週間上田2008年5月3日掲載記事より
灰谷健次郎さんを偲んで「卯の花忌」
ゲストに永六輔さん 22日(木)エディターズミュージアム
上田駅前の「エディターズミュージアム 小宮山量平の編集室」で22日(木)18:00〜、
作家の故灰谷健次郎さんを偲んで語る「卯の花忌」が開かれます。灰谷さんがお師匠さんと慕った小宮山さんの92歳のお祝いを兼ねた集まりで、ゲストは作家の永六輔さん。
灰谷さんは「自分の死後はなにもしないで」と話していたとのこと。しかし、「父の誕生日のお祝いに集まった人びとが灰谷さんを語るのなら、許してくれるはず」と小宮山さんの長女で同ミュージアムを主宰する荒井きぬ枝さん。最も信頼を寄せていた友人の永さんが、そして小宮山さんが語り、「参加者の心にきっと灰谷さんが甦るはず」と話します。「卯の花忌」と名づけたのは小宮山さん。灰谷さんの名作『兎の眼』の兎(う)と、信州では5月に美しい花期を迎える卯の花をかけたものです。
”子どもに学ぶ”大切さを訴え続けた灰谷さんに思いを馳せる、初の集まりです。