一昨日(1/18)、東京・上野の国立科学博物館で『富士山展』という企画展を見ました。
サブタイトルは「宝永噴火三〇〇年」で、「国立科学博物館創立130周年」という冠もついていました。
富士山の宝永噴火は、宝永4(1707)年12月16日から翌年1月1日まで続いたもので、
今回の企画展開期も噴火の始まりに合わせ、2007年12月15日(土)からで、
今日、すなわち2008年1月20日(日)までとなっていました。
展示内容は、この写真のような「火山としての富士山」という切り口を中心に・・・
「富士山が育んだ歴史と文化」や「防災面からみた富士山」という
3つのアプローチで構成されていました。
「富士山が育んだ歴史と文化」のコーナーでは、
こうした銭湯に描かれた富士山に触れたりしていましたが、
銭湯の壁に描かれた富士山の下に、広告板や洗い桶を配するなどきめ細かく、
全体的に、とても興味深い内容で、知的に楽しむことができました。
この企画展は、今日でお終いでちょっと残念ですが、
科博のホームページに内容紹介(概要)が残っているようなので、
のぞいてみてください。
URL:
http://www.kahaku.go.jp/event/2007/12fujiyama/naiyou.html
なお、企画展を見た後、ミュージアムショップで、この企画展図録があるかたずねたところ、
この企画展の図録はなく、代わりにこの本をご覧くださいと奨められたのが、
山梨の博物館の昨秋の特別展『ふたりの冨嶽三十六景』だったのには
思わず苦笑してしまいました。

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