まず、ファジアーノ岡山公式HPの記事から引用します。
ホームゲーム11試合を終えて「2016シーズンを上回る入場者数への御礼」
http://www.fagiano-okayama.com/news/p1473053134.html
※以下、引用です。
いつもファジアーノ岡山へご支援、ご声援を賜り、誠にありがとうございます。
2月の開幕から約4か月が経過し、ホームゲームも7月1日の水戸ホーリーホック戦で11試合を終了いたしました。2015シーズンより実施しております「Challenge1」について、2017シーズンの前半11試合を振り返り、ファン・サポーターの皆さまへ現状をご報告させていただきたく存じます。
先日の7月1日(土)水戸ホーリーホック戦でホームゲーム11試合を終え、平均入場者数は目標の1万人を割り込んだ8,698人となりました。ファン・サポーターの皆さまにおかれましては、本取り組みにご理解とご賛同くださり、日頃からシティライトスタジアムにて選手たちを後押ししてくださっていることに、改めて感謝申し上げます。
現在の平均入場者数8,698人は2016シーズンの11試合消化時点と比較すると、99人のプラスとなっております(2016シーズン11試合消化時点8,599人)。今シーズンの11試合の内訳は10,000人台が2試合、9,000人台1試合、8,000人台7試合、6,000人台1試合でした。
下表をご覧いただきたいのですが、例年4月末までは平均入場者数が伸び悩んでいるという結果が出ております。シーズンを4月末までと5月以降の2つに分けてみてみると、2015シーズンを除く4年間で、8,000人を割り込む試合が4月末までに集中していることが分かります。
<参考>試合別入場者数
J1昇格プレーオフ圏内の順位につけていた2013シーズンや2016シーズンも、例外無く同様のことが言える結果となっております。改めて、勝つこと、そして高い順位をキープすることだけが平均入場者数を増やすための正答ではないこと、また、季節に応じた打ち手が必要であることを痛感しております。2017シーズンの前半11試合におきましても、4月末までは4月8日ツエーゲン金沢戦で2年ぶりの6,000人台となる6,275人を記録するなど、厳しい結果となりましたが、それでも2016シーズンを上回る平均入場者数となった要因を以下のように捉えております。
(1)シーズンパスご購入者が過去最高
シーズンパスをご購入くださった方は、6月16日時点で3,116人(2016シーズン比+192人)となり、1試合あたりの来場者数も2,750人と、2016シーズン11試合消化時点と比較してプラス326人となっております(ハーフシーズンパスは除く)。
(2)お誘いプロジェクト参加者が過去最高
2015シーズンより開始いたしましたお誘いプロジェクトを2017シーズンは全試合で実施いたしております。ご参加くださった方は、1試合あたり1,250人とTシャツ企画を除いた平均参加者数が過去最高となっております。2015シーズンから年を追うごとにご参加くださったファン・サポーターの方の人数が増えていることが、平均入場者数の増加に大きく寄与しております。
(1)にございますように、シーズンパスご購入者が増えていることも、このお誘いプロジェクト参加者数増加に繋がっていると考えられます。順位が伸び悩むなかでも1試合平均約700人をお誘いくださっていることに、改めて感謝申し上げます。
2015シーズン終了後に挙げた課題の1つである夢パス入場者については、ここまで1試合平均入場者数911人と2015シーズン終了時と比較すると微増ですが、2016シーズン終了時比▲49人となっており、今シーズンも課題解決には至っていないのが現状です。
ご家族、そして子どもたちにとって過ごしやすく、楽しいスタジアムをこれまで以上に創ってまいりたいと考えております。
2017シーズンは11試合消化時点で2016シーズンを上回る平均入場者数となっておりますが、目標とする平均入場者数1万人には1,302人届いていない状況です。平均入場者数1万人に向けては残り10試合で1試合平均11,432人の方にお越しいただく必要がございます。
7月23日(日)レノファ山口FC戦より始まる夏夜祭の4試合では、毎夏恒例のウォータースライダーやTシャツプレゼント企画、浴衣デーなどを実施する予定でございます。ご友人やご家族とお楽しみいただけるイベントをご用意して、皆さまのお越しをお待ちしております。
チームはここからの巻き返しを誓うとともに、フロントスタッフは様々な活動を通じてChallenge1の取り組みを知っていただき、1人でも多くの県民の皆さまがファジアーノ岡山に興味を持って関わってくださるよう、より一層努力してまいります。
スタジアムにお越しくださった際には、最高のホスピタリティで皆さまをお迎えし、皆さまとともにワクワクできる空間を創り上げていきたいと考えております。ファン・サポーターの皆さまにおかれましては、引き続き、1人でも多くのご友人やご家族をお誘いいただき、ともに戦ってくださいますよう、切にお願い申し上げます。
そうなのですが、昨シーズンは夏場から猛烈に追い上げて、最終戦で無理やり1万人に乗せたという経緯があります。大事なのはこれからなのです。文中にもあるように、
「勝つこと、そして高い順位をキープすることだけが平均入場者数を増やすための正答ではない」のは真実です。しかも、今まで何度も述べましたが、良い試合をしても入場者は増えないにも関わらず、悪い試合をすれば確実に入場者が減ります。ここが一番難しいところなのです。
ですから、観戦の主体がサッカーなのは間違いないにせよ、それだけで客足を伸ばすことはできないということを肝に銘ずる必要があります。集客に何を持ってくるかはクラブの才覚に左右されるのです。集客対象が子供なのか、大人なのかによってイベントも様変わりします。少なくとも金をかけずに入場客を増やそうというような虫のいい話はありません。大事なのは費用対効果です。生きた金の使い方ができるクラブが一歩先を行きます。
前々から言い続けてきたことがあります。Cスタでのファジのホームゲームに関して言えば、その基礎数字は
「6,000人」だと考えています。つまり、雨が降ろうが雪が降ろうが、勝とうが負けようが、何があってもスタジアムに足を運ぶ人の最低の数字が6,000人だと考えています。従って、6,000人を下回ることがもしあったとすれば、その時が危機的状況だと言えます。今季の最低数字だった金沢戦が6,275人でした。危機的数字の一歩手前だったと言えます。今後にこの基礎数字を大きく超える集客策が効果的に作用することを願って止みません。
Cスタのキャパは2万人。緩衝地帯を引いて、Jリーグに認められる安全基準をクリアするためには、16,500人が上限になります。平均入場者数1万人を超えることがどれだけ難しいかがここにあります。稼働率が高くても1万人を超えられないとすれば、本質的な問題がこのCスタの器の小ささにあると思っています。Cスタのキャパを広げることが不可能であれば、専スタ構想が浮上します。しかし、Cスタに匹敵するアクセスの良さで専スタを建設できる立地の場所がありません。難題はまだまだ多くあります。現状なら、Cスタをキャパ一杯に埋めるために何ができるかを追求し続けなければなりません。そこから、未来が開けて来ます。追い求めましょう。
現地で生観戦することがクラブの力になります。よろしくです。
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