J1参入プレーオフ1回戦が行われ、レギュラーシーズン6位の東京ヴェルディが5位の大宮アルディージャを「1-0」で下しました。東京ヴェルディは来週の2回戦でレギュラーシーズン3位の横浜FCと戦います。2回戦の勝者がJ1年間16位のチームとの決定戦を戦い、J1昇格を目指します。
出典:https://www.jleague.jp/j1sannyu/2018/
【J1参入プレーオフ1回戦】
*NACK5 11,858人
大宮 0-1 東京
┌0-0┐
└0-1┘
得点者:
71分 平 智広(東)
過去のプレーオフの結果を追いかけると、レギュラーシーズン5位のチームがJ1に昇格した例がなく、すなわち不吉な順位なのです。この魔の順位に位置した大宮アルディージャの敗退はある意味運命だったのかも知れません。
過去の順位別の昇格実績は、
◇3位・・・2度
◇4位・・・2度
◇5位・・・なし
◇6位・・・2度
今回は、3位と6位の争いとなりますが、更にJ1の16位クラブとの入替戦を勝ち抜かないといけなくなっており、昇格への関門は分厚く、固くなっています。
昨日の結果により柏レイソルのJ2降格が決まりました。長崎と柏は来季J2で戦います。
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本日、J3の2位にいる鹿児島ユナイテッドFCと3位のアスルクラロ沼津が対戦しました。もし、沼津が勝てば鹿児島と沼津の勝点差が「2」となり、最終節まで順位決定が引き延ばされることになります。J2ライセンスを持たない沼津が2位に入った場合には、J2で21位のロアッソ熊本のJ2残留が決まります。もしそうなれば熊本は昨年のブラウブリッツ秋田に救われた結果に続いて、2年連続降格圏の21位で残留するという不本意で不名誉な記録を作ってしまうことになります。
【J3第33節】
*白波スタ 10,916人
鹿児島 1-0 沼津
┌0-0┐
└1-0┘
得点者:
74分 中原秀人(鹿)
この結果、鹿児島ユナイテッドFCの2位が決まり、来季のJ2昇格が決定しました。J3の試合で10,916人の入場ということを見ても、鹿児島が如何にこの昇格を熱望していたかを感じることができます。
来季、FC琉球と鹿児島ユナイテッドFCの2クラブがJ2に昇格し、カマタマーレ讃岐とロアッソ熊本の2クラブのJ3降格が決まりました。
ファジも一歩間違えば、この降格レースに巻き込まれることを肝に銘じなければなりません。
2012年シーズンから始まったJ2からの降格チームですが、過去の降格クラブを確認しましょう。
◆2012年
FC町田ゼルビア
◆2013年
ガイナーレ鳥取
◆2014年
カターレ富山
◆2015年
栃木SC,
大分トリニータ
◆2016年
ギラヴァンツ北九州
◆2017年
ザスパクサツ群馬
◆2018年
カマタマーレ讃岐,
ロアッソ熊本
1999年にJリーグに加盟した大分トリニータを除けば、J3降格の憂き目を見たのはJ2昇格年の若いクラブに限定されています。
降格クラブのJ2昇格年を見てみると、
FC町田ゼルビア:2012年
ガイナーレ鳥取:2011年
カターレ富山:2009年
栃木SC:2009年
ギラヴァンツ北九州:2010年
ザスパクサツ群馬:2005年
カマタマーレ讃岐:2014年
ロアッソ熊本:2008年
2009年にJ2昇格を決めたファジアーノ岡山はかなり危険な年代といえそうです。既に10年をJ2で暮らしており、きっかけがどんな形であれ歯車が狂えばJ3降格もあり得ることを常に考えておかないといけませんね。
更に、魔界と呼ばれるJ3に一旦落ちて再度J2に帰って来たクラブは、町田・大分・栃木の3つしかないことを見ても、降格することがクラブに致命的ダメージを与えることは間違いありません。但し、今季2位でJ1昇格を果たした大分、4位と躍進した町田(J1ライセンスなし)を見ると、復活クラブは強さを身に着けて帰って来ると言えそうです。
2013年 J1、2014年〜2015年 J2、2016年 J3、2017年〜2018年 J2、2019年 J1 と回文のような乱高下を繰り返す大分トリニータは稀有な実例として、今後のクラブ運営を考えてもJ3降格だけは何としても避けなければならないことは言うまでもありませんね。
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今季のようなシーズンは危険信号ですよ。
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