米通信大手、相次ぎ合理化 「携帯頼み」に限界(日経新聞)
米通信大手が人員削減など合理化に相次ぎ乗り出した。2位のベライゾン・コミュニケーションズは27日、8000人以上の追加削減の方針を明らかにした。最大手のAT&Tは昨年末に大規模な人員削減策を打ち出し、3位のスプリント・ネクステルは通信網運営を外部委託する。各社とも景気後退で稼ぎ頭の携帯電話事業の成長が鈍化。通信機器など関連業界を中心に事業再編の動きも出てきた。
ベライゾンは今年7〜12月中に8000人以上を削減する。低迷が続く固定通信部門が中心になるとみられる。同社の社員は6月末で23万5000人(正社員のみ)。すでに「過去12カ月間で8000人以上削減してきた」(ジョン・キリアン最高財務責任者)が、業績の伸び悩みを受け、追加リストラを迫られた。

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