ダイビングポイント:海洋艇庫
この日は始業式だったのですが、たまたま、部活が昼までで終わり学校でぼーっとしておくのももったいないと思い、年休をだして奥様と艇庫に潜りに行ってきました。年休を出したのに学校にいるなんてなんか変な感じでしたが、今年の初潜りということもあり、いけいけどんどんで行ってしまいました。
最初は、いつもどおり港の壁沿いを見ながら潜っていました。そしてこれまた、いつものように『コノハミドリガイ』がお食事を採っていたりしながら、かわらぬ艇庫の風景が流れていたのです。今回の潜りも奥様のデジイチスキルアップを兼ねていたので、奥様がそこらじゅうにいるコノハちゃんで練習している間に、自分で何かいないか探しに行きました。
そして、港の岸壁沿いに潜っていた時です。泥の中に潜り込んでいる1匹のウミウシを見つけました。寒さと闘う頭の中で、また、タツナミガイが泥に埋まってるわ〜と思っていたのですが、あれ?タツナミガイにあんな目立ったエラは無い!ん?あの半透明の体に赤や黄色の点は・・・
「『ハナデンシャ』やん!」
と思わず水中で叫んでしまいました。

↑海洋艇庫に現れた『ハナデンシャ』大きさは20cmぐらいと“この種にしては”小型でした↑
そうです、あのレアなウミウシ『ハナデンシャ』が海洋艇庫に出現したのです。大急ぎでコノハを撮影していた奥様を呼びに行き、『ハナデンシャ』のもとに連れて行くと、水中でがっちりと硬い握手を求められました。
その後、ただでも大きな被写体が苦手な105mmレンズなのにデジイチの悲しい呪縛、強制テレコン1.5倍、のダブルパンチでなかなかいい1枚が撮れず悪戦苦闘しましたが、何とかゲット。


その後も『オショロウミウシ属の一種』(写真左)や本当になぞのミノウミウシ(同右)など初めて見る個体も見ることができ、なかなか濃い1本にすることができました。
これが今年の初潜りとなったのですが、今年は幸先のいいスタートが切れました。今年もスキを見つけては潜っていくつもりです。がんばるぞ〜!

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