2015/6/17 荒井 きぬ枝
小宮山 量平(理論社会長)
──ピロスマニの絵にめぐりあったその日は、終日冷たい雨でした。せめて画集なりと、と、氷雨の中を書店から書店へと巡り歩く私を気の毒がってか、最後の店の女主人が、「これは私の蔵書なのですが」と代金を受けとろうともせず頒けてくれた一冊。その小型本に、私はどれだけ眺め入ったことでしょう!戦争に殺されるな―軍国日本に戻すたくらみ
(前略) むのさんは朝日新聞特派員として戦場で取材したが、終戦を機に「記者としての戦争責任」をとって社を辞めた。その後、郷里の秋田県に戻って週刊新聞「たいまつ」を発行し、戦争絶滅を訴え続けてきた。(後略)(6月9日付 朝日新聞)
理論社・小宮山量平
「子どもの本をつくる」(1984年日本エディタースクール出版部)
同胞よ 地は貧しい われらは ゆたかな 種をまかなければ ならない
ノヴァーリス
小宮山量平さん・灰谷健次郎さんに思いを
信濃毎日新聞 信州ワイド覧 2015.6.1掲載
上田市の編集者兼作家の故小宮山量平さんと児童文学作家の故灰谷健次郎さんに思いを寄せる「うの花忌」が31日、同市天神のエディターズミュージアムで開かれた。2人と親交のあった作家永六輔さんらが、県内外から集まった100人余を前に語った。