現在のリーグ順位を昨日確認しましたが、その裏付けとなる各項目の数値をチェックして今後の戦い方などを考えたいと思います。
岡山シーガルズは現在12チーム中の5位に位置していますが、その中で何を強みとして持てば順位を上げられるのか? 勿論、issanが何を言っても関係ないと言われるのでしょうが、それも楽しみの一つなので色々考えてみようと思います。
にほんブログ村
【アタック決定率(バックアタック含む)】
※アタック決定率(%)=得点÷打数×100
@東レアローズ
試合数15 セット数53
打数2,016 得点855 失点82
決定率42.4
AJTマーヴェラス
試合数15 セット数55
打数2,201 得点920 失点103
決定率41.8
BNECレッドロケッツ
試合数15 セット数54
打数2,198 得点879 失点109
決定率40.0
Cデンソーエアリービーズ
試合数13 セット数50
打数2,089 得点777 失点97
決定率37.2
D久光スプリングス
試合数15 セット数56
打数2,142 得点795 失点101
決定率37.1
E岡山シーガルズ
試合数15 セット数55
打数2,406 得点869 失点100
決定率36.1
F埼玉上尾メディックス
試合数15 セット数55
打数2,398 得点851 失点107
決定率35.5
Gヴィクトリーナ姫路
試合数15 セット数61
打数2,572 得点905 失点136
決定率35.2
H日立リヴァーレ
試合数14 セット数54
打数2,131 得点747 失点159
決定率35.1
Iトヨタ車体クインシーズ
試合数14 セット数50
打数2,005 得点689 失点136
決定率34.4
JKUROBEアクアフェアリーズ
試合数15 セット数57
打数2,260 得点774 失点147
決定率34.2
KPFUブルーキャッツ
試合数15 セット数54
打数2,120 得点669 失点110
決定率31.6
アタック決定率は元々それほど高くないシーガルズ。一発で決め切ることよりも繋いで繋いで連続攻撃を仕掛けるスタイルなので、決定率よりも決定本数を増やすことを考えた方が良いでしょう。勿論、決定率が高いに越したことはありませんが。
にほんブログ村
【バックアタック決定率】
※バックアタック決定率(%)=得点÷打数×100
@JTマーヴェラス
試合数15 セット数55
打数283 得点118 失点28
決定率41.7
ANECレッドロケッツ
試合数15 セット数54
打数215 得点81 失点20
決定率37.7
BKUROBEアクアフェアリーズ
試合数15 セット数57
打数236 得点88 失点26
決定率37.3
C東レアローズ
試合数15 セット数53
打数216 得点73 失点17
決定率33.8
Dヴィクトリーナ姫路
試合数15 セット数61
打数131 得点44 失点16
決定率33.6
Eデンソーエアリービーズ
試合数13 セット数50
打数245 得点79 失点25
決定率32.2
F埼玉上尾メディックス
試合数15 セット数55
打数222 得点67 失点19
決定率30.2
GPFUブルーキャッツ
試合数15 セット数54
打数192 得点51 失点18
決定率26.6
Hトヨタ車体クインシーズ
試合数14 セット数50
打数198 得点51 失点22
決定率25.8
I日立リヴァーレ
試合数14 セット数54
打数120 得点30 失点10
決定率25.0
J久光スプリングス
試合数15 セット数56
打数116 得点28 失点10
決定率24.1
K岡山シーガルズ
試合数15 セット数55
打数46 得点11 失点4
決定率23.9
バックアタックは元々シーガルズの戦術になかったものですが、攻撃のバリエーションを増やす為には、時には使わないといけませんし、使えば決めなければなりません。その意味で、現在渡邊と古川が中心となってバックアタックを仕掛けているのを金田や吉岡も踏襲して行く必要はあるでしょうね。バックアタックのパイオニアの一人だったポーランド男子のトマシュ・ボイトビッチが「バックアタックに高さは要らない。誰もいないところを狙えば決まる」と語ったように、高さ不足がバックアタックを打てない理由にはなりません。如何に狙い打ちできるかです。今後の取組によっては武器の一つになります。
にほんブログ村
【アタック決定本数】
@JTマーヴェラス
試合数15 セット数55
打数2,201 決定率41.8
フロント802 バック118
