1MDB汚職、ゴールドマン罰金2千億円で交渉 米報道(日経)
マレーシア政府系ファンド「1MDB」を舞台とした汚職問題への関与を巡り、米金融大手ゴールドマン・サックスは約20億ドル(約2180億円)の罰金を支払う方向で米司法省と交渉していることが19日、明らかになった。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ、電子版)が伝えた。マレーシア政府との交渉は難航しており、最終決着にはなお時間がかかりそうだ。
米司法省は2018年11月、マレーシア政府系ファンド「1MDB」の調達した資金が賄賂などに使われた問題で、資金流出に関与したゴールドマン元幹部らを起訴した。起訴された元バンカーのうち、ティム・ライスナー氏はすでに有罪を認め、米金融界から追放された。現在は法人の責任を巡り米国やマレーシアなど各国当局の捜査が続く。ゴールドマンはライスナー氏らの隠蔽工作によって経営陣は不正行為を知らなかったとの立場を主張してきた。

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