大相撲九月場所の7日目、今場所もほぼ半分を終えようとしています。中々勝てなくて厳しい土俵の続く康平ですが、7日目の相撲はどうだったでしょうか?。まずは自分の相撲を取ることに集中してほしいと思います。
それでは、7日目の三段目取組の結果です。左側が勝ち力士です。
【7日目】
濱上 押し出し 田口
深海山 上手投げ 犀皇丸
頂 引っ掛け 熊王
北勝旺 上手投げ 大勇人
朱鷺ノ若 寄り切り 寛龍
恵比寿丸 押し出し 千代疾風
龍王山 叩き込み 北勝騎
出羽ノ城 極め出し 大翔城
福島 寄り切り 荒行志
栃登 上手投げ 寺尾翔
琴隼 突き出し 津軽海
朝乃丈 上手投げ 玉皇
栃春日 突き落とし 大森
前乃富士 押し出し 君島
扇富士 突き落とし 剛乃海
濱豊 押し出し 彩翁
羅王丸 寄り倒し 加賀ノ花
四賀峰 突き落とし 神山
魁渡 叩き込み 琴の秀
樹龍 つき手 有島
瓦海 押し倒し 美登桜
飛燕力 寄り切り 栃乃島
栃港 引き落とし 大翔海
春日波 寄り切り 貴天秀
善富士 押し出し 寺尾海
栃颯 叩き込み 魁ノ隆
栃乃国 押し倒し 大野城
玉大輝 寄り切り 千代雷山
北勝若 押し倒し 力斗
大鷹浪 上手投げ 大湊
若青葉 引き落とし 鶴大輝
鰤の里 突き倒し 荒篤山
大翔鵬 寄り切り 大勝道
碧の正 押し出し 時嵐
碧海浜 寄り切り 唐津海
大露羅 寄り切り 剛力山
春日龍 掬い投げ 東里
喜ノ国 掬い投げ 壱岐の嶋
篠原 寄り倒し 大原
屋久ノ島 押し出し 貴麻衣
西山 押し出し 朱雀
鶴乃湖 引き落とし 玄海鵬
琴鳳 引っ掛け 常陸號
朝乃土佐 叩き込み 福の邦
若圭翔 押し出し 高春日
飛天龍 寄り切り 松葉山
克乃富士 押し出し 蓮台山
藤の海 押し出し 湊将
康平、遂に4連敗で今場所の負け越し決定。場所前から厳しい相撲を予想していましたが、実際に負け越しが決まってしまうと寂しいものです。しかし、今場所が終わった訳ではありません。残り3番あります。この残り3番の結果次第で来場所以降が変わって来ます。三段目に残るのか、序二段で再スタートするのかでは大きく違って来ますから、残り3番に全力で悔いを残さない相撲を取ってほしいと願っています。
さて、7日目には
「引っ掛け」という決まり手が2番ありました。それについて、少し解説します。

突き押しの攻防の中で、相手の腕を両手で抱え、体を開いて相手を前に倒すか土俵の外に出す技です。相手の腕を両手で抱える技には「とったり」もありますが、「引っ掛け」と「とったり」の違いは、相手を捻り倒す「とったり」に対して、主に相手を土俵の外に引っ張り出す「引っ掛け」ということになります。もう一つ似た技に「腕捻り」がありますが、「腕捻り」は捻る方向が逆になります。
2003年11月場所7日目、横綱武蔵丸が平幕の土佐ノ海に「引っ掛け」で敗れ、その後引退を表明したために、これが武蔵丸現役最後の決まり手となりました。
では。中日の取組です。
【中日(8日目)の取組】
神泉鵬 − 栃天翔
智ノ富士 − 千代の勝
竜風 − 中園
豪毅 − 貴翔馬
刃力 − 力山
富士ノ風 − 佐藤
朝西村 − 西内
越ノ浪 − 荒獅子
勇輝 − 琴翼
闘鵬 − 大花
羽後の海 − 棚橋
霧嵐 − 出羽の郷
駿馬 − 霧の富士
太田 − 琴陸山
暁 − 八菅山
大翔鶴 − 大地
坪見 − 浜美龍
闘王富士 − 古場
玉乃鷹 − 朝興貴
大瑠璃 − 大天白
若ノ藤 − 武誠山
大忍 − 琴健勢
北勝鶴 − 春日島
海士の島 − 魁ノ鞍
琴太豪 − 新栄山
三浦 − 太熊
千代稀琉 − 水戸晃
加美豊 − 大翔灘
琴大龍 − 兜岩
北勝花 − 蒼天龍
大翔若 − 竜勢
能登東 − 小浜海
高見劉 − 大乗
琴誠剛 − 佐田ノ里
琴福寿 − 安芸乃山
久之虎 − 徳州山
龍勢旺 − 真鶴
香富士 − 大若
天一 − 大神風
佐田錦 − 白龍
鬼怒ノ浪 − 荒闘司
佐田ノ国 − 若光
春晃 − 白鷹山
木瀬乃若 − 明生
木曽満 − 若龍勢
高世 − 男女ノ里
旭鵬山 − 阿武咲
鋼 − 駒木龍
さあ、折り返しです。ある意味ここからが正念場と言えますね。康平の土俵はありませんが、ここは切り換えて新たな気持ちで土俵に上がる為のインターバルだと思ってくれたら良いかも知れませんね。

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