
昨日掲載した標識の対岸に立っている看板です。かなり年代ものの様に感じたのですが、実は最近の話でした。『吉井のつちのこ』として、全国的な話題をさらったのが2000年、今から9年前の話です。

この手配書は『吉井のつちのこ』とは直接関係がありません。それらしいものがないか、探して持って来ました。おそらく、戦前のものではないでしょうか?。
実は『吉井のつちのこ』にも手配書がありまして、発見年度の2000年にちなんで「生きたつちのこを捕獲した場合、賞金2,000万円進呈」というものです。しかも、賞金は1年経過ごとに1万円ずつ上がってくるのです。つまり、今年は「賞金2,009万円」ということになります。
おじさんも何となく思い出しました。あの時、ワイドショーを席巻した『吉井のつちのこ騒動』でしたね。
発見場所は、岡山県赤磐郡吉井町(現赤磐市)でした。農作業中に『つちのこ』を発見した人が、捕獲を試みましたが失敗、取り逃がしました。2〜3日後に別の人が溝の中に、奇妙な生物の死骸を発見し埋葬したそうです。
これが、幻の生物『つちのこ』ではないか?という話題になって、早速死骸を掘り起こして、川崎医療福祉大学にて解剖調査されたそうです。
その結果、毒蛇の死骸であること、細胞組織と毒素の分析によれば、「山かがし」であろうという結論に達しました。
しかし、細かい部分で山かがしとは異なる点があることがわかり、この蛇は『つちのこ』になりそこねた山かがしの『つちなろ』と命名されたのです。
一躍『つちのこの里』として脚光を浴びることになった吉井町は、町起こしの起爆剤として『つちのこ探索』を取り上げたのです。
そして、「生きたつちのこを捕獲した場合の賞金2,000万円(1年経過ごとに1万円ずつ増額)」という手配書が出来上がったそうです。

3〜5mほどジャンプするとか、「ちー」と鳴くとか、いびきをかいて寝るとか、日本酒が大好きとか、色々な特徴があります。探索してみませんか

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でも、「山かがし」も『つちのこ』も毒蛇です。ご用心下さいね。

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