2009/9/10

交換船  讀史つれづれ

寄港地へ近づく船中に沒したる懷疑派の君を土に葬る

まざまざと身にしむ彼我の物量差交換船をゴアに乘り換へ

櫻島の煙りを遠く望みつつやうやく涙わき出でにけり

結ばれて久しく住めど青き眼を怪しまれ竝ぶ配給の列

愕然と動員明けの娘の掌つぶれし肉刺に藥塗れるかな
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2009/9/10

百人一首應答歌四十二  日記と歌論

世の中よ道こそなけれ思ひ入る 山の奥にも鹿ぞ鳴くなる

皇太后宮大夫俊成


分けて入る山の奥にもかもしかのごとき子の目に遭ひつときめく

ながれのおも


道歌めかしてもこれは俊成若き頃の作で当時から多くの妻子をかかへてゐた色好みといふオチもありますから完全なバレ歌で返して置きます。む


長らへばまたこのごろやしのばれむ 憂しと見し世ぞ今は恋しき

藤原清輔朝臣


ながらへて憂さつれづれをたのしまむあきらめわく身こほしかりけり

ながれのおも

本歌の口調にならひ今の自分の心境といつたところです。
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