WBCに参加する侍JAPANの選手28人が発表されました。合宿に参加していた33人から5人が落選して、最終的に28選手となった訳です。
それでは、最終決定した28選手を確認してみましょう。
【最終登録メンバー】
▽投手
涌井秀章(西武)
能見篤史(阪神)
沢村拓一(巨人)
今村 猛 (広島)
田中将大(楽天)
杉内俊哉(巨人)
前田健太(広島)
森福允彦(ソフトバンク)
内海哲也(巨人)
大隣憲司(ソフトバンク)
牧田和久(西武)
山口鉄也(巨人)
攝津 正 (ソフトバンク)
▽捕手
相川亮二(ヤクルト)
阿部慎之助(巨人)
炭谷銀仁朗(西武)
▽内野手
鳥谷 敬 (阪神)
井端弘和(中日)
松田宣浩(ソフトバンク)
坂本勇人(巨人)
松井稼頭央(楽天)
稲葉篤紀(日本ハム)
本多雄一(ソフトバンク)
▽外野手
糸井嘉男(オリックス)
中田 翔 (日本ハム)
内川聖一(ソフトバンク)
長野久義(巨人)
角中勝也(ロッテ)
ちなみに、落選した5選手ですが、投手2人、内野手1人、外野手1人の内訳は予定通りでした。
▽投手
山井大介(中日)
浅尾拓也(中日)
▽内野手
村田修一(巨人)
▽外野手
大島洋平(中日)
聖沢 諒 (楽天)
ここで、28人を見た場合に不安材料が出てきます。
@WBC統一球への対応の遅れ。
A仕上がりの遅れと故障の懸念。
B低調な打線。
C足を使った攻撃ができるかどうか?。
D抑えを誰が担うのか?。
@に関しては、田中・内海など先発の軸になってほしい投手がボールとの相性が悪く、不安材料を残していること。
Aに関しては、前田のように肩の変調を感じさせる投手の起用法をどう考えるのか?。WBCで選手生命を終わらせる訳には行きませんからね。
Bこれは、かなり深刻です。今日の紅白戦でも貧打が解消されていません。
C大島・聖沢など足を使える選手が落選したために、足のスペシャリストがいないのです。ここ一番の攻撃で機動力が使えるのかどうか?不安です。
Dセットアッパーは山口や森福など、試合を作れる投手がいますが、抑えの投手がいません。ここでは攝津をクローザーにするのが無難かと思いますが、どうでしょうか?。
※その他です。短期決戦に重要となるユーティリティープレーヤー、特に内外野を守れる選手は貴重な戦力になりますが、今回のメンバーに見当たりません。井端が外野の経験はありますが、戦力として計算はできないでしょう。

何はともあれ、決まったのですから、このメンバーで優勝を目指して戦うしかありません。3連覇を意識せずにベストを尽くして戦ってほしいと思います。その上で、優勝できれば嬉しいですよね。
今後、23日(土)と24日(日)の2日間、京セラドーム大阪でオーストラリア代表との壮行試合を経て、3月2日(土)のブラジル戦で開幕します。
◇A組日程
http://baseball.yahoo.co.jp/wbc/schedule/first/A/
期待と不安でその日を待ちたいと思います。

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