2005/10/18

パリのレストラン 〜子供連れ〜 [1]  レストラン・パリ Resto Paris
Last Update 09/2007

家族の幸せは釣り人の幸せ。いざという時に快く釣りに送り出してもらうためにも、できる限りの家族サービスを尽くそう! というわけで、子供連れで楽しめるパリのレストラン。

フランスのレストランも他の欧州国同様、いやそれ以上に、小さい子供連れで行けるところは少ないと覚悟したほうが良い。地方のヴァカンス・ロケーションとて容易でない。パリならもっと難しい。

そこで、子供連れでレストランで歓迎を受けるためには、ムニュ・アンファンmenu enfant つまりお子様ランチ(ディナー)をメニューに掲げている店を見つけたら、まずはそれが無難。

次にカフェ。有名店などは料理もなかなかなのレベルであるし、パリ気分も味わえる。賑やかめで広い店を選んで、子供連れなんだけれど、と囁けば(見ればわかるけれど)気の利くウェイターなら配慮して席を選んでくれるだろう。

例えば、ラ・クーポールLa Coupole(フランス語、英語)。
ダイニング・ベビーチェアも置いてあるので、堂々と踏み込める。安定した味とサービス。シーティングもプロフェッショナル。藤田嗣治やエコール・ド・パリの画家や同時代の文人たちが通ったことで有名なモンパルナス4大カフェのひとつ。夜は待ちたくなければ要予約だが、早め19時くらいまでにはいればまず大丈夫。この手のカフェ・レストランは朝から夜中まで休みなしで営業しているので、早めの夕食が可能。英語メニューもある。この度(2005年11月)食したオマール海老(正式名称失念したが冷製でなく温製のメインディッシュ)は粋な味付け。海の幸の盛り合わせ各種は、家族で鍋をつつく気分で人数マイナス1人分をシェアで十分の量。

更に私的にオススメなのは、公園の中のレストラン。ムニュ・アンファンがあるところも多い。市街中心部なら、例えばルーブル美術館に隣接するチュイルリー公園Jardin des Tuileries。園内はルーブル美術館寄りの噴水からコンコルド広場Place de la Concordeに抜けるメインストリート沿いに2軒 4軒ある。暖かい季節なら、テラス席に陣取って子供の食事をさっさと済まさせる。(冬でも強力ヒーターがあって外で頑張れる。)目の届くところで遊ばせておけば、大人は子供を見張りながらゆっくり食事できる。

コンコルド広場寄りのCAFE VERY(Tel 01 47 03 94 84)にはムニュ・アンファンがある。向かいの他店にもある。

パリのレストラン 〜子供連れ〜 [2] に続く・・・。
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2006/2/10  22:25

 
今頃になって昨年10月の記事にコメント沸騰。正直言ってjunさんにいただいたコメントを最初に見たときにはゲゲッと思ったのだが、その後の沸騰ぶりを見てもわかるように良かったなと。やはり、子供の扱いは欧州やフランス社会とのつきあいが深まれば深まるほどあらためて考えさせられるテーマなのだ。

それに、フライフィッシャーは家族思いが多いのだ、とあらためて感心。ウルサイ!自分で稼いだ金で自分の趣味やって何が悪いんだ!とは叫ばず、あれこれ悩みコンセンサスづくりに腐心する心優しきフライフィッシャーたちの姿は、フライの雑誌 第71号 特集 “釣り人の明るい家族計画”にも登場。

この機会に、フランス大人社会、子供、そして犬について。

私がフランスに出入りし始めた頃に心に刻まれた風景のひとつに、こういうのがある。

レストランの奥の隅っこで子供たちが大テーブルを囲み食事をしている。親はどこにいるか。チラチラ観察すると、親たちはテラスで友人どうし談笑し会食していることがわかる。フランス人のフランス語教師が言っていた“フランスでは、子供は犬より地位が低い”というのはホントだった。大人の邪魔をしてはいけない。飼い犬は大人たちのテーブルの足元に寝そべって、そこで大人たちと一緒に食事することが許されているのに!
その後、このような光景は何度も目撃。家族ででかけるヴァカンスシーズン中のヴァカンス・ロケーションでは、特に良く見かける。子供は連れて行ってもらえればまだ良いほうで、ヴァカンスでもなければむしろ家に置いていかれたりベビーシッターに預けられる可能性も大きい、ペットの犬は連れて行ってもらえても、だ。

