2011/3/17

3月11日A  

2階の事務所に戻る。揺れる。外に出る。
また戻ってみる。揺れる。外に出る。

これを何度か繰り返すうち、少しだけ揺れの間隔が空く時間が出てきた。
何とか3階へ上がる。
ロッカーのある部屋は、いろんな物が散乱していて入れない!
一緒に上がった人と、テーブルや書類などを退かせてロッカーへ。
いつ揺れるか分からない恐怖心を抑え、コートとバッグを取り出す。
すぐ1階へ!

外に出ると、まだ他の職員さんが立ち尽くしている。
私を見つけると
「気をつけて帰ってね!」「頑張って!」と励まされる。涙・・・
「みなさんもお気をつけて!」と挨拶し、先に車へと向かう。

駐車場までは徒歩8分。
なんて長い時間だろう。
歩いても歩いても、たどり着かない気がする。ドキドキする。
ビルのひび割れや落ちた瓦などを見ると、
今起きていることが現実なんだと実感する。

自分の車へ到着。
周りには落ちるものが無かったので無事だった。
エンジンをかけるとラジオがかかった。
パーソナリティさんが必死に情報を流している。
「落ち着いてください!」だけが心に残るが、それ以外が耳に入らない。
自分がどうかしているんだ。
時間を聞いて驚く。
あの揺れから1時間も経っていた。

道路は信号が動いていなかったが、
工事中の整理をしていた人たちがそのまま交通整理をしてくれていた。
なんてありがたいんだろう。
国道に出ると、近くのビルの従業員さんであろう人たちが数名、
やっぱり交通整理をしてくれていた。
みんなすごい。

それでも信号も動いていず、人もいない交差点は、お互いに譲り合って行き交う。
トンネルが怖い。でも並んでいなかったので、
一気に抜けてしまおうと急いで走った。
家が近づくにつれて、心臓がドキドキしてくる。
子供たちは帰っているだろうか、無事だろうかと祈る気持ち。

家が見えてきたら、近所の人が数名出ている。
どうやら揺れているらしい。
子供たちがいた!
近くのおじさんが、寄り添っていてくれていた。
「マール!サーヤ!大丈夫だった?」と声をかけ、
おじさんにお礼を言って頭を下げた。
子供だけで心細かったであろう2人に、安心をくれた事への気持ちだった。

マールは運動着に上履き、サーヤは普段着だったけどやっぱり上履きのままだった。
学校では集団登校のメンバーで、先生引率で帰ってきたらしい。
先生ありがとうございました。
どんなに怖かったか、子供たちの学校での話は後日、
本人たちに書かせようと思います。

そして停電の夜へ続く・・・。
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