2009/8/28

遺命  讀史つれづれ

わが首級かまへて敵に奪らすなと遺命ぞ重きさまをかへても

射落とせし騎馬武者にたかる雜兵を憎み射掛けぬ矢継ぎ早にも

接吻を迫り押し寄す槍先に王妃が女友達の首

裏切りの掘り返されて梟首へと到る墓邊の土のかぎろひ

遠花火見やりて寝物語にも洩らす密事よ乳揉みながら
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2009/8/28

百人一首應答歌三十五  日記と歌論


嵐吹く三室の山のもみぢ葉は 竜田の川の錦なりけり

能因法師

=三室山おろせる風のまにまにも紅葉の錦ちりぼひにけり =
ながれのおも

仏道修行の得化下界に及びましたやら。


寂しさに宿を立ち出でてながむれば いづくも同じ秋の夕暮れ

良暹法師


なつかしみ去年の宿訪ふ道すがらせくものもなき春の夕暮れ

ながれのおも

還俗したわけではないでせう。むしろ賢き当りに差し迫る加持祈祷のことなどあり、その帰途。
さびしさにながめた秋夕からはすでに年を経てゐる見立てです。
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