2009/7/2

梅雨末期  日常 時事

梅雨末の雨霏々として紫陽花をいたぶれるげに進む季かな

向日葵の莟は見上ぐポプラ樹の凛々し木群の上の雲雀を

命かくたくましきかも童顔の母押し過ぐる双子の乳母車

今さらに味はひかねつ家近き潮干に狩れるさざえの壺燒き

ガード下の道を挾みてフィットネスクラブと葬祭所の駐車場
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2009/7/2

百人一首應答歌 八  日記と歌論



君がため春の野に出でて若菜摘む わが衣手に雪は降りつつ
光孝天皇

わがためと摘ます若菜を手とりもつ袖にいや濃き君がおもひよ
ながれのおも


立ち別れいなばの山の峰に生ふる まつとし聞かば今帰り来む中納言行平

君と我今わくらばの流れ合ふ末松が枝を結び契らむ
ながれのおも


菜摘一首はあまりに有名で愛好されたものですから、ここは素直に贈られた乙女の返歌といふ体に。
行平の送別宴の一首はいなば・去なば、松・待つの縁語組み合はせに対してわくらば・分くらば、松・待つに置き換へ送別の一行よりの餞け歌としました。病ら葉など持ち出したのは賜姓皇族たる行平への処遇に対する義憤の念もそこにはたらいてゐたかと推量しつつ。


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