2006/9/30
我が家のやんちゃ娘(猫2匹)は私の帰りが遅いと、外に出て待っていてくれます。
トットは玄関前に座って、チッチは塀の上から。
車を駐車場に入れ始めると、おもむろに走ってきます。
どこへでもトットトットと行ってしまうので「トット」と名づけたのですが、その名の通り車の近くまでずんぐりぷっくりの身体を振りながらトコトコトットトット、とやってきます。時々口が開いていますから鳴きながら来るのでしょう。
「待っててくれたのね。ハイ、中へ入るよ。おいで!」
「ニャッ」と返事をし、Uターンをして一緒に玄関に向います。
その姿は何とも言えず、可愛くて愛おしくて(親バカ?)抱きしめたくなります。
「でも・・・きょうはすべての戸に鍵をかけて出かけたはずなのに、どうしてトットもチッチも外にいるの?」
チッチは塀の上から見下ろし、「ニャー!」と一声かけて飛び降りてきました。
家に入り、裏の戸も窓もすべての戸が閉まっていることを確認して・・・「あっ、もしかして・・・」2階に上がり、見つけたものは、いつも戻ってくるときだけ使う小窓の網戸が6センチ程開いていました。
「キャー!!力持ち!」きちんと開かないようにしていたはずなのに、力持ちトットが満身の力を込めて開けたのでしょう。
怒るというより「それほどまでして出たかったのね。」可愛いというか、そのときの姿を見てみたい。という気持ちでした。
身体をまん丸にしてやっとの思いで開けている姿、ひっかかりそうなお腹で無理矢理通り抜けている姿を想像するとおかしくなってきます。
我が家はアニマルセラピーで癒されているのです。
2006/9/29
アノイントでのひとり体制の木曜日。
スタッフがお休みになりますから、私がひとりで対応します。
木曜日はアトリエファブルで隔週講座があるため、4時閉店とさせていただいていますが、きょうは講座のなかった第4木曜日。
午前中だけでなく、午後からもトリートメントのお客様がありました。
アノイントは殆どがリピートの方です。
毎月きまっておいでくださる方、週に何回か決めていらっしゃる方、疲れてくると、ひょっこり現れる方、、、それぞれお客様の気分と体調でアノイントをご利用くださるようです。
「ここが最初ほんの少しクリニックとして使われているときから、とっても心地良い空間だったの。今も素晴らしい。皆さんの笑顔にもトリートメントにも本当に癒されています。私の唯一の癒しの場だからなくさないでね。」
毎月ご予約いただくお客様のお声です。
どんなに疲れていても、どんなに大変でも、お客様からいただくねぎらいの声は最高のエネルギーとなります。
この言葉をひとりで聞いてしまったことがとても残念。
スタッフにも聞かせてあげたかった嬉しい言葉です。みんなが心を込めておもてなしをするアノイントです。一番の功労者はきょうお休みでした。
お客様にもスタッフにも感謝のひとことです。
2006/9/27
今年も、岐阜県関市の大学のアロマセラピー講義が始まりました。
後期だけですが、毎週水曜日は高速を乗り継いでのドライブが始まりました。
LOHASを心がけたいのですが、交通の便が良くないので、どうしても車通勤になってしまいます。
岐阜県郡上市に両親のお墓があり親戚もある私にとっては、「懐かしい」感覚の空気を感じています。
大学は山あいの傾斜を利用した自然豊かな環境にあります。
道路には行きには気づかなかった彼岸花がそこここに咲き、きれいではありますが、一種独特の雰囲気をかもし出していました。
きれいな花には毒がある(?)・・・彼岸花も毒があるのです。
ヒガンバナ科の植物はすべて有毒とされています。ヒガンバナ・アルカロイドの研究が行われてきました。最近人気の高いスノードロップもそうなのです。
もっともそのアルカロイドが有用な薬として嘔吐薬や去痰、利尿薬とされているのですから、薬と毒は同じといえます。
ただ、作用が強いので私たちには使うことが出来ない植物ということです(つまり毒)。
花を鑑賞するだけにしておきましょう。
彼岸花 Lycoris radiata ヒガンバナ科 球根
(別名 曼珠沙華マンジュシャゲ)
花が咲いていない春にはニンニクと間違えやすく、毒成分(リコリンなど)は全草にありますが、特に球根に多く含まれます。
食べると、嘔吐、下痢、神経麻痺などを起こします。
2006/9/26
毎日文化センター、アロマセラピー講座の皆さんと飲みに(?)行きました。
飲めなかった私ですが、最近アノイントのスタッフと時々出かけるようになり、何とちょっとだけ飲めるようになったのです。
