広島へ来ました。隣県とは言え、岡山から広島までの距離は大阪より遠いですから、それほど頻繁に訪れることはありませんでした。何かのきっかけがなければ普通に来ることはあまりない地域です。
それにしても、寒いですね。
ここは、皆実町にある猫田記念体育館です。V・チャレンジリーグT女子広島大会にやって来ました。
試合の結果などは後程として、故猫田勝敏さんを記念して建てられた体育館をほんのさわりだけ見てみました。
展示ブースには猫田さんの胸像があります。若くして亡くなった「孤高の天才セッター」と呼ばれますが、彼の実像は「努力の天才」と言えるのだと思います。
当時を知る方にとっては実に懐かしいミュンヘンオリンピック当時のブレザーと背番号「2」のユニフォーム。
当時の代表のユニフォームの胸には
「日の丸」もしくは
「NIPPON」の文字。
段々と諸外国に迎合するようになって来た頃から、知らず知らずのうちに胸表記が「JAPAN」に変わって行ったのですが、当時は日本人の誇りのほうが上回っていた時代のように思います。
当時の流行は「襟付き」の「長袖」でした。バレーボールを少しでも志した方にとっては、「襟付き」「長袖」と「白地に赤」のユニフォームは憧れの存在だったのです。
このユニフォームでミュンヘンを戦った12人の男たち。
背番号順に、
1 南
2 猫田
3 中村(C)
4 西本
5 木村
6 深尾
7 野口
8 森田
9 横田
10 大古
11 佐藤
12 嶋岡
松平監督に率いられた12人が、日本男子バレー唯一無二の五輪金メダルを奪取しました。懐かしいでしょ!?
常にその中心にいたのが、世界一のセッター「猫田勝敏」でした。
猫田さんの原点とも言える専売広島の跡地に建った体育館ということで、背筋が伸びる思いがするのは我々世代から上の方々なんでしょう。
若い選手たちには、何のプレッシャーもなく思い切ったプレーをしてほしいと思います。
鴎は広島で飛んだのか
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