大相撲夏場所2日目は上位陣に波乱のない日になりました。白鵬に初日から土がつくスタートでしたが、ある意味場所的には盛り上がるのでいいと思っています。ただ、遠藤は連敗スタートでかなり心配です。
では、いつものように三段目の2日目取組結果です。左側が勝ち力士です。
【2日目】
将豊竜 引き落とし 滝口
大翔城 上手投げ 山本
徳太宝 寄り切り 勝武士
坪見 寄り切り 廣瀬
剛乃海 押し倒し 出羽大海
一心龍 掬い投げ 闘王富士
琴大和 押し出し 宇野
千代疾風 叩き込み 琴虎
原田 叩き込み 北勝剛
水戸晃 押し出し 土佐光
大翔鶴 寄り切り 栃伊万里
力山 突き出し 屋久ノ島
琴陸山 押し出し 磯東
北勝鶴 叩き込み 湊将
彩翁 突き落とし 樹龍
富士ノ風 寄り切り 春日龍
栃の濱 押し出し 春桜
力斗 叩き込み 藤乃若
拓海 小手投げ 睦風
出羽ノ城 寄り切り 旭鵬山
高見劉 掬い投げ 刃力
鶴大輝 押し出し 琴隆成
水戸司 寄り切り 有島
羅王 寄り切り 暁
栃颯 押し倒し 大神風
石井 寄り倒し 北皇
甲斐 上手投げ 神嶽
大鷹山 寄り切り 瓦海
大乗 寄り切り 美登桜
鋼 寄り切り 矢ケ部
太熊 寄り倒し 深海山
福の邦 突き出し 飛燕力
相山 寄り切り 北勝花
玉金剛 押し出し 若ノ藤
四賀峰 押し出し 荒闘司
能登東 突き出し 濱豊
駿馬 引き落とし 闘鵬
爆羅騎 叩き込み 天一
克乃富士 寄り切り 貴麻衣
徳州山 押し出し 鳴海
濱春日 押し出し 大子富士
琴仁成 叩き込み 長尾
福倭 寄り切り 魁錦
貴源治 外掛け 加美豊
宗像 寄り倒し 翔傑
富栄 引き落とし 大鷹浪
巨東 寄り切り 大翔若
琴欣旺 押し出し 松葉山
2日目の幕内、十両の土俵で以前はよく見かけていたのに最近はあまり見ないな、と感じる決まり手が3つありましたので取り上げたいと思います。
足取り

相撲の実戦的な心得の一つに「足が取れたら、相手の太ももを枕に寝ろ」というのがあります。これが足取りの極意ともいえます。相手の懐に潜り込み、相手の片足を両腕で抱え、体重をかけて仰向けに倒す技です。最近ではあまり見かけなくなりましたが、今年の初場所で安美錦が遠藤に足取りで勝っています。
小股掬い

出し投げを打った後、相手の踏み込んだ足(自分に近いほうの足)を内側から掬って倒す技です。流れの中での連続技という印象の強い決まり手で、かつてほどは見かけなくなりました。
蹴手繰り

立合いの際に相手の足を蹴り、相手を倒す技です。土俵上の攻防の中で相手の足を蹴り、相手を倒せば蹴返しとなります。上位と対戦する小兵力士が奇襲として利用する技というイメージが強く、以前は頻繁に見ることができましたが、大型化の進んだ昨今では、失敗すると弾き飛ばされるリスクもあり少なくなったように感じます。
それでは、3日目の取組です。
【3日目の取組】
滝口 − 剣風
竜風 − 山本
勝武士 − 大ノ蔵
廣瀬 − 北の峰
出羽大海 − 琴力泉
闘王富士 − 坂邊
宇野 − 頂
琴虎 − 佐田ノ里
魁鵬 − 北勝剛
寺尾翔 − 土佐光
鰤の里 − 栃伊万里
朝乃土佐 − 磯東
西大司 − 北勝鶴
北洋山 − 彩翁
熊王 − 宮内
春桜 − 恵比寿丸
藤乃若 − 琴大龍
山口 − 力斗
出羽ノ城 − 武誠山
東翔 − 栃春日
鶴大輝 − 高見劉
水戸司 − 三重乃里
北勝旺 − 暁
春晃 − 栃颯
北皇 − 大翔前
神嶽 − 琴翼
春日嶺 − 瓦海
美登桜 − 藤の花
鋼 − 高盛
太熊 − 豊後錦
福の邦 − 蓮台山
相山 − 極芯道
大露羅 − 玉金剛
小池 − 四賀峰
若力堂 − 濱豊
碧海浜 − 闘鵬
善富士 − 天一
爆羅騎 − 高麗の国
鳴海 − 拓錦
濱春日 − 久之虎
長尾 − 壱岐の嶋
魁錦 − 北勝若
琴誠剛 − 貴源治
翔傑 − 千代雷山
富栄 − 桜児竜
竜勢 − 大鷹浪
大翔若 − 大地
前乃富士 − 松葉山
西大司が3日目に対戦するのは八角部屋の北勝鶴です。平成16年3月初土俵の26歳。身体はさほど大きくありませんが、経験値は侮れません。当たり負けせず、常に先手先手で攻めて行きたいところです。集中力を切らさず連勝スタートを切りましょう。

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