大相撲七月場所12日目。康平は西23枚目の有島と対戦しました。日大レスリング部出身の異色力士ということで過度の意識が働くことが一番怖かったのですが、結果はどうなったでしょうか?。
それでは、12日目の序二段の取組結果です。いつも通り、左側が勝ち力士です。
【12日目】
肥後光 叩き込み 石原山
蘆隆山 寄り倒し 琴宇留賀
中野 寄り切り 伊那の富士
若戸大橋 押し倒し 美浜海
緒方 寄り切り 白美山
藤田 叩き込み 若山中
大国岳 上手投げ 貴英来
翔尾円 寄り切り 琴吹雪
丹野 寄り切り 剣風
常川 寄り倒し 小松
佐田ノ華 寄り倒し 真裟刃
朝上野 寄り切り 古関
琴乃島 寄り切り 市来
栃天翔 寄り切り 矢ケ部
大翔樹 突き出し 霧丸
魁将 掬い投げ 大国山
栃佐藤 寄り切り 原
春日岩 突き落とし 隆齋藤
虎受 寄り切り 大幸山
銀星山 押し倒し 櫻潮
呉錦 押し出し 湊竜
大翔藤 寄り切り 美馬錦
掛橋 叩き込み 肥後ノ華
大子錦 押し出し 琴大和
浜田山 一本背負い 貴神龍
北の峰 引き落とし 富士寿
響龍 寄り切り 豊見山
梅津 寄り倒し 甲斐
颯天 寄り倒し 隠岐の岩
東政馬 二丁投げ 北勝照
嶋田 押し出し 有明
力山 掬い投げ 大由志
栃岐岳 掬い投げ 中園
古場 押し出し 琴全翔
大天佑 寄り切り 足立
神泉鵬 寄り切り 大広星
佐々野 叩き込み 森垣
智ノ富士 寄り切り 土佐
大翔鵬 寄り切り 棚橋
深海山 寄り倒し 石原
寛龍 押し出し 霧桜
有島 うっちゃり 大森
朝乃丈 下手出し投げ 刃力
荒行志 蹴返し 貴翔馬
前大将 寄り切り 朝ノ島
新栄山 寄り切り 八菅山
土俵際の逆転負けは悔しいですね。相手は元レスリング選手ですから、捨て身技は得意です。不用意でなくても食ってしまうので、できるだけ組みたくなかったのですが、終わったことは仕方ありません。次、頑張りましょう。
さて、今日は「一本背負い」の決まり手がありました。文字通り柔道の一本背負いなのですが、相撲では「相手に背中を向ける」技ということであまり推奨されません。
「一本背負い」
相手の片腕を両手でつかみ、相手のふところに入って肩にかつぎ、前に投げ倒すこと。
(参照:日本相撲協会公式サイト)
もう一つ「二丁投げ」。これは以前は珍しい決まり手ではなくて、豪快な投げ技として見かけるものでした。実力差がある対戦で出やすい技ですので、最近はあまり見かけなくなりました。
「二丁投げ」
四つに組み、右(左)足を相手の、右(左)足のひざの外側に掛けて、払うように投げること。(二丁とは、二本足のことをいう。)
(参照:日本相撲協会公式サイト)
珍しい決まり手というのは、ちょっとだけテンションが上がります(笑)。相撲の面白みが増しますよね。
それでは、明日13日目の序二段取組です。
【13日目の取組】
森宗 − 琴宇留賀
緒方 − 大翔浜
北斗龍 − 若山中
大国岳 − 潮来
丹野 − 藤田
旭光 − 佐田ノ華
照道 − 琴宮倉
掛橋 − 蘇
華吹 − 竹井
大翔樹 − 矢ケ部
栃佐藤 − 隆齋藤
増竜 − 春日岩
呉錦 − 阿光
突光力 − 大翔藤
琴大村 − 銀星山
大志 − 吉村
櫻 − 琴大和
闘林山 − 大鷹山
長谷川 − 白美山
大翔宗 − 隠岐の岩
豊見山 − 東政馬
大翔鵬 − 北勝旺
玉一進 − 光源治
琴松尾 − 兼子
頂 − 豪刃龍
森垣 − 濱上
琴大興 − 山本
寛龍 − 石原
大森 − 智ノ富士
荒行志 − 八菅山
康平の明日の対戦相手は、西23枚目の智ノ富士です。34歳、土俵人生20年超のベテランです。一度番付外まで落ちながら、再び這い上がってきた苦労人です。康平にとっては門番ともいえる力士との対戦です。結果を残したい一番ですね。真正面から正攻法で前に出る相撲が良いのではないかと思います。
相撲の勝ち星は「4勝」と「5勝」では「一つしか違わないではないか?」と思われるかも知れません。でも、これは1つの星の差ではないのですね。
「4勝3敗」は「勝ち越し1点」ですが、5勝2敗は「勝ち越し3点」なんですね。番付には倍以上の影響力があります。ですから、明日の一番はより重要なんですね。頑張れ、康平!!。

2