「ドバイショックは限定的か?」(毎日新聞)
27日のニューヨーク株式市場は、アラブ首長国連邦(UAE)ドバイ首長国の政府系企業の資金繰り悪化などを受けて急反落。ダウ工業株30種平均は、前営業日終値比154・48ドル安の1万309・92ドルと、150ドル超も値を下げて取引を終えた。ダウ平均は一時、同233・15ドル安の1万231・25ドルまで下落したが、「(ドバイショックの)米国経済への影響は限定的」(米エコノミスト)との観測も浮上し、買い戻された。
米市場は感謝祭休暇中で市場参加者が少なく、午後1時までの短縮取引だった。本格化した米国内の年末商戦の行方を見極めようと、投資家の動きは慎重で、株価の急落には一応の歯止めがかかった形となった。

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