今夜は、食事も美味しい名古屋駅近くのキリンのお店でした。
生ビールの種類も豊富で、訳のわからない私は唯一飲み干すことが出来るブラックを選んで、皆さんが3杯頂く間に1杯を美味しく頂くことが出来たのです。
「大進歩!」と褒められ?わいわいとおしゃべりのひととき。
いつもは講座を受講されるだけですから、あまりお話をたくさん聞くことなどなかったのですが、こうした時間をご一緒すると皆さんのおしゃべりを聞くことが出来、そんなときは私はちょっと赤い顔でフンワリニコニコ楽しんでいるのです。
たまにはこんな時間があるといい。
たまにはお酒もいいものだと、、、この歳になって感じているのです。
2006/9/25
講演の後、友人に案内されて、平和公園へ行きました。
「原爆ドームが見たい」という衝動にかられ、「どこか行きたいところある?」の問いにためらうことなく「平和公園」と言っていました。
昔、修学旅行で見たであろうドームでしたが、私にとって「初めての原爆ドーム」の思いだったのです。その姿は、時間が止まったように、8月6日のその時のままでした。砕け落ちたがれきもそのままです。立ち止まり見続けました。柵で囲われているため近くに寄ることは出来ませんでしたが、その様を目に焼き付けるには充分なほど迫ってくるものがありました。
記念碑で祈ってきました。
「ここには亡くなった人の名簿が入っていて、毎年1回全部の名簿を出して虫干しをするんだよ」と話してくれた碑に手を合わせた時、不思議な感情がわいてきました。胸を突き上げるような激しい思いです。と同時に涙が止まらなくなりました。
今でもあの思いが何だったのかはわかりません。でも、はっきりいえることは、
この場に立ったら、誰でも核など持ってはいけないとわかるはず、ということ。
同じ過ちを繰り返してはならない、私たちが平和を守っていかなければならない、核など持ってはいけない、ということです。
今まで疑問に思っていたひとつが、わかりました。
「原爆はなぜ広島だったのか」それは、
軍需工場が住宅地にあったこと、そしてアメリカ軍の捕虜収容所がなかったこと、だそうです。
なんとひどい、なんとむごい、、、
できるだけ多くの人を殺傷したかったのですか。自国の人さえ犠牲にならなければ、それでよかったのですか。子供も老人も女性も、、みんなですか。
人は傷つけあうものかもしれない。
でも人は、かばいあい助け合い、いたわりあうものでもあるのです。
広島の思いを、核をもつ国の人々にもっと知らせなくてはいけないと、痛感しました。
2006/9/25
広島在住の友人(セラピスト仲間)の
10周年記念イベントで講演をさせていただきました。
数十年前の修学旅行以来の広島はいくつかの川に挟まれ平和公園を中心に川と緑のきれいな街という印象でした。
「女性のためのフィトテラピー」と題した講演会には多くの方が参加してくださいました。受講生とお母様とか、お母様、おばあさまと3世代のご参加もあり、その温かい雰囲気に私自身も優しい気持ちにさせていただくことができました。
畑のハーブや花たちをちょっと大きなブーケにして、プレゼントしました。
新幹線では、爽やかな香りに隣席の見知らぬ方と話しが弾みました。
ハーブに感謝、自然に、香りに、友人に感謝です。
2006/9/22
左の写真と右写真の奥がハーブティーでよく利用されるハイビスカス ローゼルの花です。
真夏に咲く種とは異なり、花も数段小さいのですが、私たちはその花が落ちた後のガクをハーブティーにします。
古い話になりますが、東京オリンピックで優勝した裸足のマラソンランナー・・・アベベ選手・・・が好んで飲んでいたお茶です。
当時「元気の源はこのお茶です」と紹介され、見つけて初めて飲んだハイビスカスティーは紙箱に入っただけでとてもまずいものでしたが、最近は随分美味しくなったものです。
単品で飲むことよりもローズヒップやバラ、フルーツチップなどとブレンドして味も香りもよくしていることもあるかもしれませんが、きれいなルビー色はゼリーやカクテルとしてもよく使います。(初めて飲んだときは色もきれいに出ませんでしたから、かなり古いものだったのかも)酸味が強いので、蜂蜜を加えても美味しいでしょう。
Hibiscus Sabdariffa アオイ科 ハイビスカス属 非耐寒性1年草
ビタミンCやクエン酸が多く、スポーツ後の疲労回復には欠かせませんし、赤い色(ハイビスカスポリフェノール)は抗酸化力も高いので、美容と健康にもいいのです。
生のものはジャムにしても美味しくいただけます。