2007/11/30
「これなあに?虫が集まったみたい」
「素敵ー!!」
「何か東洋的な臭いがする」
初めて見た人の感想は千差万別。
オレンジポマンダーは魔よけ、厄除け幸運のお守りとしてクリスマスシーズンに作られます。
オレンジなどの柑橘類にクローブを刺して乾燥させるのですが、作っているときがとても良い香り。
何せ、生のオレンジを丸ごと乾燥させようというのですから、香りはもちろんのこと、乾くまでが大変ですが、ハーブを勉強している人は一度は必ず作った経験があるものです。
ポマンダー(pomander) 香り玉
Pomm d'ummbre(アンバーのリンゴ)
元々はアンバーグリスをリンゴのように丸めたものをポマンダーといって、香りを楽しむ、いわば香水のようなものだったのです。
その後、ヘンリー5世がフランス遠征の戦利品の金銀細工を施した器に香料を入れたものをポマンダーというようになりました。
貴族の女性はガードルに吊るしていたとか。。
現在のフルーツポマンダーになったのは、15世紀に入ってからです。
枢機卿トーマス・ウルジーがリンゴの芯をくり抜いてスポンジにしみこませた香酢をつめたことからのようです。祈りをするために貧民屈にも出入りを余儀なくされた枢機卿が、身を守るために香りを腰からぶら下げていたわけです。
ペストが大流行した時代にもハーブや香料を使っていた人々は命を失うことがなかったといいますから、天然物の抗菌作用や免疫向上作用は強いものですね。
今でもオレンジポマンダーは魔除け、厄除けまた幸運のお守りとして作られています。
何年か前、イギリスのハンプトンコートフラワーショーに出かけたとき、ご年配の女性が会場でイベントとしてオレンジポマンダーを作っていました。
ハンプトンコートパレスは、ヘンリー8世の宮殿として、トーマス・ウルジーにより建てられ献上されたものです。オレンジポマンダーとは深いつながりがありますから、ちょっと感慨深いものがありました。
2007/11/29
守山生涯学習センターで開催されている女性セミナーの一コマを担当させていただきました。
託児がありますから、若いお母さんから熟年の方まで、年齢層の広い受講生さんでした。
講座をさせていただいて、嬉しい気持ちになったのは、お母さん方のコミュニケーションがとても良く出来ていることです。
6回講座の5回目でしたから、皆さんすでに親しくなっておられるのだと思いますが、楽しそうに会話が弾み、2時間はあっという間に過ぎていきました。講座内容を楽しんでいただいたことはもちろんとても嬉しいのですが、単に「勉強したい」だけではない豊かな空気が流れていました。
最後には心からの笑顔で挨拶をして帰られました。
ハーブ・アロマの効果だけではない「何か」が明るい空気を作っていたような気がします。それが何なのか、、はわかりません。きっと今まで素敵な講座を受けてこられたのですね。
黒川から名城公園を通り過ぎる帰路、美しい紅葉を堪能しながら、快い気持ちでいる自分に気付いていました。
センターと受講生の皆さんに感謝です。
2007/11/24
香りの効果はよく知られています。
ポプリをブレンドし、香り袋を作って、ブーケの中に組み入れました。
コンサートで、素晴らしい演奏を聞かせてくださったピアニストに送るブーケは、プリザーブドフラワーを取り入れたクリスマスバージョン。
真紅と白のバラ、不思議な色合いのアジサイなど、ちょっとおしゃれなブーケに仕上がりました。
2007/11/22
11月22日は、いい夫婦の日だそうな。
いい夫婦とは、どんな夫婦でしょう。
100組の夫婦があれば、100通りの夫婦の形があります。
傍からみると考えられないような形であっても、二人が良い関係であれば、それはそれでいいのでしょう。
結婚式で誓う言葉「生涯愛し続ける」ことは並大抵ではありません。愛している、とかいないとかを超越するような気がします。
夫を愛しているか・・と問われると「どうなんだろう・・」と考えてしまいます。今更愛しているなんてちょっと恥ずかしい気もします。
愛するとはどういうことなのでしょう。
言い争いをしても、気に入らないことがあっても、「虫が好かない!」などと思っても、要は、お互いを尊重しつつ、いたわりあえれば、それで充分なのではないか、、、と、この歳になって思えるようになりました。
夫を片目で見ることを少し覚えてきました。
その片目も少し閉じ気味にしていることがあります。それくらいが丁度良いのかもしれません。お互い様なのですもの。
一日の終わりに、ゆったりとお風呂に入り「きょうも元気に過ごせた」と思えることはとても幸せなのだと。
どちらが先であっても「幸せだったね。有難う。」と言える夫婦であるように、これからも切磋琢磨していきましょう!!
2007/11/22
中国のお土産に菊花茶などのブレンドティーを頂きました。
菊花、クコ、棗、レイシ、陳皮(みかんの皮)ゴマ、緑茶、氷砂糖のブレンドはとても甘くて美味しく飲むことが出来ます。
それぞれ、氷砂糖の甘さが移行していましたから、食べても美味しい。
中国というと、ちょっと気になりますが、ISO9001を取得した工場で出来ています。中国産がすべて悪いわけではなく、きちんとした工場もあることを知る必要がありますね。


2007/11/21
毎週講義に出かける短大の学長は、とても優しい笑顔でおられます。
たまにしかお会いしませんが、その笑顔にいつも癒されているのです。
私は・・・自然に滲み出る笑顔でいるでしょうか。
心から優しい笑顔でいるでしょうか。。。自信がなくなります。
時々車に乗ってルームミラーを見ます。
信号待ちで自分の笑顔を確認します。
他から見たらきっと「おかしな人」かもしれません。一人で笑っているのですから。。
優しい笑顔でいること。これは、作ってできるものではありません。
内面が表情となって現れるのですから、日ごろの自分が現れるのです。ぎこちなく作った笑顔では誰の心も癒すことは出来ないでしょう。
私は・・どうなの?
いつか、私も学長のような癒される笑顔を、皆様に感じていただけるほどの人になれるよう努力しよう、、、とキャンパスを後にした車中でルームミラーを見ながら、自分に誓っていました。
2007/11/19
自家製のお野菜を頂くことがあります。
愛情をいっぱい受けて育ったもぎたて大根やかぶには新鮮な葉っぱがついていました。
早速、大根葉の炒め煮とカブの漬物をつくり今夜の一品に。
「一物全体」の考え方からもお勧めの惣菜になります。
カブを葉と柿も加えこだわりの塩でもんだだけのお漬物も、長野の七味でパンチを効かせた甘辛い大根葉もとても美味しくいただきました。

