小宮山量平の近況
元気に過ごしています。
時々お客様が訪ねてきて下さって、この場所で語り合うのを楽しみにしています。
先日、「うえだ城下町映画祭」に招かれた山田洋次さんが、会場へ行く前の2時間ほどを
父と一緒に過ごして下さいました。
その日、駅の改札口で再会した山田洋次さんと父は抱き合って喜び、ミュージアムまでを肩を抱き合いながら歩いていました。
うしろを歩いていた私は、何だか胸がいっぱいでした。
その後のミュージアムでの様子を「信濃毎日新聞」の記事でご紹介します。
エディターズミュージアム代表 荒井きぬ枝
山田洋次監督 親交深める
上田で小宮山量平さんと懇談
信濃毎日新聞 2011・11・15日 東信覧 掲載
上田市で13日まで3日間開かれた「うえだ城下町映画祭」にゲストとして招かれた映画監督の山田洋次さん(80)が、親交のある同市の編集者小宮山量平さん(95)と市内で懇談した。
山田さんの映画ポスターをデザインするなど10年来の付き合いがある諏訪市の画家、原田泰治さん(71)も加わり、近況や社会情勢などについて語り合った。
山田さんと小宮山さんは1987(昭和62)年、ソ連(現ロシア)モスクワで開いた「科学と文化の会議」で同席して以来、交流を続けている。山田さんは11日夜に上田文化会館(上田市材木町)であった映画祭のトークショーに出席する前に、上田駅前にある小宮山さんの編集室「エディターズミュージアム」を訪ね、東日本大震災の影響で来年2月以降にクランクインを延期した映画「東京家族」の制作状況や、近年読んだ小宮山さんの著作について語った。
小宮山さんは最近読んだ書籍として、少年たちの友情と成長を描いた造形作家篠原勝之さんの児童向け小説「A(アンペア)」を紹介。「人間の活力を描いた傑作。一人一人が自分の頭で考えることを少年時代にどう学んでいくか、きちんと組み立てていかなければならない時代にきている」と話した。
山田さんは昨年来、小宮山さんと上田市で懇談したいとの意向があり、映画祭でのトークショーも実現した。トークでは上田を訪れることについて「尊敬する小宮山さんとお会いできるのも楽しみの一つ」と語った。