決定本数 920
Aヴィクトリーナ姫路
試合数15 セット数61
打数2,572 決定率35.2
フロント861 バック44
決定本数 905
BNECレッドロケッツ
試合数15 セット数54
打数2,198 決定率40.0
フロント798 バック81
決定本数 879
C岡山シーガルズ
試合数15 セット数55
打数2,406 決定率36.1
フロント858 バック11
決定本数 869
D東レアローズ
試合数15 セット数53
打数2,016 決定率42.4
フロント782 バック73
決定本数 855
E埼玉上尾メディックス
試合数15 セット数55
打数2,398 決定率35.5
フロント784 バック67
決定本数 851
F久光スプリングス
試合数15 セット数56
打数2,142 決定率37.1
フロント767 バック28
決定本数 795
Gデンソーエアリービーズ
試合数13 セット数50
打数2,089 決定率37.2
フロント698 バック79
決定本数 777
HKUROBEアクアフェアリーズ
試合数15 セット数57
打数2,260 決定率34.2
フロント686 バック88
決定本数 774
I日立リヴァーレ
試合数14 セット数54
打数2,131 決定率35.1
フロント717 バック30
決定本数 747
Jトヨタ車体クインシーズ
試合数14 セット数50
打数2,005 決定率34.4
フロント638 バック51
決定本数 689
KPFUブルーキャッツ
試合数15 セット数54
打数2,120 決定率31.6
フロント618 バック51
決定本数 669
シーガルズとすれば、アタック決定本数を増やすことが勝利に直結することになるので、打数が増えたとしても、決定率が下がったとしても、この本数増加に努める必要があります。その為の攻撃の幅を広げる努力は止めることなく、ずっと継続しないといけません。
にほんブログ村
【ブロック決定本数(1セットあたり)】
※ブロック決定本数(1セットあたり・本)=得点÷セット数
@トヨタ車体クインシーズ
試合数14 セット数50
得点 113 セットあたり 2.26
A日立リヴァーレ
試合数14 セット数54
得点 121 セットあたり 2.24
B久光スプリングス
試合数15 セット数56
得点 124 セットあたり 2.21
CNECレッドロケッツ
試合数15 セット数54
得点 112 セットあたり 2.07
Dデンソーエアリービーズ
試合数13 セット数50
得点 101 セットあたり 2.02
E東レアローズ
試合数15 セット数53
得点 107 セットあたり 2.02
FJTマーヴェラス
試合数15 セット数55
得点 107 セットあたり 1.95
G埼玉上尾メディックス
試合数15 セット数55
得点 98 セットあたり 1.78
H岡山シーガルズ
試合数15 セット数55
得点 93 セットあたり 1.69
IKUROBEアクアフェアリーズ
試合数15 セット数57
得点 96 セットあたり 1.68
JPFUブルーキャッツ
試合数15 セット数54
得点 75 セットあたり 1.39
Kヴィクトリーナ姫路
試合数15 セット数61
得点 76 セットあたり 1.25
ブロックはシーガルズの決め手の一つでした。今季はブロックが決まらないことも成績が今一歩伸びない理由の一つです。最低でもセット当たり2本を超えることが今後の浮上のカギを握ることにもなりますので、もう一度精度を上げることができるように練習で磨きをかけてほしいですね。先日のホームゲームでは、2枚ブルックが割れる場面が散見され、それが今季の数字の低迷にも繋がっているように感じました。ミドルブロッカーが瞬時に動けるような判断力の向上に努めてほしいと思います。
にほんブログ村
【サーブ効果率】
※サーブ効果率(%)=((サービスエース×100)+(効果×25)‐(サーブミス×25))÷打数
@日立リヴァーレ
試合数14 セット数54
打数1,145
得点51 効果368 失点106
効果率10.2
A東レアローズ
試合数15 セット数53
打数1,259
得点60 効果357 失点113
効果率9.6
BJTマーヴェラス
試合数15 セット数55
打数1,291
得点54 効果373 失点100
効果率9.5
Cトヨタ車体クインシーズ
試合数14 セット数50
打数1,073
得点52 効果290 失点94
効果率9.4
Dデンソーエアリービーズ
試合数13 セット数50
