無言館の映画 地元上映へ熱意
市民有志ら実行委 2月7日へ準備
信濃毎日新聞 12月26日 「信州ワイド」覧掲載
上田市古安曽の戦没画学生慰霊美術館「無言館」を題材にして制作されたドキュメンタリー映画を来年2月7日に地元で上映しようと、市民有志などでつくる実行委員会が準備を進めている。
実行委員長の荒井きぬ枝さん(上田市天神)は「家族のだんらんや恋人の絵など、画学生たちの背景が紹介され、人と人の絆を考えさせる映画。上映を機に同館を訪れる人が増えてくれればうれしい」としている。
映画「無言館」は1時間26分。東京の映画企画・制作会社が作り、今春から長野・松本両市などで上映されている。実行委の有志の多くは、ことし7月に上田市で上演され、無言館も登場した脚本家倉本聰さん演出の舞台「歸國」で実行委員だった人たち。映画「無言館」の存在を知り、上映会を企画した。
荒井さんが代表を務める上田駅前の編集室「エディターズミュージアム」でこのほど実行委の初会合を開催。市内外から15人ほどが集まり、出席した窪島誠一郎館主は「多くの地域
の皆さんに集まっていただき、感謝に堪えない」とあいさつした。
映画は、同市中央2の上田映劇で午後7時から上映。終了後、窪島館主と親交のある音楽家天満敦子さんがバイオリンの名器ストラディバリウスで約30分演奏する予定。
チケットは前売り2千円。問い合わせは実行委事務局の同ミュージアム(☎0268-25-0826)へ。
「無言館」上映実行委員会からのお知らせ
実行委員として参加を希望される方はエディターズミュージアム(☎0268-25-0826)までご連絡下さい。
次回実行委員会は平成24年1月6日(金)、午後6時からエディターズミュージアムで行います。