11月10日、永六輔さんがエディターズミュージアムを訪れ、講演をしてくださいました。当日のもようなどについて、信濃毎日新聞11月11日掲載の記事を、許可をいただいたうえで、転載いたしますので、どうぞお読みください。
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上田市の作家・編集者の小宮山量平さん(90)が手掛けた書籍や蔵書を展示する同市天神の「エディターズミュージアム」で十日、ミュージアム完成記念として作家の永六輔さんが講演した。十二月からは一、二カ月に一回のペースで小宮山さんの講演を中心とした「編集者の講座」を開き、出版文化を広く伝えていく。
約百人が参加。永さんはこのほど厚労省が発表した「現代の名工」について「世界でその人しかできないから表彰するのに、賞金は十万円。『つくる』ことへの感謝、評価がこんなにひどい国はない」と指摘。「ここには、編集者と作家が交わした手紙もあり、本がどうつくられたかをたどれる貴重な場所」とはなした。
編集者講座の初回は十二月二十四日午後一時半から、上田駅前ビルの上田情報ライブラリー。小宮山さんが、長編小説「人間の條件(じょうけん)」を書いた故五味川純平さんとの出会いを語り、故小林正樹監督の同名映画を三日間にわたって上映する。参加無料。初回の問い合わせは同ライブラリーへ。(電話:0268-29-0210)
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