子供たちはこの犬以下の扱い、“差別と屈辱”を乗り越えて育つことが要求される。フランスにはませたガキンチョが多い。その話し振りを見ていると、一刻も早く大人のテーブルへ参加を許されたり友人どうしで食事に出かけたりできる日が来るよう頑張っているように思えてしまう。

“差別と屈辱”にも段階があり、年長になってくれば子供のテーブルを仕切ることを任される。幼児をあやしたり、少しはものごごろついてきた後輩の子供たちの監督をする。うまく任務を遂行すれば、大人のテーブルにはもうすぐそこに思える。

フランス人が子供を叱る時とペットの犬を叱る時の文句、口調、視線は同じである。相手の目の奥をじっと見つめて、これ以上言うことを聞かなかったら“大変なこと”になるぞ、と警告する。相手が子供の場合は、特に「信じているよ、賢い子なら私の言うことがわかるね。」という信号を同時に発する。その上で、数度の警告を経て聞かなかった場合には、本当に“大変なこと”になり、平均的日本人がそのような場に居合わせれば「な、なにもそこまで怒らなくとも・・・。」と言うくらい凄いオシオキとなる。

犬と子供の共通点は、共に成人の理解力を持たないことであり、共に愛すべき対象という点だ。

で、結果として、フランスでは犬も子供も概して行儀が良い。

子連れならファミレスに行けば良いではないか、と思うかもしれないが、フランスの市街にはファミレスはあまりない。(地方のロードサイドには、それらしいものがある。)何故かと考えるに、大人が子供の犠牲になる気がない、から、需要がなく従って発達しない。パリにもファミレスっぽいのが無いことはないが、そこまでして外食したくない、もしくはそれならピッツエリアででもいいからもう少しきちんと食べたい、らしい。

中流では、ベビーシッターを使いたおす家庭は多い。
知人のフランス人女性は産後1ヶ月で職場復帰したが、それを聞いて驚くフランス人はいない。幼児がいても大人どうしで外食するのも憚らない人も多い。“ベビーシッターを頼めばいいだけ”だからだ。

知人の妹の日本人女性はフランス人男性と結婚しパリに暮らすが、産後、ノイローゼになってしまった。理由は、子供に繋りきりだ、と夫が真剣に彼女を責めるようになったからだ。子供ができる前は二人でしょっちゅうレストランに出かけたのに二人で過ごす時間が無くなった、“ベビーシッターを頼めばいいだけ”なのに、というのが彼の言い分だ。米国帰りの彼女は、“ファミリー”の文化で育ち、とても産みたての赤ん坊を他人に預けることなどできない。彼は、もう僕のことを愛していないのだ、と言う。日本にいる彼女の両親は、フランス人は子供を愛さないなんてヒドイ人種、とフランス人に娘をやったことを悔いているらしい・・・。

ふり返って、犬。日本の犬は概して躾が悪いと感じてしまう。フランスだったら大変なオシオキになるような行動も飼い主は目を細めて見ていることがある。空前のペットブームで、レストラン、ホテルやショッピングおよびレジャー施設でもフランス並みとは言わないまでもペットが出入りを許されるようになってきた。犬は、自分では人間の言葉が話せなくとも、人間の言わんとすることはだいたいわかる、というのが私の観察だ(個犬差はあるにせよ、犬の知能は3−5才の子供程度とも言うし)。自分の悪口を言われると敏感に察知してスネたりするのには驚く。というわけで、周囲に迷惑をかけて疎んじられ、大事なペットの心を傷つけないよう躾けてやってほしいなあと思う次第。

 

2006/2/8  16:55

 
ヴィアミシュランで、ムニュ・アンファン(お子様メニュー)のあるレストランが検索できるのに気づいた。これは便利だ。驚いたのは、ミシュランの星付きでもムニュ・アンファンのあるレストランがある。検索対象は、今のところフランスだけの様子。

例えば、The Michelin guides のタブでRestaurantsを選び、Location search にParisパリと入力、同時にSearch criteria の中のServicesで、Children's menuにチェックし検索すると、大半がホテル内レストランなのは納得するところであるが、二ツ星のムーリスLe Meurice、三ツ星のル・サンクLe Cinqがリストアップされてくる。これって本当?!(そう言えば二ツ星のラセールLaserreで子供連れの面々が個室に向かうのは見かけたことがあるが、何かの祝い事くさかった。)試したことがある方、ご感想をお聞かせください。 


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