試合結果は既にご存知の通りです。今回は国立競技場編とします。
遂に聖地にやって来ました。ファジアーノ岡山にとっては今の国立で最初で最後の試合を行う日でもあります。
何と言っても「NATIONAL STADIUM」の響きは、どんなに新しく立派で大きなスタジアムができたとしても、絶対に越えられない魂の系譜があります。
できた当時としては、空前絶後の競技場だったことが想像できます。古い建造物ですが、懐かしい昭和のスタジアムの何ともいえない独特の雰囲気が感じ取れます。
既に周辺は少しずつ改築に向けた動きが見えます。2020年の東京オリンピックに向けての建て替え工事が始まるのが7月。この威風堂々とした昭和の栄光を感じられるのもあと僅かです。

バックスタンドからスタジアムを見たいと思い、行ってみました。
丁度その時上を見上げると

聖火台に火が見えます。これは感動ものでした。

バックスタンドからメインスタンドを見るとこんな感じです。思ったほどは大きくない、むしろこじんまりとしたたたずまいです。
グラウンドも最近の陸上競技場に比べて狭い印象です。スタンドの下側は掘り下げて低く半地下になっていて、これも昭和を感じさせます。新しい競技場にはなくなった懐かしい構造です。
鉄筋を相当使っているだろう太い柱が林立する様は当時の最先端技術を駆使したものだったことをうかがわせます。トイレなど、階段を上り下りする作りもスペースを無駄にしないための当時の流行でしょうね。今では一番に批判されそうな部分でした。

そして試合開始が近づいてきます。

もちろん、勝って帰ることが一番の目的ですから、それに越したことはありません。

しかし、それ以上に国立を堪能できる試合になれば嬉しいのでした。
選手入場です。

さあ、頑張っていきましょう。
試合開始です。

暗くなると、聖火の炎は一段と輝きを増します。

前半は押し込まれる展開で、危ない場面を何度も経験しますが、何とかスコアレスでハーフタイム
後半は風上に立ったこともあって、少しずつ攻勢に転じます。シュートは相変わらず少ないですが。

それでも上田の実に周りを見通した優しいパスに荒田が抜け出して、今季初ゴール。先制しました。
その後は追加点を奪えず、ヴェルディの猛攻にさらされて生きた心地のしない場面を何とか切り抜けて

タイムアップ
今季2勝目を聖地国立に刻みました。

でも、このラインダンスをまだホームで見ていないんですよね。

次はホームで何としても勝利を挙げてほしいのです。
ともあれ、最初で最後の国立で勝利。気分良く帰途につきました。
これで、東京珍道中記を終わります。最後までお付き合いいたたきましてありがとうございました。

5