負けられない戦いの続く火の鳥NIPPON。セルビアは何度も痛い目にあった相手。ロシアよりも更に高く、多彩な攻撃を誇るチーム。日本が最も苦手とする伝統的な東欧スタイルです。
この試合に勝つか負けるか? ある意味、今大会の中で一番重要な試合でした。
FIVBワールドカップ女子バレーボール大会2015
<Aサイト>
《宮城県仙台市体育館》
*ドミニカ=ドミニカ共和国です。
ロシア 3-0 ペルー
┌25-14┐
│25-10│
└25-20┘
韓国 3-1 ドミニカ
┌18-25┐
│25-17│
│25-23│
└25-18┘
セルビア 3-2 日本
┌24-26┐
│25-17│
│25-14│
│21-25│
└15-09┘
<Bサイト>
《桃太郎アリーナ》
ケニア 3-0 アルジェリア
┌25-14┐
│25-11│
└25-11┘
中国 3-0 アルゼンチン
┌25-14┐
│25-11│
└25-20┘
米国 3-0 キューバ
┌25-15┐
│25-11│
└25-15┘
2セット目が全てでした。1セット先取した次のセットは何が何でも取りに行かないといけないのです。そうすれば相手が戦意喪失して自滅してくれたのですが。但し、2セットダウンから逆転勝ちしたロシア戦を考えると今大会のセルビアはメンタル面も強くなったと思いますが。
強い相手と対戦して勝つには先手必勝。本調子を出させずに勝つことです。それができなかった日本に勝機は残っていませんでした。むしろフルセットに持ち込んだ粘りを評価しましょう。
順位が5位に下がったことよりも残りの対戦を考えてみると、苦しいですね。上位との対戦を終えているセルビアが最も有利と思います。日本は残り3試合に全勝して、更にロシアが1敗以上してくれることを望まないといけません。セット率の関係もありますから1セットも落としたくないところです。
ここから驚異的な粘りを発揮できるかどうか? 剣ヶ峰の日本にチャンスはそう多くありません。

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