打数1,146
得点42 効果311 失点59
効果率9.2
ENECレッドロケッツ
試合数15 セット数54
打数1,271
得点47 効果340 失点74
効果率8.9
Fヴィクトリーナ姫路
試合数15 セット数61
打数1,306
得点49 効果352 失点109
効果率8.4
G埼玉上尾メディックス
試合数15 セット数55
打数1,270
得点50 効果340 失点115
効果率8.4
H久光スプリングス
試合数15 セット数56
打数1,228
得点43 効果311 失点83
効果率8.1
IKUROBEアクアフェアリーズ
試合数15 セット数57
打数1,187
得点39 効果327 失点118
効果率7.7
JPFUブルーキャッツ
試合数15 セット数54
打数1,045
得点36 効果246 失点127
効果率6.3
K岡山シーガルズ
試合数15 セット数55
打数1,232
得点23 効果240 失点31
効果率6.1
毎年、シーガルズのウィークポイントに上げられ続けたサーブの弱さです。サーブ効果率が多少上下しても絶対的な勝敗への影響力は出てきません。得点に直結するのは、サーブの打数の多さです。この数字が大きいということは、効果率がどうあれ得点が多いという結論に達するからです。但し、サーブに工夫がなければ試合を優位に進められません。先日のPFU戦のように、サーブの強弱や変化の有無ではなく、相手のエースを狙い打つことで相手の得点力を削ぐなどの工夫は常に怠ってはいけません。それにしても、最低でも9.0%以上は狙いたいところです。
にほんブログ村
【サーブレシーブ成功率】
※サーブレシーブ成功率(%)=((成功数[優]×100)+(成功数[良]×50))÷受け数
@JTマーヴェラス
試合数15 セット数55
受数1,073
成功・優564 成功・良236 失敗273
成功率63.6
Aデンソーエアリービーズ
試合数13 セット数50
受数968
成功・優493 成功・良217 失敗258
成功率62.1
B東レアローズ
試合数15 セット数53
受数928
成功・優440 成功・良233 失敗255
成功率60.0
C岡山シーガルズ
試合数15 セット数55
受数1,116
成功・優563 成功・良208 失敗345
成功率59.8
D埼玉上尾メディックス
試合数15 セット数55
受数1,132
成功・優540 成功・良246 失敗346
成功率58.6
E日立リヴァーレ
試合数14 セット数54
受数1,117
成功・優507 成功・良282 失敗328
成功率58.0
F久光スプリングス
試合数15 セット数56
受数1,139
成功・優531 成功・良252 失敗356
成功率57.7
GNECレッドロケッツ
試合数15 セット数54
受数1,032
成功・優448 成功・良255 失敗329
成功率55.8
Hトヨタ車体クインシーズ
試合数14 セット数50
受数1,065
成功・優456 成功・良263 失敗346
成功率55.2
IPFUブルーキャッツ
試合数15 セット数54
受数1,157
成功・優484 成功・良301 失敗372
成功率54.8
Jヴィクトリーナ姫路
試合数15 セット数61
受数1,250
成功・優548 成功・良269 失敗433
成功率54.6
KKUROBEアクアフェアリーズ
試合数15 セット数57
受数1,204
成功・優445 成功・良371 失敗388
成功率52.4
以前からシーガルズの伝統的に下手くそなサーブレシーブを嘆き続けて来ました。ここ数年はサイドアタッカーとリベロのレセプション能力が向上した為に数値は見た目では向上しました。しかし、これはサーブ効果率の時に述べた話の裏返しで、受け数が少ないほど勝利に近いのです。つまり、相手のサーブ本数を減すことが受け数の減少に繋がるからです。それは得点が増えるという結果に繋がります。そこへの注目を大事にしたいですね。
攻守のバランスを考えた時に現状足りない項目を如何に伸ばすか、という観点と、長所をさらに伸ばしていくというどちらを選択するのか? シーガルズの現状を鑑みれば、全てを選択する力はありません。最も勝利に近付くための方策はサーブの工夫でしょう。今から強化はできないにせよ、狙うコースを選択し徹底的にそこを付くというやり方で新たな方向性を選択することはできそうですね。
後半戦はそういう点にも注目すると面白く観戦できるかも知れません。
応援、よろしくお願いします。
にほんブログ村

8