけにくらくらしてしまいました。
時刻は午前4時。こんな時に限ってパパは夜勤でいないし。
誰かに電話する時間帯でもないし。
獣医さんに電話しても、丁度いい具合に深い眠りに入っている頃合だろうし。。。
まさか、クレアやデュオに相談するわけにも行かず。
取敢えず、証拠物件?のトイレシーツを確保して、リエルさまを抱いて5時まで過ごしたわけですが、頭の中ではまたまた最悪の事態をあれこれと想像するわけですよ。
もしかしたら、あの時撮ったレントゲンはたまたま何かの影になっていただけで実はもう肺に転移していたのかも・・・、とか。実は胃がんだったとか。。胃潰瘍というのもあるし。あるのか?
出来るだけ明るく考えようとしても、精々吐血といえば労咳・・・労咳といえば沖田総司。沖田総司といえば「大丈夫ですよ。土方さん、ただの風邪ですから!」が決まり文句。
しかし、そもそも犬に労咳はあったかな。ケンネルコフはメジャーだけど、どうだろう。労咳に効くのは朝鮮人参だっけ?あれ?何か特効薬が発見されたはず。
でも、考えてみたら、転移じゃなくてただの肺がんかも。(この時点では既にただの肺がんだろうが、労咳だろうが、転移の肺がんだろうがレントゲンには写っていなかったのをすっかり忘れている

)
どうせ夜勤だからダメもとでパパに写メして、5時にはとにかく居間に行き、チルドレンをゲージから出したものの、ウンチを拾いつつも頭の中は既に「余命1ヶ月」。。。
そんなリエルさまはママを傍らに立たせて立派にうんちをひねり出し、食事も止めた方が・・と考えていたら、吐いたせいで空腹らしく、勝手にキッチンへ入ってフードをよこせとせっつくわけです。
吐血しても元気はある。吐血しても食欲はある。吐血してもうんちは立派。
どの道抗生物質を飲ませないといかんので、パテ状の鶏肉を少し朝ごはんとして出したらペロリと食べて隣を狙うぐらいには元気。
肺がんって、こんなに元気なもんかな・・・。しかし、腸には無関係だから食欲とは関係ないのか。。。
ああ、どうしよう・・・犬じゃ

も来てくれない><
いっそ私が吐血した事にしちゃおうか・・・しかし人医に連れて行かれてもリエルさまが治るわけじゃないし。。
病院に1番に行くとしても9時が始まりだし。。。
あれ?
でもそもそも肺からの血というのは綺麗な赤とか聞いた覚えが・・・リエルのはもう少しどんよりした感じだったなぁ。いやいや、犬の場合はまた違うのかもしれない。
胃だったら、どうなるんだろう・・・。また切るのかな。
もう・・・パニック&悶々状態です。
医学書で調べても載ってないし、ネットを立ち上げても、ここ数日の寝不足と貧血と吐き気で椅子に座ってられないし。ある程度出かける用意をして、今回はちゃんとタクシーを予約して、それまでの時間カウチで半死状態のママの背中にはリエルさまが寝ているし。
やっと病院へ行って、証拠物件のトイレシーツを出して待つこと数分。
名前を呼ばれてふらふらと診察室へ入っていくと、問診と触診やら聴診器をあてたりした後、「胃が荒れちゃってるんですねぇ」・・・と院長。
胃潰瘍?今度はまさか胃がん?と聞き返そうとしたら、
「犬は空腹時などによく吐くでしょう。それでですね、胃が弱っていたりすると、人間なんかよりもずっと簡単に出血するんですよ。今回は体調が弱っていたところに抗生物質だけのませちゃったから胃壁というかまぁ、粘膜が荒れて出血したんですね。胃薬出しておきましょう」・・・とまた淡々と言われてはぁ・・・・???ですよ。
そりゃ、犬はよく吐くし、うちの子達だって、猫の毛玉なみにゲロゲロと吐いてくれますしね。でも今までただの一度も吐血なんてなかったよ〜TT
「じゃぁ、ただ弱ってただけで、肺とかは全く関係ないんですね?」と確認したら、「あの時のレントゲンの状態で、しかもこれだけの短期間で吐血するぐらいの腫瘍は絶対にないです」と自信満々に断言されて、体中の力が抜けました。
・・・というわけで、リエルさまは元気に帰宅し、胃薬を貰ってママは帰ってきた途端、カウチにぶっ倒れたのでございました。
ああ、しかし、胃がんでも胃潰瘍でも肺がんでも労咳でもなくて本当に本当によかったぁぁぁぁぁ。
・・・というか、1人で騒いでた私がただの馬鹿でござんすね。
今夜もまたどうせこまめに起きて様子を見るので、これから私はお昼寝でございますよ。フンフン

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