週間上田1月27日掲載より
信州沖縄塾 連続講座 第1回
「灰谷健次郎さんと沖縄」
講師=小宮山量平さん
◆2月9日(金)18・30〜 上田駅前・若菜館3階
「エディターズミュージアム 小宮山量平の編集室」
沖縄の歴史と現状を見つめることで日本と長野県の将来を考える「信州沖縄塾」(伊波敏男塾長・事務局=上田市)では、”信州から見た沖縄”をテーマにした連続講座を企画。
1回目は、エディターズミュージアムと共催で2月9日(金)18・30〜、同ミュージアムを会場に小宮山量平さんが「灰谷健次郎さんと沖縄」と題して話します。
灰谷さんは、17年間務めた小学校教師を72年に退職、沖縄や東南アジアを放浪した後、74年に理論社から「兎の眼」を発表しました。以来、小宮山さんを師として慕い続けた灰谷さんは、78年に「太陽の子」を発表。これは神戸の沖縄料理店の少女が父の足跡をたどり戦争と沖縄に思いを深めていくという作品でした。また灰谷さん自身も91年に渡嘉敷島に居を移すなど、生涯沖縄を見つめ続けた作家でした。
灰谷さんは昨年11月、72歳で死去。早すぎるその死を悼み、「日本が混迷を深める今こそ灰谷さんが必要だった」と話す小宮山さんが、灰谷さんと沖縄について語ります。
参加費は500円。
問合せは同ミュージアム25・0826か、
信州沖縄塾事務局(竹内)24・0276まで。