2011/3/23
卒業おめでとう!

本当なら今日は、市内の小学校の「卒業式」のはずでした。
私の勝手な思い込みですが、
地震だけなら卒業式は行われたと思います。
多分「原発」のせいなんじゃないかと。
今は放射線量もだいぶ少なくなり落ち着いてきましたが、
先週はかなり高い数値でした。
市外へ避難する人も出てきています。
小学校の卒業式は、一生に一度です。
それが無くなってしまうなんて、正直考えられないです

もちろん避難生活をしていて、それどころではない方々が多いのも分かっています。
家族が一緒に生活できる事がどんなに幸せか、心から感じています。
けれどどうしても、
「原発のせいで」と思ってしまうのは親だからでしょうか。
悔しくて仕方ないです

東京電力さん、一刻も早く何とかしてください。
現場で働いている方々は、命の危険があっても頑張っていてくれています。
けれどこの事が解決しない為、
私たちはまだ逃げる準備をやめる事が出来ません。
まだ地震が終わっていないのです。
関東の人たちは節電して頑張っています。
本当に本当に、お願いします。
それでも今日は、実家の父と母が「卒業祝い」を持って来てくれました

手作りの卒業証書とカーネーション、そしてケーキです。

「本当ならちゃんとお祝い金持ってくるはずだったんだけど・・・ごめんね

というので「とんでもない!」と言いましたヨ!
だってガソリンが入れられない中、
車で買い物をして届けてくれるなんて

腰を痛めてしまった今の私には、どんなに嬉しいプレゼントか・・・

細々と生活していたので、ケーキなんてすごく贅沢な気がします。
今までは好きな時に好きなだけ買えて、食べられて。
何もかも便利になって、贅沢しすぎてたなって心から思いました。

地震の後から、水も電気も、少しずつ使っています。
本来はこれだけで済むんじゃないかとも思います。
昼間日差しがあればファンヒーターを消し厚着をする。
夜も早く寝るようになって体力温存です。
あーでも夜中はずっとラジオつけてるか・・・音が全く無いのも怖いのです

ラジオ福島さんいつもありがとうございます

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マール、サーヤ。
あなたたちは6年間本当に頑張ったと思います

母はもう何もいうコトはありません

3月11日で急に学校が終わってしまったけれど、
心から卒業を祝いたい気持ちでいっぱいだよ

本当におめでとう!
楽しい中学生活が送れるように祈ってます




