トヨタ、GMとの合弁工場閉鎖を正式発表(読売新聞)
トヨタ自動車は28日、経営破綻した米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)との合弁工場「NUMMI(ヌーミー)」(米カリフォルニア州)での生産を、2010年3月末で終了すると正式に発表した。GM分はすでに生産を終えており、日米自動車最大手同士の友好の象徴だったNUMMIは、1984年の設立以来、26年で閉鎖となる。
NUMMIでトヨタが生産している小型車「カローラ」やピックアップトラック「タコマ」は北米や国内の工場に移管する。トヨタは今後、工場用地や設備の売却を進める。NUMMIの従業員4700人は解雇される見通しだ。地元自治体や労組は工場の存続を要望してきたが、生産体制の見直しを進めているトヨタは、「GM車の生産がない中で、ビジネスとして成立する見込みが立たない」として、生産終了を決めた。

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