やっぱりサイクロンと言えば「仮面ライダー」ですね。て、唐突に仮面ライダーネタに突入したりします。
でも、最近の仮面ライダーシリーズは、何一つ分かりません。昭和40年代に君臨した、改造人間の仮面ライダーです。本人の意思とは関係なく理不尽に改造されてしまった主人公の悲哀を秘めているのに表に出さない、子供にとってはあくまで正義のヒーロー像であり続けることが宿命づけられている姿は涙を誘います。なんてことは、今になって思うだけで当時は純粋なヒーローでした。


これは、新1号と呼ばれている復活「本郷猛」の仮面ライダー1号です。実は、仮面ライダーの有名な『変身シーン』は、「一文字隼人」の仮面ライダー2号からでした。当初登場したいわゆる本郷猛の旧1号には変身シーンはありませんでした。IQ600という天才学者にして、プロオートレーサーというありえない主人公の本郷猛が、悪の秘密結社「ショッカー」に誘拐、拉致されて改造されてしまうという、これまたありえない設定です。更に脳を改造される前に救出されて正義のために地球征服を企むショッカーと戦うのです。今となっては、何から何までありえない設定が、昭和40年代には違和感なく受け入れられていたのですね。そして、復活した新1号の変身シーンも鮮やかに覚えていますよね。変身ベルトの風車が回らないと変身できないという制約は、ウルトラマンから脈々と受け継がれてきた約束事でした。
ところで、仮面ライダーのシリーズは、私にとってはこの1号・2号までで、V3の頃には見なくなりました。シリーズ化することは悪くはないですが、イメージと言うものは最初が最も強烈ですから、二番煎じとなると厳しいですよね。
でもって、最近の仮面ライダーシリーズには、原作からかけ離れてしまった思いがあるので悲しいです。元々の仮面ライダーは、かっこいいものではありません。自らの宿命に立ち向かう悲壮感が大切なんですね。
何で、今「仮面ライダー」なんでしょうか

って。サイクロンから話が脱線しただけでした

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