2005/9/30 21:14
前向きなのか後ろ向きなのか判らない私 ロケットサラダの日記

THE B−52’s『THE B−52’s』
プログレ好きの私が最近プログレを聴いていない。キング・クリムゾンとかピンクフロイド大好きなのにな〜。最近はニューウェーブっぽいものとか、妻の影響でフォーク系の日本人アーティストばかり聴いている(言葉が解かるから)。昨夜、寝る前にガロのベスト・アルバムとTHE B−52’sの『THE B−52’s』を聴いた後、クランプスを掛けながら睡眠薬を飲んでベッドに横になった。
毎日、昼夜問わず眠気がある日が多いのだが、寝付くときはスカッと寝付けないし、起きる時もサクッと覚醒せずふらついている。目の焦点も合わず、ダブって見えてしまうのだ。ある程度シャキッとするまで横になっていればいいんだけど、身体だけは起きて動こうとする。起きた後でも睡眠薬の効果が残っているのか? 今度先生に相談してみよう。とにかく車の運転だけは要注意。だから、今日は目覚めた時、完全な覚醒が得られるまでもう一度寝た。そしたら日中快調だった。人身事故を起こしてからでは遅いからよく自覚して行動しなくちゃな。
あまり調子がよくないときは脳はどんよりしており、後ろ向きになりながら前に向こうとしている。愚鈍である。職業訓練が始まるのは10月4日からなので、それまでにしたいことはCDラックをもう一つ自作する事と、出来ればレコードラックもいつでも取り出せるようなものを自作したい。あと、編み物の初歩をもう一度教えてもらう事だ。取り敢えずこんな事をのんびり進めて行こう。
これらを済ますことが出来れば一応は思い残すことなく職業訓練に挑める。呑気に学校なんかに行っていて大丈夫なのかという気持ちもあるのだが。しかし、なんだか、代わり映えのしない日記ばかりで進歩がないな。
でも、今日はそのCDラックの下半分を製作した。10月始めにお客様が来られるので少しでもスッキリした部屋にしておきたいのだ。けなげな私。
妻が旅立ってから今まで、あまり妻の過去ログを見ることができなかった。でも、今日はなんとなく見る気になれたのだ。去年の今日の日記を読んでみると、多剤耐性で使える薬がなくなって追い詰められた心境の頃の記述だった。あの頃は12月になれば新薬であるナベルビンが出るからそれまでなんとか繋ぐんだと必死だった。でも、主治医が前倒しでナベルビンを使ってくれたんだよね。ぎりぎりのところで希望を繋いだんだっけ。じりじりと近づく死に追い詰められ、泣いていた事もあり切なかった。
あれから一年経つんだな。そんなに経っている事が信じられない。妻は最後まで闘った。癌の勢力に対して自分が出来る事は微々たる事しか残ってなかったが、それでも希望をもって生きようとする妻は全力を傾けて取り組んだ。ちゃんと食事を摂れるよう努力したり、食後1時間は横になってじっとしているとか、寝不足にならないように眠剤でコントロールしたり、生活リズムを整える為に早目に寝て朝に起きるという様な事だ。その頃私も会社を辞める決心を固めていた。
これから毎日、妻の去年の今日の日記を読み返して行くかも知れない。でも一年経つというのにまるで最近の事の様に思えてしまうんだよね。

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