第82回選抜高等学校野球大会は、3月21日(日)から12日間<雨天順延>の日程で阪神甲子園球場で開催されます。出場校の選考委員会は、1月29日(金)に毎日新聞大阪本社・オーバルホールで行われます。
◇出場校数は32校です。<内訳>は、一般選考28校、21世紀枠3校、明治神宮枠1校となります。
◎地区別の一般選考出場校数

北海道:1

東北:2

関東(4)・東京(1):6

東海:2

北信越:2

近畿:6

中国(2)・四国(2):5

九州:4
※関東・東京と中国・四国の( )内は各地区の出場校数で、残りの1校は両地区を比較した上で振り当てます。
◎21世紀枠の各地区推薦校

北海道:武修館

東北:山形中央

関東:水戸桜ノ牧

北信越:新潟

東海:刈谷

近畿:向陽

中国:防府

四国:川島

九州:長崎商
※9地区を3つに分けて、1校ずつを選抜します。
@北海道・東北・関東 から1校
A東海・北信越・近畿 から1校
B中国・四国・九州 から1校
◎明治神宮枠

東海地区:+1校

それでは、この選考基準によりまして、私が勝手に選考します。
◇一般選考枠

北海道:北照

東北:秋田商・盛岡大附

関東・東京:東海大相模・花咲徳栄・東海大望洋・前橋工・帝京・日大三

東海:大垣日大・中京大中京

北信越:高岡商・敦賀気比

近畿:神戸国際大附・大阪桐蔭・立命館宇治・神港学園・天理・智弁和歌山

中国・四国:開星・関西・広陵・今治西・高知

九州:嘉手納・宮崎工・自由ヶ丘・興南
◇21世紀枠

山形中央・向陽・川島
◇明治神宮枠

三重
◎一般選考枠の28校は、ほとんど波乱がないように思います。東京の準優勝校の東海大菅生は決勝で帝京に「13-1」の大敗が響きそうです。準決勝で帝京に1点差で惜敗した日大三に分がありそうです。都立の雄、日野はかなり厳しいと思います。
近畿の4強のうち、優勝の神戸国際大附と大阪桐蔭は当確。しかし、立命館宇治と神港学園はどちらもコールド負け。これが影響するとしたら、神港学園が落ちて、育英が入ることが考えられます。いずれも兵庫勢ですから、地域性で立命館宇治が選ばれ、8強の中では、優勝の神戸国際大附に善戦した天理と地域性で智弁和歌山が出場しそうです。立命館宇治がコールド負けの影響で落ちるようなら、準々決勝で立命館宇治に敗れた智弁和歌山も落選、そうなると浮かび上がるのが初戦負けの中から、北大津と向陽の2校です。でも、可能性は低いでしょうね。もし、向陽が一般選考で選抜されると、21世紀枠Aは新潟が選ばれることになりそうです。
中国・四国は、3:2の配分がいつも問題になります。中国の4強は開星・関西の他に広陵と石見智翠館です。一方、四国の4強は今治西・高知・済美・岡豊。選抜独自の選抜方法である地域性から選べば広陵で決まりです。でも、純粋に試合結果から選ぶと済美も可能性が出てきます。
◎21世紀枠の3校。過去の2年間の21世紀枠選抜地区を見ると、2008年が関東・東海・中国、2009年が東北・近畿・九州です。この割りふりが法則通りならば、今年は北海道・北信越・四国の順番となります。ただし、21世紀枠を一つの話題作りの一環と考えれば、地区毎の回り持ちという選択肢は考えにくいですね。北海道の武修館が私学というのも厳しい条件ですね。そこで、私が考えたのは、@地区大会の実績で山形中央、A旧制海草中学というオールドファン垂涎の向陽、B部員数18人という四国の初出場校にとっては必須条件(池田の11人・中村の12人に次ぐ18人)を兼ね備えている川島、という3校です。ただ、21世紀枠はそれ以外の条件が重要視されることもあるので、分かりません。
※21世紀枠には、もう一つの選考方法があります。それは、東西で1校ずつ選んだ後に、あと1校を残った学校から選ぶと言うものです。この方法が採られた場合には、新潟・向陽・川島の3校という選択肢もあります。どうなるか分かりません。
◎明治神宮枠は、東海地区に+1が与えられます。これは、三重で鉄板だと思います。
あくまで、勝手に予想したものですから、外れても恨みっこなしに願います。実際の選考会が楽しみですね。

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