2010/9/30

見れば笑ましき「就職」の字  日記と歌論


書き取りにはげむその子の肩越しに見れば笑ましき「就職」の字よ


車中隣合はせた小学生ですが、色々往時が思ひだされますね。十年後にはこの子もリクルートスーツで決めて「就活」ですか。まだまだ未来も夢もあつてうらやましくもなつかしい。
比べて残された時間が少なくなる一方の身ですがせめて初心に立ち帰りたいと。
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2010/9/29

節煙まだしき  日記と歌論

煙草喫はなくとも死ぬわけでもないと納得しながら節煙まだしき

昨日出先へ同乗したのが喫はぬ人でしたから、よい機会と往復四時間の車中を臨時禁煙してみました。その方が体にもよいかとあらためて確認しながら。
それでも途中立ち寄るコンビニの店先ではつい手がのびてしまひますね。
今回の値上げにはしらけて買溜めもしてゐませんが諸君の場合どうですか。
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2010/9/28

公園に毬落す栗  日記と歌論

暑熱過ぎ長雨到る公園に毬落す栗すでに實ぞなく

酷暑で栗もばてたのでせうかね。鳥の餌にどうぞと毬をひらいてしまつたか。昼ころのラヂオでの話題でした。
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2010/9/27

大正百年祭のすすめ  日記と歌論

かなしくも指導性には骨粗鬆を來せし戰後五十年祭


平成七年・一九九五年とは阪神淡路大震災とオウム事件の年であつたが、戦後五十年の節目でもあつた。
陛下は殊のほかの思ひ入れおありのやうで、折から修交百年の区切りを迎へたブラジルからの訪問要請を断られてまで打ち込まれ永遠平和の誓ひを新たにされたのだが、昭和の明治百年祭が民族の叙事詩を謳ひあげて以後の高度成長への弾みとしたに比べると鬱陶しい謝罪史観を更に固定化し真に責任ある指導性又それを体現する指導者の登場を困難にしたとしか思へぬ。一連の平和ボケ積み重なつた末に現下の国辱状況があるかと何とも唇寒い。
再来年は大正百年を迎へる。すなはち明治天皇崩御後百年でもあるからその辺で大正百年祭をもたれて、ものごとを根差しから考へる機会を国民に与へらるべきではないかと思ふがこれについては別の機会に。
「軍」のない国はあなどり避けがたく、経済発展のみの片肺国体では国は生き残れぬとは結局不滅の原則だらうか。
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2010/9/26

台風の二三過ごして  日記と歌論

台風の二三過ごしてまがなしき日出づる國の朝明けにあり

変な台風もありまして、いはゆる一つの被害甚大か。
それは別の主題ですから稿をあらためての上で。
今年は又異常な年でした。
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2010/9/25

冷房の後暖房  日記と歌論

冷房の後暖房への切り替へはわづか一日挟みたるのみ


大雨台風が来たこともありますがさてもこの天候の激変は。一ヵ月半ほど冷房なしに眠れなかつたのが夢のやう。
つい一昨昨日まで暑熱に堪らず冷房してゐたのですがね。
皆さんのところではどうですか。
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2010/9/21

乳児らが行方不明の  日記と歌論

乳児らが行方不明の
老人に加へて乳児らが行方不明のままに入れる彼岸か


真夏の怪談は實は戸籍制度の盲点でしたが


.死体遺棄容疑で女子高生逮捕=ごみ袋に乳児遺体―警視庁
 東京都世田谷区で14日、ごみ袋に入った乳児の遺体が見つかった事件で、警視庁捜査1課は21日までに、死体遺棄容疑で、同区の女子高校生(18)を逮捕した。 (時事通信)



かういふ事例が発覚せずやみから闇へといふ場合もまた少なくないのかと彼岸に入り時とした暗澹たるおもひに引きずりこまれます。

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2010/9/20

鳳仙花いぢらしく  日記と歌論


お彼岸も所用慌し鳳仙花いぢらしく殘すしどけなき花序

休日の方が今年は忙しく。今朝の出掛けの嘱目です。
皆貧しかつた時代の少女らの風情をしのばせるものがこの花にはあるかと。
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2010/9/18

国家てふリヴァイアサンの宿業  日記と歌論

国家てふリヴァイアサンの宿業か中華思想を自滅の爆竹


尖閣諸島での密漁船拿捕問題をめぐる中国当局の一連の強引かつ傲慢な強弁と一国の大使に対する無礼な呼び出しといふ経過のなかでふと思つたことを。


秋田県沖には舞台島なる地あり。元を辿ればは二千年を越ゆる昔漢の武帝が東海に筏して気侭な船な遊びのつれづれれに立ち寄りし先とかいふ。その實は武帝島なりと。あながち作り話でもないでせう。彼は六十年を越える治世の初期しばらくは皇太后の専制下に逼塞してゐた時期もあり。まして皇太子になる前の先帝末子の身の程であつた時期にはあらゆる気侭も冒険もした筈。その伝説に基づいて果て果ては舞台島まで返還或いは禅譲を要求しかねぬ今回の抗議ですか。


西学に屈して元号を放棄しキリスト紀元を公元にいひかへ漢字を簡体字の刑に処して恥ぢぬ彼らが何をいふかといひたいところですが、それ以前にあまりにも拙速に過去に日本から負はされた屈辱の具体的補償を求めむとするがさつな国家体の「命のあらはれ」にはもののあはれを覚えます。


スターリン・毛沢東の時代と異なり穏健な権力継承の手法を確立した上での今回の「厳重抗議」ですから一段と手強いか、しかし却て「君子は豹変」する余地をみづから破棄する愚行ではあるまいかと危ぶんでゐます。
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2010/9/18

国家てふリヴァイアサンの宿業  日記と歌論

国家てふリヴァイアサンの宿業か中華思想を自滅の爆竹


尖閣諸島での密漁船拿捕問題をめぐる中国当局の一連の強引かつ傲慢な強弁と一国の大使に対する無礼な呼び出しといふ経過のなかでふと思つたことを。


秋田県沖には舞台島なる地あり。元を辿ればは二千年を越ゆる昔漢の武帝が東海に筏して気侭な船な遊びのつれづれれに立ち寄りし先とかいふ。その實は武帝島なりと。あながち作り話でもないでせう。彼は六十年を越える治世の初期しばらくは皇太后の専制下に逼塞してゐた時期もあり。まして皇太子になる前の先帝末子の身の程であつた時期にはあらゆる気侭も冒険もした筈。その伝説に基づいて果て果ては舞台島まで返還或いは禅譲を要求しかねぬ今回の抗議ですか。


西学に屈して元号を放棄しキリスト紀元を公元にいひかへ漢字を簡体字の刑に処して恥ぢぬ彼らが何をいふかといひたいところですが、それ以前にあまりにも拙速に過去に日本から負はされた屈辱の具体的補償を求めむとするがさつな国家体の「命のあらはれ」にはもののあはれを覚えます。


スターリン・毛沢東の時代と異なり穏健な権力継承の手法を確立した上での今回の「厳重抗議」ですから一段と手強いか、しかし却て「君子は豹変」する余地をみづから破棄する愚行ではあるまいかと危ぶんでゐます。
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